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DX推進につながるIoT対応組込製品開発までサポート 数多くの導入実績を誇る組込GUI開発環境の新バージョンリリースのお知らせ



統合プラットフォームの説明


導入事例の説明

組込開発支援パッケージの開発・販売を手掛ける、株式会社アイ・エル・シー(所在地:広島市南区的場町1丁目3-6 広島的場ビル9F/代表取締役会長:大西 英作)は、組込GUIおよびリモートGUI(遠隔表示・操作)向け開発環境GENWARE AIR(ジェンウェア エア)の新バージョンを2021年6月1日からリリースします。
新バージョンでは、従来バージョンの適用範囲(組込GUI開発)を拡張し、DX推進につながるIoT対応組込製品に必要な通信/制御機能開発までサポートするIoTアプリケーション・プラットフォームを提供します。
(GUI:Graphical User Interface DX:Digital Transformation IoT:Internet of Things)


■新バージョンの特長
≪GUI/通信/制御機能を集約したIoTアプリケーション・プラットフォームを提供≫
従来バージョンでは、組込GUIアプリケーションに必要な基本機能を集約したGUIプラットフォームを提供してきましたが、今回リリースする新バージョンではGUI基本機能に加えてIoT対応製品開発に必要な通信と制御に関する基本機能を統合したIoTアプリケーション・プラットフォームを提供します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/257028/LL_img_257028_1.png
統合プラットフォームの説明

新バージョンでは、次の5つの通信・制御機能が追加されます。

(1)IoTシステムの安全性を強化するためのセキュア通信機能
IoT対応に必要となる組込機器間や組込機器とスマートデバイスやPCをつなぐ通信上のデータを保護するため、簡易なBlowfish暗号から強力なAES(256bit)暗号までを標準でサポートするとともに、ユーザ独自の暗号アルゴリズムの組込みも対応可能な仕組みを提供します。

(2)IoTシステム開発に必要な機器どうしをシームレスにつなぐ通信仮想化機構
本機構により、組込機器間の通信はもちろん、スマートフォン・タブレットなどのスマートデバイスとの連携やクラウドシテムとのデータ共有などインターネットまで広がるシームレスなIoTの世界を実現します。

(3)IoTシステムでの制御機能開発に必要な機能(制御クラス)をオールインワン
IoTシステムで使用する機器のジャンル(センサ、カメラなど)や機能のジャンル(ファイル、データベースなど)毎に共通インタフェース(Method)を定義したソフトウェア部品群(クラスライブラリ)により、様々な機器との接続や制御機能の違いを吸収する仕組みを提供します。この仕組みを利用することで多様な機器や機能を組み合わせたIoTシステムの開発工数を削減するとともに、開発済みソフトウェア資産の再利用性を高め、機能追加、拡張時には変更が必要な差分機能の開発で対応することができます。

【制御クラス一覧(抜粋)】
イベント通知/タイマ/時計/カレンダ/
アプリケーション/ファイル/データベース/データ共有/
入出力/センサ/カメラ/ビデオ/
コントローラ/統計処理/スケール変換/デバッグ/
アラーム監視/アラーム履歴管理/外部アプリ起動/設定保存・復元

(4)スムーズな制御や正確な予知を実現するための調和型時刻同期機能
本機能により、指定時刻のデータ参照や共有データの発生時刻取得が可能となり、異なる機器で取得されたデータに対しても全て同一時刻のデータを用いた解析や制御を行うことができます。また、ネットワークでつながれた各機器が同一時刻の制御入力をもちいて、同一時刻、同一周期で制御できるシステム全体が調和した調和型協調制御システムを実現することができます。

(5)IoTアプリケーションの高い可搬性を実現するプラットフォーム抽象化層
従来のバージョンでは、GUIに関連するプラットフォームの違いを吸収する抽象化層により、液晶/タッチパネル/CPU等のハードウェアのリプレイスやOS/フォントなどソフトウェアのリプレイスに容易に対応できるGUIアプリケーションの高い可搬性を提供してきました。
今回リリースする新バージョンでは、通信や制御に関連するインタフェースの違いを吸収する抽象化層の追加により、Ethernet/Serial/Bluetooth等の通信インタフェース、センサやカメラ等の接続機器の追加、変更に容易に対応できるIoTアプリケーションの高い可搬性もあわせて提供します。


■新バージョンリリースの狙い
近年ではDXの推進に向けた取り組みが拡大しており、DX推進につながるIoT対応組込製品の開発では
・様々な機器やシステムとつなぐための通信機能
・つながれた機器やシステムが連携するIoTシステム構築のための分散制御機能
が必要となっています。このニーズに対応するために、新バージョンでは従来バージョン提供のGUI基本機能に加えて通信や制御に関する基本機能までサポートするIoTアプリケーション・プラットフォームとして機能拡張します。

・各種通信インタフェースへの対応や各種機器とのシームレスな接続
・各種クラウドサービスやITシステムとの連携
・IoTシステムの安全性を強化するセキュアな通信
・スムーズな制御や正確な予知を実現するための調和型時刻同期
・開発済みソフトウェア資産の再利用性を高め、機能追加、拡張時には差分機能開発で対応可能とする仕組み(クラスライブラリ)
・ハードウェアやOSなどプラットフォームのリプレイス対応開発を容易にするプラットフォーム抽象化層
などIoT対応組込製品および組込機器全般の開発に有効な基本機能を追加し、
・お客様の製品力強化
・IoT対応製品のソフトウェア開発やプラットフォームリプレイス対応開発の工数削減
・GUIやIoTに関する専門知識や開発経験の浅いメンバでも開発可能とすることによるエンジニア不足解消
に貢献します。


■主な仕様
≪組込機器向けGUI統合開発環境≫
組込GUI開発工数を大幅削減
・多彩なGUI部品を用いた作画ツールを提供
・作画データからソースプログラムを自動生成
・プログラムレスでのGUI開発が可能
・デザインデータの取込が可能
・最大64種類までの多言語対応
・実機と同一の環境(フォント、色、レイヤ等)で開発可能
・GUIアプリケーション基本機能を提供するGUIライブラリ

≪組込機器とスマートデバイスをつないでリモートGUI機能を実現≫
スマートデバイスを組込機器のGUI表示操作画面として使用可能
組込機器とスマートデバイスをWi-Fi、Bluetoothなどでつなぎ、組込機器のGUIをスマートデバイス上で表示したり操作したりすることができます。下図Type2の方式(装置や機器をLCDレスにして作業者が必要な時にスマートデバイスを用いてGUI表示や操作を行う)により、対象機器装置や機器のコスト削減を実現することが可能です。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/257028/LL_img_257028_2.png
導入事例の説明

≪IoT対応製品開発に必要な通信/制御の基本機能を提供≫
・IoTシステムの安全性を強化するためのセキュア通信機能
・IoTシステム開発に必要な機器どうしをシームレスにつなぐ通信仮想化機構
・IoTシステムでの制御機能開発に必要な機能(クラス)をオールインワン
・スムーズな制御や正確な予知を実現するための調和型時刻同期機能

≪動作実績のあるCPUやOS≫
本商品が提供するプラットフォーム抽象化層により、各種ハードウェアやOSに対応することができます。
CPU ルネサスエレクトロニクス製(RZ/A、RZ/G、RX63/65ファミリ)、NXP製(i.MX6)、Xilinx製(Zynq)、ARMコア、X86系
OS μITRON(μC3、NORTi等)、T-Kernel、RTX、ThreadX、VxWorks、Linux、Windows等

≪商品構成≫
・組込GUI開発環境(GENWARE3)
・リモートGUI機能+新バージョンで提供する機能(GENWARE AIR)
・ターゲット機器への移植開発キット(Porting Support Package)
で構成されます。

≪本商品の販売価格≫
・試作用パッケージ ¥435,600-(税込)
・量産開発用パッケージ お問い合わせください。
試作用パッケージ購入ユーザの場合、量産開発用パッケージから試作用パッケージ費用を割り引きます。
無償貸し出し版、Webベースの無償セミナーやお客様個別の技術打ち合わせサービスも準備しています。

≪本商品のご紹介ページ≫
http://www.ilc.co.jp/commodity/genwareair/


■商品関連
「GENWARE」、「GENWARE AIR」、「SEP Smart Embedded Platform」、「SEPcore」、「SEP Platform Builder」は、株式会社アイ・エル・シーの登録商標です。
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