『指導力』表紙と著者近影
著者近影
『指導力』書影
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『指導力』表紙と著者近影
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2021年5月19日に『指導力――才能を伸ばす「伝え方」「接し方」』(仁志 敏久著/税込957円)を発売します。本書は、現役引退後は筑波大大学院で心理療法、コーチングメソッドについて学び後進の指導にあたっている仁志敏久氏の若手育成論です。2019年に侍ジャパンU‐12を世界第2位へ導き、横浜DeNAベイスターズファームの監督へ就任して手腕を発揮している著者が、指導の現場で実践していることを、事例とともに明かしています。
仁志流はビジネス、教育にも有効
小学6年生からプロ球団のファーム選手まで、さまざまな年齢層と接してきた著者は、「たくましい心」を育むためには、本人が自分で発想し、考えを整理しながら行動に移していく必要があるという考えのもと、「指導者はサポート役として存在している」という仁志流を貫いています。この姿勢は、「背中を見て覚えろ」が通じないZ世代を指導する立場の、先輩社員や管理職にも必要なものです。 「いまの時代を理解して接する」「意志がブレないリーダーを選び、育てる」など、著者が経験ととも得た知識や、築き上げた信念は、職場のルーキーを戦力に育てるヒントになります。
侍ジャパンU-12の教え子がプロ入り
2014年より侍ジャパンU-12の監督を務め、「目的を示す」「目標が明確」「考える力を伸ばす」など選手の自立を促す指導を行ない、初めて日の丸を背負う選手を率いて世界の舞台で着実に成績を上げ、2019年には世界第2位に導きました。さらに、2020年のドラフト会議では初のWBSC U‐12出身のプロ野球選手(嘉手苅浩太投手・東京ヤクルトスワローズ)が誕生。“仁志イズム”を継承する教え子の今後の活躍にも期待が高まります。
『指導力』もくじ
第1章 自立を促す――侍ジャパンU-12準優勝の軌跡
成長の「瞬間」を逃さない
「挫折」を経験させる
「なぜ?」を考えさせる前に、自分が考える
第2章 覚悟を決める――知っておきたい心構えと基本姿勢
「なぜそうするか」を丁寧に説明する
つねに学ぶ姿勢を忘れない
見返りを求めない
第3章 行動を変える――「間違った指導」を避ける方法
丁寧かつ親切に教える
教える前に自分がやる
ベストなタイミングで「考えさせる」
第4章 思いを伝える――100人100通りのコミュニケーション
怒鳴りつけたくなったら、深呼吸する
伝えたい内容を「ひと言」にまとめる
「三つのポイント」を意識して観察する
第5章 心をまとめる――仁志流・強いチームの作り方
キャプテン中心のチームを作る
「メンバーの迷い」は、指導者に責任あり
ストーリーを描き、ビジョンを伝える
終章 意志を貫く――どんな指導者になりたいか?
あなたの指導がつながっていく
指導者が成長するということ
指導には「使命感」が必要
『指導力』について
【著者】
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著者近影
仁志敏久(にし・としひさ)
1971年生まれ、茨城県出身。常総学院高では夏の甲子園に3年連続出場。卒業後は早稲田大、日本生命へと進み、95年に巨人に入団。強打の内野手として活躍し、1年目で新人王を獲得。その後ゴールデングラブ賞4回、日本シリーズ優秀選手賞など数々のタイトルに輝いた。2006年オフに横浜ベイスターズに移籍したのち、10年にアメリカ独立リーグへ移籍するも、同年ケガにより引退。14年より侍ジャパンU-12監督を務め、「第5回WBSC U-12ワールドカップ」で過去最高成績の準優勝に導く。20年11月より横浜DeNAベイスターズファーム監督に就任。
学びを止めた時は指導者を辞める時。そして挑戦を止めた時、学びは止まるのだと思います。つねに知見を広げ、現場に落とし込めることはないかと探求する思いはもち続けなければいけません。
指導は使命。
その思いがすべてだと思っています。(終章「意志を貫く」より)
【書誌情報】
タイトル:指導力
著:仁志敏久
判型:新書版並製
定価:870円+税
発売日:2021年5月19日
ISBN:978-4-569-84950-8
発行:株式会社PHP研究所
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84950-8
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