9月1日に行われた認証授与式
ISO 19650の認証証
ISO 19650は、BIMを使用して建設された資産のライフサイクル全体にわたって情報管理を行うための国際規格であり、BIMレベル2(注2)と同様の原則と高レベルの要件がすべて含まれます。今回の認証取得により、当社では成熟したBIMの導入を示すことになります。
BIMは、デジタルモデリングを使用して、設計から建設、保守、最終的に廃棄に至るまで、建設資産のライフサイクル全体にわたる情報管理の仕組みであり、3次元モデルを含む情報共有環境(共通データ環境)において、発注者や設計者、施工者、維持管理者間でのコラボレーションを可能にします。
現在、当社におけるBIMによる情報共有は、社内での運用が中心ですが、今後社会的にBIMの環境整備が進むと、お客様をはじめ設計者、工事関係者など全てのステークホルダーとBIMを介した情報共有が必須となることが想定されます。このような将来像に向けて、BIMによる情報管理マネジメントの整備が必須と考え、国際規格であるISO 19650の認証を取得するに至りました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/324114/LL_img_324114_1.jpg
9月1日に行われた認証授与式
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/324114/LL_img_324114_2.jpg
ISO 19650の認証証
当社では、設計から施工、維持管理の建築ライフサイクル全般で、建物のデータベースともいえるBIMを用いた情報の高度利活用を促進し、デジタル情報のバリューチェーンを構築することで社会課題の解決と社会に向けて新たな価値創造に取り組んでいきます。
(注1)ISO 19650 BIMを含む、建築及び土木工事に関する情報の統合及びデジタル化
ISO 19650-1:2018 BIMを使用した情報マネジメント:概念及び原則
ISO 19650-2:2018 BIMを使用した情報マネジメント:資産のデリバリーフェーズ
(注2)BIMレベル2
英国ではBIMの成熟度によって、レベル0からレベル3まで設定されており、英国政府は2016年4月以降、建物やインフラストラクチャーを含む中央調達政府プロジェクトに入札する建設サプライヤーに対して、BIMレベル2で作業することを要求している。