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【トルコ共和国大使館・文化広報参事官室】伝統的なローカルフード ~トルコの「スローフード」 トルコ観光の魅力の一つとして、今秋よりさらにアピール



トルコ料理


ぶどう畑


トルカエギアンマーケットプレイス


トルコ共和国文化観光省は、世界三大料理の一つであるトルコ料理の伝統的なローカル料理を観光の魅力あるコンテンツの一つとしておすすめいたします。世界で最も権威のあるレストラン格付け機関、ミシュランガイドは、2022年10月出版のガイドで、ガストロシティ・イスタンブルとしてイスタンブルのレストランを選出・発表する予定です。これにあわせ、トルコの「スローフード」を観光コンテンツのひとつとしてよりアピールしてまいります。



トルコは、それぞれの地域で伝統的なローカルフードを体験できることから「スローフード」のトレンドが実践されている旅行先として近年注目されています。また、何世代にもわたり引き継がれているヘルシーなレシピが、文化遺産として保護されており、ゆっくりと穏やかな時間とより健康的な食を楽しむことができます。トルコでの滞在を、現代の日常生活の時間に追われる忙しい生活から抜け出し、サステナブルな未来への一歩を踏み出す機会にしていただくことを目的として、トルコのスローフードを通してのトルコ観光をご提案いたします。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/319244/LL_img_319244_1.jpg

トルコ料理



トルコには、地元生産者の食材を使用する伝統的な料理をとくに好む地域が数多くあります。その地域では、全て地元の食材を使用し、消費することを奨励しているため、世界で最も代表的な「スローフード」を推進する地域として挙げられています。また同時に、速いペースの消費文化によって徐々に失われつつある伝統的な文化や遺産も守っています。

数千年にわたる様々な文化文明の基盤の上に築かれたトルコには、深く根付いた伝統的な食文化があります。現代社会の食環境は急速に変化していますが、トルコのほとんどの家庭では、様々な料理を手作りしています。特定の地方の限られた地域だけでも500種類を超える料理を味わうことができるのも、トルコを訪れる人々にとっての驚きのひとつです。

このように、何世代にもわたり作り続けられてきたレシピは、世代を超えて受け継がれる文化遺産でもあります。





■トルコのスローフード、イズミルからカルスへ

トルコでは、「スローフード」運動が広く受け入れられており、イズミル、ボドルム、アイヴァルク(アイワルク)、アイドゥン、アダパザル、サムスン、アンカラ、ガーズィアンテップ、カルス、ウードゥルなど、国の重要な美食都市や地域は、「スローフードムーブメント」の対象地域となっています。トルコの食文化は、最も身近な食材を使い、地元の人々の嗜好に沿った伝統的な食生活で、郷土料理が好まれる地域では、常に地元の味が主役となっています。



トルコ国内には7大地方があり、それぞれ農産物も多種多様で、野菜や果物、穀物など、地域ごとに異なる種類が栽培されています。また、遊牧民と定住民の文化が混在する地域には、特有の食文化があり、ほぼすべての地域で全く異なる料理や習慣に出会うことができます。エーゲ海から地中海にかけた海岸線全域では、健康長寿の秘訣とも言われている地中海式の食習慣もあります。



トルコではどの地域でも、特に夏と秋には、食材を保存する準備を進める様子を目にします。秋になるとブドウからワイン、酢やシロップなど様々な味へ仕込んだり、野菜や果物を乾燥させたり、夏野菜の缶詰、冬に食べるピクルスの仕込みの準備など、何世紀も続く夏の主な風物詩です。

トルコのどこへ行っても、同じような風景をみられます。土は食物を与えてくれるだけでなく、人を癒してもくれるのです。



画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/319244/LL_img_319244_2.jpg

ぶどう畑



■トルコの郷土料理

トルコの料理は、現代の生活のペースとは逆に、少しゆっくり、丁寧に行われます。塩漬けのぶどうの葉で穀物やひき肉を細い鉛筆のように巻いたサルマという料理は、とても手間がかかるにもかかわらず、何世紀にもわたって多くの家庭で調理されてきました。トルコの有名なスープ、タルハナは、西から東までほぼすべての地域でまったく異なる調理法で作られています。この料理には様々なハーブが登場しますが、どの地域でもその土地特有のハーブを使います。例えば、イズミルでは食卓に 「シェヴケティボスタン」(キバナアザミ)が並び、オルドゥでは食事とともに 「ガルディリッキ」という名のハーブが並びます。

調査によると、トルコには1万種以上のハーブがあり、その中には食用になるものや、固有種もあると言われています。



また、トルコには「スローフード」のトレンドを取り入れた世界的に有名なシェフやレストランがあり、シェフたちは、小規模農場で作られる伝統的食材を使用しています。





■ゼロウェイストのトルコ料理とその知恵

近年、注目されている「ゼロウェイスト料理」は、古くからトルコ料理の特徴であり、知恵を受け継いできたものです。トルコ料理は、何一つ無駄にしてはいけないという考えのもとに成り立っています。例えば、乾燥したパンは自家製クラッカーに、果物の皮はジャム作りに利用しています。何世紀にもわたって努力と根気強さ、知恵を共にして守られてきたこの考え方は、準備に1~2日かかる料理も作る食文化の一端を担っています。食材を無駄にしないことをよしとするトルコ料理では、伝統の味で食卓を飾り、弱火でじっくりと何日もかけて調理し、家族全員が食卓に集うことがライフスタイルの基本です。



特に小さな集落では、消費者が食材の栽培や生産に積極的な役割を担っていることが、トルコで多くの「スローフード」のお店が出現し、このトレンドを受け入れやすくしている重要な要因となっています。屋外のバザールは、消費者と生産者の間の地域ネットワークを豊かにしています。自分の庭で栽培したものを近くの市場で販売している生産者から買うことは、この文化の不可欠な要素になっています。消費者は購入する商品のストーリーや歩みを確実に知ることができます。このような場が生産者と消費者のコミュニケーションと社会的に良好な関係を可能にしています。



画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/319244/LL_img_319244_3.jpg

トルカエギアンマーケットプレイス



■エコロジカルマーケット:農場から食卓へ

特にパンデミック以後、健康志向が高まり、消費者は何を食べ、飲むべきか、より考えるようになりました。その結果、オーガニック食材を販売するマーケットにより関心が高まっています。イスタンブルなどの大都市では、特定の日にエコロジカルマーケットが開催されています。アナトリアの都市では、市場の中にエコロジー認証を受けた商品を売る生産者がスタンドを設置して販売しています。野菜や果物は、人工肥料や化学肥料などを使わずに栽培されたもので、生産者の手で農場から食卓に届けられます。大都市に住む消費者は、トラキア、地中海、エーゲ海地域の小規模で地元に根ざした生産者から購入をすることができます。



画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/319244/LL_img_319244_4.jpg





■トルコについて

地中海沿岸に位置し、有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、多様な気候と文化交流の中心地であることにより、何世紀にもわたる多様な文明が反映された歴史、自然や食文化を有し、2021年には約3,000万人の訪問者をお迎えしました。文化が交差するこの国は、伝統とモダンが融合した芸術やファッションに大変寛容で、またダイナミックなショッピングとエンターテメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了しています。トルコの詳細は公式ウェブサイト( http://www.tourismturkey.jp/ )または以下のSNSをご覧ください。



Facebook : https://www.facebook.com/tourismturkiye.jp

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YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCAULVN0izXG3jrw8UjXv0og





■トルコ観光広報・開発庁(TGA)について

トルコ観光広報・開発庁(TGA)は、トルコの有形・無形の自然・文化・生物学的遺産、人工の所産をプロモーションすることで、国内外の観光においてのトルコのブランディングを確立させ、トルコ経済における観光投資へのシェアを高め、観光のサービスの質を向上させるために、短期・中期・長期のコミュニケーション・マーケティング活動を行っています。TGAは、現在の観光資源を世界に向けて宣伝・マーケティングを行い、トルコの観光目標を達成し、かつ潜在的な観光資源を発見・開発・活用するために文化観光省の観光戦略・政策に沿ってあらゆる宣伝、マーケティング、コミュニケーション活動を担っています。

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