働きがい改革の概念図
■『ライオン流 働きがい改革』の推進施策
『ライオン流 働きがい改革』では、従業員の健康行動の習慣化をベースとし、「多彩な能力発揮を最大化するための『ワークマネジメント』」・「働き方を変え、自律性を重んじる『ワークスタイル』環境の整備」・「互いの理解と尊重による関係性の強化」を3本柱とした施策を、強力に推進いたします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/199474/LL_img_199474_1.jpg
働きがい改革の概念図
1. 多彩な能力発揮を最大化するための『ワークマネジメント』
画一ではなく、ひとつひとつの能力を認め評価すると同時に、成長力の高い人材が活躍できるステージを広げていきます。
(1) 多彩な能力を発揮できる機会の提供
・資格役割要件に拠らない職制やプロジェクトへの任用
従来、職制やプロジェクトには経年を伴った一定の資格役割を持つ従業員を任用していましたが、2020年1月よりそれらの要件に拠らない任用の機会を設けます。
・年次に拠らない昇格
従来、昇格には各資格役割の最短年数の経験を必須としていましたが、2020年1月より推薦によって、最短年数を経ずに昇格の受験資格付与を可能とします。
(2) 多彩な能力開発の支援
・キャリアデザイン・サポートの整備(2020年1月予定)
自分自身のキャリア設計を考える機会の提供を行います。(キャリアセミナーの実施、社内外コンサルタントによる面談の実施など)
・ライオン・キャリアビレッジの開講(2019年1月)
幅広い分野の2,000を超える学習コンテンツを揃えた「e-ラーニング講座」と専門知識を持つ従業員や社外専門家がファシリテートする少人数制の「ケース討議」を複合した仕組みによる新しい能力開発システムを導入しました。従業員は階層や所属、エリアに関わらず学びたい分野の学習を進めることができます。
(3) 新価値創造プログラム『NOIL(ノイル)』の始動(2019年4月)
常識を破る新しい事業アイデアを、発案した従業員の強力なオーナーシップの下、外部の有識者の協力を得て事業化につなげていく社内提案のプログラムを始動しています。2019年10月には本プログラムから2つのテーマを採択し、将来の事業化に向けて検討を開始しています。
2. 働き方を変え、自律性を重んじる『ワークスタイル』環境の整備
ライフスタイルと業務を結びつけ、最も効果が上がるワークスタイル環境を創出します。
[1]制度や規程を改定し、働く上でのルールを改定(2019年より順次導入)
(1) 服装の自由化(2019年7月)
ドレスコードの制約を廃止します。
(2) テレワークの拡大(2019年2月)
従来、スタッフ部門に限定されていたテレワークの対象職種を全従業員(生産ライン職を除く)に拡大し、手続きを簡素化します。
(3) 働く時間の自己裁量を拡大する「フルフレックス制度」および「時間単位有給休暇制度(生産ライン職対象)」の導入(2020年9月予定)
・「フルフレックス制度」:従来、10時から15時内の4時間をコアタイム(必ず勤務すべき時間帯)としたフレックス制度を採用していましたが、7時から21時内の任意の時間に所定時間の勤務を行うフルフレックス制度に変わります。
・「時間単位有給休暇制度」:業務特性からフレックスでの勤務が難しい生産ライン職の従業員が、育児、介護など個人の事情に対応して時間確保をできる制度を設けます。30分単位で月7.5時間まで遅延出社、早時退社ができる制度を設けます。
[2]スマートワークの推進
従業員同士のコミュニケーションを生むワークプレイスの整備を進めています。
3. 互いの理解と尊重による関係性の強化
個々の多彩な能力を組織の力としていくために、相互理解を深めて、チーム(組織)力を高めます。
(1) 社内での関係性を高める
・相互理解を育むミーティング手法や相互を賞賛しあう仕組みを導入し、今後順次拡大をしていきます(2019年より順次導入)。
(2) 社外との関係性を高める
・これまで制限のあった「副業」を従来の許可制から申告制にします(2020年1月予定)。
当社は、従業員一人ひとりが主体的に働くことで、それぞれの自己実現とともに事業を発展させ、さらなる企業成長につなげてまいります。
■従業員の健康行動の習慣化をベースとした健康経営への取り組み
「ライオン流健康サポート“GENKI”アクション」
当社は、2012年に健康指針を定め、従業員の健康は、従業員本人および家族の幸福の礎であるとともに、会社の健全な成長を支える経営基盤と位置づけ、健康保持・増進に向けた取り組みを積極的に推進しています。「ライオン流健康サポート“GENKI”アクション」は、その健康指針に基づき、従業員の健康行動を「もっとさりげなく、楽しく、前向きなものにリ・デザインする」をコンセプトにした、健康意識の向上、自発的な健康行動の実践を促す活動です。
現在は、(1) 将来の健康リスクを見える化する「個人別健康情報システムの構築」 (2) 予防歯科の重点化 (3) 3大がん対策 (4) 禁煙、の4つの取り組みを強化しています。