加藤 崇
未来型医療創造卓越大学院プログラムは、2018年度に文部科学省が開始した「卓越大学院プログラム」事業の1つで、未来型医療を「データと技術で社会問題を迅速に解決する医療」と位置付け、それに貢献できる人材の輩出を目指しています。このプログラムによって育成された卓越人材は、既存の枠組みを超えた発想力・開発力および専門分野を誇るコミュニケーション能力をもち、高度なデータ処理能力を有する未来型医療を創造する研究リーダー、先端的な情報ネットワークを活用し医療機器の開発においてイノベーションをもたらすリーダー、広い知識をもち俯瞰的な視点から医療・保健・福祉の諸問題に果敢に取り組むリーダー、などになることが期待されています。
AIベンチャー企業FractaのCEOである加藤は、AI(データサイエンス、機械学習)についての幅広い知識・経験を持つと同時に、社会的課題の解決に向け新たな価値創出(イノベーション)を実践してきた起業家でもあります。これからは特任教授として本プログラムの求めるリーダーシップを有した人材の育成にふさわしい横断的で実践的な授業を展開していく予定です。なお、特任教授に就任後も引き続きFractaのCEOとして今までと変わらず弊社ソフトウェアの事業展開を進めてまいります。
【加藤 崇プロフィール】
人工知能(AI)により水道管などのインフラ設備の更新投資を最適化するソフトウェアを開発するFracta(フラクタ)最高経営責任者(CEO)。早稲田大学理工学部応用物理学科卒業。元スタンフォード大学客員研究員。東京三菱銀行などを経て、ヒト型ロボットを開発するSCHAFTの共同創業者兼最高財務責任者(CFO)。2013年11月、同社をGoogleに売却して世界に注目された。2015年にFractaをシリコンバレーで創業、CEOに就任。2018年5月、株式の過半を栗田工業に売却、現在も同職。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/194859/LL_img_194859_1.png
加藤 崇
【Fractaとは】
米国カリフォルニア州シリコンバレーで生まれたベンチャー企業。AI(人工知能)/機械学習を用いて、水道管の配管素材・使用年数、過去の劣化情報などのデータと、土壌・気候・人口などの環境データを組み合わせて解析することで、水道管の最適な交換時期を導き出し、水道管の更新投資を最適化するソフトウェアサービスを提供する。全米50州のうち21州にまたがって50を超える水道事業者に提供するほか、英国では丸紅と現地水道会社Northumbrian Waterと実証実験に取り組んでいる。日本国内でも日本鋳鉄管、川崎市との実証実験をはじめ、東京急行電鉄と鉄道インフラ、東邦ガスとガスインフラへの適用実証実験に着手するなど、新たなインフラ領域でも事業を展開している。
【Fracta概要】
会社名 : Fracta(フラクタ)
設立 : 2015年6月
所在地 : 米国カリフォルニア州(シリコンバレー)
従業員数 : 36人(2019年8月末現在)
CEO : 加藤 崇
事業内容 : AI(人工知能)/機械学習に基づくインフラ劣化予測のソフトウェア開発
WEBサイト: https://www.fracta-jp.com/ (日本語)
https://fracta.ai/ (英語)