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新型コロナウイルスの影響に関する調査







株式会社クロス・マーケティンググループ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:五十嵐 幹、東証一部3675)のグループ会社である株式会社メディリード(本社:東京都新宿区 代表取締役 亀井 晋、以下メディリード)と、こどもを持つがん患者のコミュニティサービスを運営する一般社団法人キャンサーペアレンツ(創設者:西口洋平)は、がん患者における新型コロナウイルスの影響に関する調査を実施しました。



■背景



メディリードとキャンサーペアレンツは「がんになっても生きていきやすい社会の実現」に向けて、働き盛り世代、子育て世代のがん患者の方々の声を集めて、世の中へ発信していきたいと考えています。これまでにも、「がんに関するコミュニケーション実態調査」などを通じて、がん患者支援のきっかけを分析してまいりました。

今回は、キャンサーペアレンツ会員を対象に「新型コロナウイルスの影響に関する調査」を実施し、30代~60代の男女245人の回答を得ました。また、一部の回答は、一般生活者の回答と比較を行いました。



■調査結果(レポートより一部抜粋)



新型コロナウイルス流行による意識・生活変化(一般生活者との比較)



● がん患者(キャンサーペアレンツ会員)は、「自分や家族がコロナウイルスに感染する不安」、「人と会ってコミュニケーションが取れなかった」ことに、一般生活者よりも強くストレスを感じている。<図1>さらに、今困っていることとして「友人や離れた家族に会えない」の回答が最も多い。<図2>

● ストレスが減った、良くなったこととしては、「家族で一緒に過ごす時間が増えてより良い関係になれた」、「新しいことにチャレンジできた」ことが一般生活者と比較して多くあがっていることからもキャンサーペアレンツ会員は人との繋がりを大事に考えていることが窺える。<図3>

● Withコロナ、Afterコロナをどう過ごしたいかという設問に対しては、「患者会など対面でのコミュニケーションが難しく不安な気持ちを抱えている人も多いが、キャンサーペアレンツやネットでも私達は繋がることができる」という声もあがった。



新型コロナウイルス流行によるがん治療への影響



● 自分自身で情報収集して感染対策はしているものの、がん罹患による感染・重症化リスクに関する情報が十分でなく、漠然と不安・心配を抱えている。

● 感染者数の多い東京・大阪近郊においては、自身のリスクの高さだけでなく、通院の際に不特定多数の人と接触する可能性が高いことが懸念となるなど、がんやがんの治療に対する新型コロナウイルス感染の影響に大きな不安を抱えており、さらなる情報提供やオンライン診療などの対策が必要だと考えられる。



図1 新型コロナウイルス流⾏前から増えたストレス・悪くなったこと(複数回答)



画像 : https://newscast.jp/attachments/BZ5DxbsoBs4y3cdcRY3w.png



図2 今、困っていること(複数回答)



画像 : https://newscast.jp/attachments/CdyKgWexNRZxvWCEf157.png



図3 新型コロナウイルス流⾏前から減ったストレス・良くなったこと(複数回答)



画像 : https://newscast.jp/attachments/3K9ezy24YJOkDDihm197.png



(参考)一般生活者の調査結果は、下記よりご確認いただけます。

株式会社クロス・マーケティング「新型コロナウイルス生活影響度調査」https://www.cross-m.co.jp/report/health/

第6回(調査期間2020/5/29~5/31)、第7回(調査期間2020/6/12~6/14)



■キャンサーペアレンツ、メディリードと共同研究を行っている 国立がん研究センター東病院 緩和医療科  小杉 和博先生のコメント



本調査はがん患者さんがコロナ禍でどのような不安を抱えていらっしゃるのか、一般の方の回答との比較を踏まえて検討している点が非常に興味深いです。先行きの見えない未曾有の危機に、誰もが不安を感じている中、がん患者さんは一般の方と比べて、感染に対するより大きな不安や様々な困難を抱えていることが示唆されます。また、がん患者さんがどのような情報や支援を必要とされているのかがわかり、医療者として患者さんをどう支えていくのかを検討する上で参考となる貴重な資料だと感じます。


■調査項目



・ 属性設問(性別・年代・居住地)

・ 現在かかっているがんの種類

・ 現在の状況(ステージ、治療状況、就業状況)

・ 告知を受けた時のステージ/年齢

・ 同居家族

・ 子ども(性別、年齢)

・ 新型コロナウイルス流行前と比べて、あなたが増えたと感じるストレス・悪くなったこと

・ 新型コロナウイルス流行前と比べて、あなたが減ったと感じるストレス・良くなったこと

・ 今、あなたが困っていること

・ 現在の状況において、あなたのお気持ちにあてはまるもの

・ あなたのがん治療における新型コロナウイルスの影響

・ 新型コロナウイルスの影響で、ご自身のがん治療に対して不安や心配に感じたこと

・ 最も不安や心配に感じたことの解消度/解消方法

・ Withコロナ、Afterコロナをどう過ごしたいか

・ 新型コロナウイルスの影響での人生観の変化



■調査概要



調査手法:インターネットリサーチ

調査地域:キャンサーペアレンツ会員が在住する全国47都道府県・海外

調査対象:キャンサーペアレンツ会員30代~60代の男女

調査期間:2020年7月17日~8月7日

有効回答数:245サンプル 

※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります



【団体概要】



法人名 :一般社団法人キャンサーペアレンツ

代表者 :創設者 西口 洋平

設立  :2016年9月

主な事業:「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」の運営

URL   :https://cancer-parents.org/



【会社概要】



会社名 :株式会社メディリード

代表者 :代表取締役社長 亀井 晋

所在地 :東京都新宿区西新宿3丁目20番2号

設立  :2015年4月

主な事業:医療関連領域の調査業務

URL   :https://www.medi-l.com/



<本調査に関するお問い合わせ先>

一般社団法人キャンサーペアレンツ 運営事務局 高橋(たかはし)

E-mail: info@cancer-parents.com

株式会社メディリード 泉(いずみ)

TEL : 03-6859-2295  FAX : 03-6745-1168  E-mail : mr@medi-l.com

≪引用・転載時のクレジット表記のお願い≫

本リリースの引用・転載時には、必ずクレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。

<例> 「医療関連調査会社のメディリードと一般社団法人キャンサーペアレンツが実施した調査によると・・・」

<本件に関する報道関係からのお問い合わせ先>

株式会社クロス・マーケティンググループ 広報部 荒井(あらい)

TEL :03-6859-1192  FAX :03-6859-2275  E-mail : pr-cm@cross-m.co.jp



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