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日比野設計+幼児の城+KIDS DESIGN LABO、世界最大級の建築祭典WAF2019で学校建築部門・最優秀賞を獲得!



遊び心のあるダイニングルーム


Winner of Completed Building School Category in WAF 2019


全開放できる扉で外と繋がる園舎


雨で遊ぶことのできる水溜まり場

日比野設計+幼児の城+KIDS DESIGN LABO(所在地:神奈川県厚木市、代表:日比野 拓)が設計監理を担当した鳥取県米子市の「YM Nursery」が、「World Architecture Festival 2019」(通称:WAF)において、学校建築部門・最優秀賞(Winner of Completed Building Schools)を受賞しました。日本で賞を受賞したのは「YM Nursery」を合わせて2件のみとなります。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/201527/LL_img_201527_1.jpg

遊び心のあるダイニングルーム





■World Architecture Festival(通称:WAF)について

WAFは、イギリスの建築雑誌『Architectural Record』を発行するemapが年に一度世界各地で主催する世界最大級の建築の祭典。今年は、2019年12月4~6日の3日間、オランダのアムステルダムにて開催され、世界70か国以上から534組のファイナリストが最終プレゼンを行い、部門ごとに1位を競いました。

学校建築部門では、最終選考として残った15プロジェクトの中から日比野設計+幼児の城+KIDS DESIGN LABOが設計した鳥取県米子市の「YM Nursery」が部門賞を獲得し表彰されました。

https://www.worldarchitecturefestival.com/winners-2019





■審査員の評価

"The YM Nursery demonstrates huge sensitivity to the experience of young children, from the organization of the building as an open pavilion, to the use of wood, stone, fire and water. The project embraces nature holistically in its concept and detail. The previous building materials have been re-vised in thoughtful ways to further enhance the haptic experience of the children. It is beautifully detailed, calm with attention to the scale of small children and a palpable sense of home". "



日本語訳:

YM Nurseryは、建物の扉を全開放することをはじめ、木・石・火・水といった自然素材を使うことを通して、子ども達に豊かな感受性を育む経験を提供している。また、コンセプトとデティールの中に、自然の要素を包括的に取り入れており、建築材料は、子ども達の触覚を刺激するように考えられて選定されている。YM Nurseryは、美しいデティールでデザインされているだけでなく、子どものスケールに合わせて落ち着いた雰囲気があり、アットホームな印象を受けるプロジェクトである。





■背景(1):従来の保育環境への提案

利便性やメンテナンス性を追究するあまり、化学的な素材に溢れ、閉鎖的に作られた従来の保育環境。このような変化に乏しい均一的な保育環境では、子ども達の新しい発見や創造的な遊びは生まれません。



YM Nurseryでは、全開放できる扉で外と繋がるダイニングルーム、雨で遊べる水溜まりスペース、鏡の壁で囲まれた遊び心あるトイレスペース等、日常生活の中で光・水・風といった自然の変化が感じられるような空間が構成されています。

また、園内随所に木・石・金属といった自然素材が使われ、子ども達が触れて感じることを通して、感受性が育まれています。





■背景(2):地元の魅力を学ぶ機会の創出

高校卒業後に県外へ進学する者が70%を越え、そのうちのUターン(地元に戻って就職をする)者が2割に満たない鳥取県において、労働力人口の減少は深刻な問題となっています。

(参考:鳥取県「Uターン状況実態調査報告書」、マイナビ「10年で労働力が増えた県減った県」)



そこで、米子に生まれ育つ子ども達が、大人になって地元を離れても、子どもの頃の原風景として残るよう、階段の手摺り、土壁、蛇籠の石に地元の素材を使うだけでなく、大山に咲く花の名前がクラス名に起用されたり、クラスのサインに地元の伝統織物「弓浜絣(ゆみはまがすり)」が使用されました。



日常生活の中で、地元の素材・伝統・自然に触れることで、自らが生まれ育つ地域のことを学び愛着を育みます。





■日比野設計について

幼児施設設計を専門とする日比野設計+幼児の城と、福祉施設設計を専門とする日比野設計+福祉施設研究所での2つの専門分野で構成された建築設計事務所。



商号 : 株式会社日比野設計

代表 : 代表取締役社長 日比野 拓

設立 : 1972年12月

本社所在地: 神奈川県厚木市飯山2343

HP : https://hibinosekkei.com/

事業内容 : 建築設計監理及び開発設計、建築耐震診断及び補強設計、

その他建築技術一切の業務





■KIDS DESIGN LABOについて

「KIDS DESIGN LABO」(キッズ・デザイン・ラボ)は、子どもたちが人生で初めて触れるものこそ、研ぎ澄まされた良いデザインと良質な物であるべき、という想いのもと、家具・制服・バッグ・ロゴ等子どもにまつわる様々なアイテムのデザイン、製造、コンサルティングを行う集団。



商号 : 株式会社KIDS DESIGN LABO

代表 : 代表取締役 日比野 拓

設立 : 2016年11月

本社所在地: 神奈川県厚木市飯山2343

HP : https://kidsdesignlabo.com/

事業内容 : 子どものアイテムのデザイン、製造及びコンサルティング

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