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2021年9月度の中古マンションの市況動向調査および当社分析精度の報告



コロナ新規感染者数と取引件数の推移


コロナ感染者数と新規登録件数の推移


城南エリア成約販売m2単価推移

AIによるビッグデータ解析を強みとし、不動産テックサービスの開発運営を行うエステートテクノロジーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:澤 博史)は、当社不動産AIサービス「Dr.Asset シリーズ」を活用した、東京23区内中古マンションの最新の市場動向の調査結果と、価格推定エンジンの分析精度を報告いたします。

今回は2021年9月実績の速報データです。

(会社HP: http://www.estate-tech.co.jp/ )

〇2021年9月度の概況
東日本不動産流通機構が提供しているオープンデータを活用し、自社独自のAIを活用にて分析し、2021年8月度と比較したところ、23区全体で取引件数が約25%増加していることが分かりました。
当結果は、東京都内のコロナウイルスによる感染者数の減少およびそれに伴う需要回復により、取引件数が増加しているものではないかと推測されます。

東京都福祉保健局が発行しているデータを基に、同期間の東京23区内の中古マンション取引件数の推移と新規感染者数の推移を比較したところ、2021年9月度のコロナウイルス新規感染者数は2021年8月度のコロナウイルス新規感染者数と比較し約78%の減少をしていることがわかりました。2020年7月から2021年9月までに対象期間を広げ、コロナウイルス新規感染者数と取引件数の関係をみてみると、コロナウイルス新規感染者数と取引件数は、反比例の関係にある傾向がみられます。今回の結果も反比例の関係にある傾向を反映している可能性があります。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/281316/LL_img_281316_1.png
コロナ新規感染者数と取引件数の推移
(出所)東日本不動産流通機構、東京都福祉保健局よりエステートテクノロジーズ作成


■取引件数について
2021年9月度の東京23区内の中古マンション取引件数は、同年8月度と比較し約25.9%の増加となりました。特に城南エリア(品川区、大田区、目黒区、世田谷区)では、先月の取引件数と比較し、約45%の増加となっています。同年7月度と8月度の比較では、約32%の減少だったため、反動での大幅増に繋がった可能性もあります。
一番増加率の低かった城西エリア(新宿区、渋谷区、杉並区、中野区)でも約12.5%の増加と、東京23区内での中古マンション市場が活性化している傾向が見られます。

詳しく調査してみると、同年9月度の新規売出物件数と在庫物件数は先月と比較し、それぞれ約12.5%、約1.9%と共に増加していることがわかりました。特に、城南エリアでの新規売出物件数は、同年8月度の数字と比較し、約19.1%増加と、他エリアと比較しても1番の増加率であることがわかりました。
その他、新規売出物件数は、コロナウイルス新規感染者数と反比例して増加しており、在庫物件数は、3月~5月を底値に増加傾向にあることがわかりました。
今後、在庫物件数の推移は大きく変わることがないかと推測されますが、新規売出物件数については、アフターコロナに向け市場の需要回復と相関があると見られます。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/281316/LL_img_281316_2.png
コロナ感染者数と新規登録件数の推移
(出所)東日本不動産流通機構、東京都福祉保健局よりエステートテクノロジーズ作成


■取引価格推移
2021年9月の東京23区内の中古マンション成約価格および平米単価については、軒並み先月と比較し、増加という結果になりました。唯一城南エリアのみは、成約価格および平米単価ともに減少という結果となっております。
城南エリア以外のエリアについては、平米単価が2021年6月~8月に一度落ち込み、その反動で増加する傾向が見られましたが、城南エリアでは当該期間に落ち込みがなかったため、平米単価の減少に繋がったものと思われます。
ただ落ち込みの要員としてネガティブな要因があった証左はなく、10月以降の平米単価の推移については現状大きな変動はないのではないかと推測されます。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/281316/LL_img_281316_3.png
城南エリア成約販売m2単価推移
(出所)東日本不動産流通機構よりエステートテクノロジーズ作成


■今回の発表に用いた価格推定エンジンの精度を示すMER*1について
当社の、独自アルゴリズムを用いた価格推定エンジンのMERは、2021年9月度の物件対象に計測しましたところ全体でMER3.08と、業界最高水準の数値を計測しております。
また、当エンジンは当社以外の企業様に「Dr.Asset for BIZ」として提供させていただいております。自社でAI査定機能の開発を検討中の企業様や、物件の担保価値を精緻に知りたい金融機関様などに向けにOEM(個別企業に合わせたサービスの開発・受託生産)を行っており、既に多くの企業様からお問い合わせをいただいております。


■ご検討いただいている企業様の具体例
1 金融機関の物件担保価値を見る、金融機関(銀行)様
2 仕入れ値を精緻化したい、買取再販事業者様
3 媒介機会の獲得を狙いたい、仲介事業者様

紹介ページURL: https://www.dr-asset.jp/biz/checker/


*1 MERとは、Median Error Rate(誤差率中央値)の略で、機械学習の分野において推定結果の正確さを示す代表的な指標値の一つです。この値が小さいほど推定精度が高いと考えられています。
エステートテクノロジーズの「Dr.Asset」シリーズに使用している価格推定エンジンは、ビッグデータ解析研究の権威である東京大学大澤研究室と共同で開発を行い、業界最高水準の精度MER2.9を実現しています。


【「Dr.Asset」シリーズについて】
「Dr.Asset」シリーズ(※)では、このたびローンチするDr.Asset マンションリスク(β版)以外に、AIにより最適・最新の物件情報が毎日届く“Dr. Asset レコメンダー”、2020年春にリリースしました売買物件の価格査定サービス“Dr. Asset チェッカー”、同年冬にリリースした賃貸査定サービス“Dr. Asset プランナー”“Dr. Asset レントチェッカー”など、消費者・不動産投資家・不動産会社の取引最適化に貢献するラインナップを揃えており、いずれも無償で提供しております。

(※)Dr.Assetシリーズ一覧: https://www.dr-asset.jp/


【エステートテクノロジーズについて】
私たちエステートテクノロジーズは、「AIの力で、不動産取引の世界にイノベーションを」をモットーとし、テクノロジーの力で、不動産取引に係る全てのプレイヤーに透明な取引環境を提供し、不動産取引の「ニューノーマル」を創造します。


【エステートテクノロジーズ株式会社 会社概要】
商号 : エステートテクノロジーズ株式会社
代表者 : 代表取締役CEO 澤 博史
所在地 : 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-11-9
千駄ヶ谷マンハイム302号室
設立 : 2019年3月13日
事業内容 : 不動産AI事業、不動産売買仲介事業、AI資産分析事業、
セミナー・執筆事業
資本金 : 5,000万円(資本準備金含む)
URL : http://www.estate-tech.co.jp/
免許番号 : 宅地建物取引業者 東京都知事(1)第103951号
顧問弁護士: 潮見坂綜合法律事務所 有富 丈之
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