11月9日調印式 調印証書に署名した堀場製作所 足立 正之社長(左)とエールフランスKLM日本・韓国・ニューカレドニア支社長 ギヨーム・グラス(右)
<調印式の模様>
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/284403/LL_img_284403_1.jpg
11月9日調印式 調印証書に署名した堀場製作所 足立 正之社長(左)とエールフランスKLM日本・韓国・ニューカレドニア支社長 ギヨーム・グラス(右)
エールフランスKLMは、以前より代替燃料分野の研究開発に携わってきました。2011年以来、両社は持続可能な航空燃料を搭載した商業航行を業界に先駆けて実現し、化石燃料に代わるエネルギーの実用化が可能であることを実証しています。KLMオランダ航空は2020年2月、世界で初めて、持続可能な合成ケロシンを定期運航旅客便に搭載して運航しました。そして2021年5月、エールフランス航空はフランス国内産SAFを利用した最初の長距離飛行をパリ・シャルル・ド・ゴール空港‐モントリオール間で実施しました。このフライトに使用した燃料は、廃棄物や残留物から航空燃料を生成する循環型生産工程で生産されました。
■エールフランスKLM日本・韓国・ニューカレドニア支社長 ギヨーム・グラス コメント
エールフランスKLMは、環境負荷の低い新機材の導入と、エコパイロット操縦によるCO2の削減、お客様にご参加いただくCO2オフセットプログラムのご提供など、他社に先駆けて航空輸送の脱炭化対策に取り組んでまいりました。この度発足したコーポレートSAFプログラムを通じてさらに次の段階へ進めます。このプログラムにご参加いただいた日本の企業様には、業務出張の一部または全域についてCO2排出量を80%削減していただけます。堀場製作所様には、私達の取り組みにご賛同をいただき、御礼申し上げます。
■堀場製作所代表取締役社長 足立 正之 コメント
分析・計測という「はかる」技術で事業を展開する当社は、これまで様々な産業における製品・サービスの提供を通じて環境問題の解決に貢献してきました。とりわけ、燃焼エンジンの高効率・低エミッション化には半世紀以上の歴史を有しています。
カーボンニュートラルの実現に向けた諸施策が急務となる昨今、エールフランスKLMが取り組むSAFプログラムの先進性に感銘を受け、この度の提携に至りました。当社グループ従業員の約10%がフランスであり、日本だけでなく、欧米アジア各国とフランス間の移動はビジネス拡大に大きな意味を持ちます。コロナ禍の沈静化とともに今後の往来回復が見込まれていることからも、本プログラムへの参画を通じてさらなる環境負荷低減へ寄与していくことを期待しています。
■堀場製作所について
HORIBAグループは、世界に約50のグループ会社を持ち、グローバルに分析・計測システムを提供する「はかる」技術のリーディング・カンパニーです。自動車、環境・プロセス、医用、半導体、科学の5セグメントで事業を推進し、多種多様な市場に1,000種を超える製品を提供しています。フランスにおいても40年以上にわたるビジネス展開の歴史があり、現地の政財界やアカデミアと緊密な関係を築いてきました。また社是には「おもしろおかしく」を掲げており、チャレンジマインドとベンチャースピリットを成長の源泉としてあまねく社会の発展に貢献しています。
■エールフランスKLMについて
欧州に拠点を持つグローバルプレーヤーであるエールフランスKLMグループの主な事業分野は、旅客輸送、貨物輸送、航空メンテナンスです。持続可能な開発の業界リーダーとして15年間認められ、エールフランス-KLMグループは、より持続可能な航空への移行を加速することを決意しています。2003年より、エールフランス-KLMグループは国連グローバル・コンパクトのメンバーとして、持続可能な開発目標に大きく貢献しています。