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1月23日は「算額文化を広める日」数学の額「算額」を東大寺に6度めの奉納 今年は大仏さまと南大門にちなんだ2問を出題



2020年に奉納する算額(イメージ)


2019年算額奉納式の様子


2020年に奉納する算額 問題一(イメージ)


2020年に奉納する算額 問題二(イメージ)

公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水 静海)は、華厳宗大本山「東大寺」(奈良県奈良市)に数学の額「算額」を奉納するための式典を、2020年1月23日(木)に執り行います。



「算額1・2・3」公式ホームページ

https://www.sangaku123.jp/



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/203018/LL_img_203018_1.jpg

2020年に奉納する算額(イメージ)



■1月23日を「算額文化を広める日」と定め、算額文化の普及を支援

算額とは、江戸時代の日本で、数学者や一般庶民の数学愛好家たちが額や絵馬に数学の問題や解法を記して、神社や仏閣に奉納しあった歴史あるものです。当協会は、1・2・3の数字の並びがだれもが最初に接する数学文化の1つであることから、毎年1月23日を「算額文化を広める日」と定め、2020年もこの日に東大寺に算額を奉納いたします。当協会が東大寺に算額を奉納するのは、昨年2019年1月に引き続き6年連続6回めです。

東大寺は、かつて学問寺として、学僧を養成する大学のような役割を果たしていました。当協会の算額は、考える喜びや問題を解く楽しさを体験し、算数・数学の学びを深めてもらうことを目的としていることから、現代に復興して奉納するお寺として東大寺がふさわしいと考え、算額を奉納しています。





■2020年の問題は「参拝者の人数」と「南大門の重さ」を問う問題

古来の算額は、解けた喜びを感謝するために、問題だけでなくその解法も記して奉納していました。当協会は、自ら考えて、答えを導きだせたときの楽しさやうれしさを体験してもらうために、あえて問題のみを記した「出題形式」の算額を毎年奉納しています。

今回も出題するのは2問で、1問めは「開眼供養会(かいげんくようえ)からこれまでに大仏さまは何人の参拝者を見てきたか」という問題です。天平勝宝4年(752年)に、東大寺で大仏さまに瞳を描いて魂を入れる儀式である「開眼供養会」が行われたことから、この問題を考案しました。



2問めは、「南大門の重さ」を考える問題です。東大寺の南大門は国内最大級の山門で、高さ21mの柱が18本も使われているなど、堅固な構造が有名です。今回はその南大門の重さを考えるという問題を作成しました。

いずれの問題も、柔軟な発想やさまざまなアプローチを用いて、自由でユニークな解答を作ってもらうことをねらいとして出題しています。これらの問題の解答は、2020年9月上旬まで公式ホームページ上で広く募集し、優秀な解答を2020年11月上旬に発表いたします。



当協会は、主たる公益事業である「実用数学技能検定(算数検定・数学検定)」の実施のほかに、今後も広く国民のみなさまに算数・数学を学習する大切さや、楽しさを伝える普及啓発事業を充実させてまいります。





【奉納式典概要】

名称 :東大寺 算額奉納式典

主催 :公益財団法人 日本数学検定協会

協力 :華厳宗大本山 東大寺

後援 :奈良市教育委員会(予定)

算額制作:株式会社アストラカン、天法株式会社

開催日 :2020年1月23日(木)9:30~10:10

開催場所:華厳宗大本山 東大寺 大仏殿

(奈良県奈良市雑司町406-1)



画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/203018/LL_img_203018_2.jpg

2019年算額奉納式の様子



【プログラム】

9:30~10:10 奉納式典

・盧舎那仏(大仏さま)礼拝

・主催者挨拶(公益財団法人 日本数学検定協会 理事長:清水 静海)

東大寺関係者挨拶(華厳宗管長・東大寺別当:狹川 普文)

・算額奉納についての概要説明

・算額披露(奉納)

・写真撮影



10:10~11:00 質疑応答受付

※プログラム内容は当日変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。





【実用数学技能検定について】

「実用数学技能検定」(後援=文部科学省)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2015年以降は35万人を超え、また、2016年以降は実用数学技能検定を実施する学校や教育機関も17,000団体を超えました。以来、累計志願者数は600万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。

日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(累計志願者数は30,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。※志願者数・実施校数はのべ数です。





【ビジネス数学検定について】(当協会の行うその他のおもな公益事業)

「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。





【法人概要】

法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会

所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階

理事長 : 清水 静海(帝京大学大学院 教職研究科長・教授、公益社団法人日本数学教育学会名誉会長)

会長 : 甘利 俊一(理化学研究所 栄誉研究員、東京大学名誉教授)

設立 : 1999年7月15日

事業内容: (1)数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行

(2)ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施

(3)数学に関する出版物の刊行及び情報の提供

(4)数学の普及啓発に関する事業

(5)数学や学習数学に関する学術研究

(6)その他この法人の目的を達成するために必要な事業

URL : https://www.su-gaku.net/



※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会に専用使用権が認められています。

※「ビジネス数学検定」は当協会の登録商標です。

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