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医療機器/ヘルスケア分野の研究開発型ベンチャー、ジーニアルライト株式会社が総額2億4,030万円の第三者割当増資を実施



モバイルヘルスケアデバイス G40


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小型・高感度・低ノイズの光センサーの研究開発・製造技術を持ち、医療機関向け臨床現場即時検査(POCT)機器とモバイルヘルスケアデバイス(ウェアラブルデバイス)を展開する医療機器/ヘルスケア分野の研究開発型ベンチャー、ジーニアルライト株式会社(本社:静岡県浜松市中区、代表取締役:下北 良)は、2020年4月30日までに、株式会社ムトウ、体外診断用医薬品メーカー、りそなキャピタル4号投資事業組合、株式会社日本能率協会総合研究所の4社を引受先(内3社は新規引受)とした第三者割当増資を実施し、総額2億4,030万円の資金調達を完了したことをご報告いたします。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/218115/LL_img_218115_1.png

モバイルヘルスケアデバイス G40



【モバイルヘルスケアデバイス(ウェアラブルデバイス)】

17項目以上の生体データを医療機器と同等の精度(*注記1)で計測できる小型・高感度・低ノイズの光センサーを組み込んだデバイスを提供しています。デバイスは、ブレスレッド型、ペンダント型、ヘルメットへの取り付け等様々な使用シーンに対応。また、計測データを管理するアプリケーション(PC、スマートフォン版)も個別の要件に合わせカスタマイズ可能です。

さらに、計測データの適切な利活用を促進するため、提携医及び大学医学部の監修のもと、疾病・疾患に繋がる体調変化の早期発見、健康状態判定ロジックをあわせて提供します。これによって、予後分野の見守り、高齢者/被介護者の見守り、作業者の見守り、ドライバーの見守り、従業員の健康管理など多くの分野で活用が期待されます。



(*注記1)既存のコンシューマー向けウェアラブルデバイス、産業用ウェアラブルデバイスでは、医療機器レベルの生体データ(脈波、脈拍等)計測機能は未実装(当社調べ)。





【医療機関向け臨床現場即時検査(POCT)機器】

小型・高感度・低ノイズの光センサーを組み込んだ医療機関向け臨床現場即時検査(POCT)機器の企画・開発を実施し、現在、潜血センサー、Hctモニター、小型分析器等の製品群を展開しています。



POCTとは、小型分析器など医療現場で行うリアルタイム検査を実施する機器です。病院の検査室あるいは外注センター以外の場所で実施されるすべての臨床検査を包含しています。当社は光技術を用いて診察室で検査できる小型・迅速・高精度を実現する機器を企画、製造しております。

潜血センサーは、泌尿器系疾患の入院患者の尿や血尿を自動計測する機器で、イシダメディカル株式会社と連携し展開しています。

Hctモニターは、透析中のヘモグロビン濃度を連続計測する機器で、株式会社ムトウを通じて医療機器市場へ展開しています。

小型分析器は、体液成分や血液成分を定量的に計測する機器です。



上記以外にも、開発中の臨床現場即時検査(POCT)機器があり、順次製品化していく予定です。





【資金使途】

(1)R&Dへの投資

小型・高感度・低ノイズの光センサーの優位性をさらに高めるべくR&Dを実施していきます。また、各種デバイスの医療機器承認及び認証手続も順次進めていきます。



(2)POCT機器の開発

体外診断用医薬品メーカーと共同開発を進めております。2020年末を目標に増産体制を構築すべく、準備しております。



(3)生体データ保管分析クラウドサービスの構築

医療機器並みの精度で計測された生体データを保管、分析するクラウドサービスを構築予定です。これにより、疾病・疾患に繋がる生体データの異常検知、早期発見、健康状態判定ロジックなどの精度を高め、またバリエーションを多様化していきます。将来的には、医療、ヘルスケア等に蓄積されたデータを利用できるサービスを構築していけるように計画しております。





【増資引受先、取引先からのコメント】

<株式会社ムトウ 社長 広瀬 全宏様>

がん治療、感染症治療には医師の的確な診断が必要です。そのためには「より正確な」「より早い」「より低侵襲」で「より簡便な」検査が必要とされています。ジーニアルライト社の特許技術は、このニーズを実現し、医療の質の向上、ひいては国民の健康増進に大きく貢献するものと確信しています。「小型」「軽量」「高性能」というこれまでの常識を覆す日本発の光技術で、世界の健康と医療にインパクトをもたらす企業であると考えています。

ジーニアルライト社との共同事業「WiSMサークルPRO空気清浄機」は、新型コロナウイルス感染症に対応したHEPAフィルター、光触媒を搭載しており、北里環境科学センターにおいて、酸化チタン光触媒による新型コロナウイルス類似のネコ腸コロナウイルスを用いた不活化試験で、99%以上の不活化効果を確認されました。ジーニアルライト社は、コロナ感染予防対策にも大いに貢献しています。



<りそなキャピタル株式会社 代表取締役社長 宮嶋 孝様>

世界トップレベルの小型・高感度・低ノイズの光センシング技術は、臨床現場即時検査(POCT)ニーズに応えるものとして高く評価しております。また、医療機器と同等の精度で生体データを計測できるセンサーがウェアラブルデバイス等に搭載されれば、人々の健康志向の高まりへのニーズを超えて、さまざまな職場、スポーツ等の専門分野など広く医療ヘルスケア分野においてイノベーションの創出が期待されます。今回の投資は、まず昨今顕在化した医療現場の効率化といった課題の解決や高齢者・健康に関心の高い人々の健康管理を支援する観点から有意義な投資でありました。ジーニアルライト株式会社の更なる飛躍のために引き続き応援していきたいと思います。



<株式会社日本能率協会総合研究所 社長 譲原 正昭様>

ジーニアルライト株式会社の技術はヘルスケア領域と他領域の掛け算によるデジタルトランスフォーメーションを飛躍させる可能性を秘める。当社も協業を推進することで生体データを活用した様々な領域の社会課題解決に貢献を果たしたい。



<サントリーホールディングス株式会社 研究企画部 鈴木 雄一様>

生活習慣病予防に向けて行動変容をより促すためには、健康状態の見える化が不可欠と考えています。

ジーニアルライト株式会社の最先端の生体計測技術と弊社の健康改善のソリューションをつなぎ合わせることで、世の中に新たな価値を提供したいと思います。



<アルプスアルパイン株式会社 電子部品営業本部 大王丸 健様>

ヘルスケアとエレクトロニクスの融合によるIOT化、新しい形の健康/メンタルケアを実現するための重要なパートナーとして協業して行きたい。



<イシダメディカル株式会社 代表取締役 最高経営責任者 國崎 嘉人様>

ジーニアルライト株式会社が保有する高度な光計測技術と株式会社イシダの計量技術を組み合わせた排尿計測記録システムを日本と米国で展開を予定している。ジーニアルライト株式会社は光センサーのサプライヤとしてだけではなく、東日本の販売も担い、株式会社イシダが医療機器事業会社として設立したイシダメディカル株式会社との戦略的提携を強化していく。

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