「ジュラシックえちぜん」原画
絹谷 幸二氏
一般財団法人日本宝くじ協会
クレアーレ熱海ゆがわら工房
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/336554/LL_img_336554_1.jpg
「ジュラシックえちぜん」原画
駅の新たなシンボルとなるステンドグラスのタイトルは「ジュラシックえちぜん」です。福井県で発掘された「フクイティタン」「フクイラプトル」等をはじめとする恐竜たち、人気観光地の「永平寺」「東尋坊」、福井県のマスコットキャラクター「はぴりゅう」、えちぜん鉄道とアテンダントなど、福井県を代表する風物風景が、鮮やかな蒼空を背景に大胆な構図と豊かな色彩で描かれ、観る人を圧倒する絵柄となっています。
この作品の原画は、人類最古の壁画技法であるアフレスコ画を極めた洋画家の大家で、文化勲章受章者の絹谷 幸二氏が、福井県の取材も含めて2か月かけて描き下ろしたものです。絹谷氏の常にエネルギーに満ち溢れ明るくパッションが伝わる作風が、恐竜をはじめとした絵柄のモチーフを生き生きと躍動的に描き出しています。絹谷氏はこれまでに当協会の陶板レリーフのパブリックアート4作品の原画・監修をされていますが、今回初めてステンドグラスに取り組まれます。
現在、この原画をもとに、静岡県熱海市の「クレアーレ熱海ゆがわら工房」のステンドグラス職人が作品の製作を進めており、2023年3月に完成披露除幕式を開催する予定です。
【大型ステンドグラス「ジュラシックえちぜん」作品概要】
■当事業の目的
(1)洋画家・絹谷 幸二氏が描き下ろした原画をもとにしたステンドグラス作品により、パブリックアートの普及を促進
(2)パブリックアートを通じて気軽に芸術に慣れ親しむことで、人々の心に潤いを与え元気づける空間を創出
(3)駅利用者に福井県を印象づける作品を設置することにより、地域の活性化や観光振興に貢献
■設置場所
えちぜん鉄道福井駅改札口横
■規模
縦 約2.8m、横 約7.1m
■原画・監修
絹谷 幸二氏
■作品タイトル
「ジュラシックえちぜん」
■ステンドグラス製作
クレアーレ熱海ゆがわら工房(静岡県熱海市泉230-1)
■作家プロフィール
絹谷 幸二(きぬたに こうじ) 1943年生まれ 奈良県出身
東京藝術大学を経て1971年のイタリア留学によってアフレスコ(壁画技法)をさらに深め、帰国後、歴代最年少にて画家の登龍門である安井賞を受賞。多彩な技法を駆使し、エネルギーに満ちあふれた独自の画風を確立した。現在はシュルレアリスムと抽象表現主義を総合したような画面構成に吹き出しを組み込む事で、現代的な具象画の探求を行っている。2008年には渋谷駅の壁面にパブリック・アートを設置、2014年には文化功労者に選出、2021年には文化勲章を受章し、美術と社会を結びつける幅広い活動も行っている。
本パブリックアートは、一般財団法人日本宝くじ協会の「社会貢献広報事業」の助成を受けて整備されています。
◆公益財団法人日本交通文化協会ホームページ https://jptca.org/
<参考資料>
■パブリックアート創作拠点
クレアーレ熱海ゆがわら工房(静岡県熱海市泉230-1)
日本交通文化協会は、芸術文化の振興および環境芸術推進活動の一環として、熱海と信楽においてステンドグラス、陶板レリーフ、彫刻、モニュメントなど、パブリックアートの研究や制作支援を行っています。建築家・隈研吾氏の設計によるクレアーレ熱海ゆがわら工房は、釉薬研究施設や焼成サンプル室、ステンドグラススタジオ、ショールームなども完備され、数多くのアーティストとのコラボレーションが展開される第一級のパブリックアートの創造拠点です。
■当協会がこれまで企画・制作した絹谷氏原画・監修によるパブリックアート(4作品)
「セルリアンに染まる愛」(2001)
原画・監修/絹谷 幸二氏
セルリアンタワー(オフィス棟)
地下エントランスロビー(東京都)
「日輪飛翔」(2001)
原画・監修/絹谷 幸二氏
セルリアンタワー(オフィス棟)
地下エレベーターホール(東京都)
「VIVA YOKOHAMA」(2004)
原画・監修/絹谷 幸二氏
みなとみらい線 横浜駅 コンコース改札内(神奈川県)
「きらきら渋谷」(2008)
原画・監修/絹谷 幸二氏
東京メトロ副都心線 渋谷駅 池袋方面改札外通路(東京都)
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/336554/LL_img_336554_5.jpg
日本交通文化協会がこれまで企画・制作した絹谷氏原画・監修によるパブリックアート(4作品)