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再評価の機運高まる耽美世界、金子國義の回顧展が銀座で開催。希少な初期の油彩作品を一堂に



千鳥 1971年 


聖痕II 1976年 


ドレッシングルーム 1981年

弥栄画廊 銀座店では、金子國義の回顧展を8月23日(金)~9月8日(日)に開催いたします。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/190347/LL_img_190347_1.jpg

千鳥 1971年



金子國義は1965年に澁澤龍彦との知遇を得て、銀座の青木画廊にて鮮烈なデビューを果たしました。その高評を決定付けたのは、1974年にイタリアのオリベッティ社から依頼された絵本『不思議の国のアリス』が挙げられます。以降、バタイユの『眼球譚』『マダム・エドワルダ』等を題材とした制作で独特なエロティシズムの世界を確立し、一世を風靡しました。2015年の逝去後もその魅力は色あせるどころか、若年層にまで支持を広げており、また国際的にも先述のような海外文学との関連から再評価の機運が高まっています。中でも初期作品への関心は高く、ことに希少な油彩は市場においても注目の的となっております。本展では、まさにそうした作品10点余が一堂に会します。是非、ご高覧ください。



■金子國義について

かねこ・くによし

1936年埼玉県生まれ。59年日本大学芸術学部卒業。64年独学で油絵を描き始める。65年頃より澁澤龍彦と交流、66年『O嬢の物語』挿絵担当。67年初個展(青木画廊)、以降、伊勢丹美術画廊、西武百貨店美術画廊などで個展多数。74年イタリア・オリベッティ社の依頼で絵本『不思議の国のアリス』発刊、以降、絵画制作と並行して作品集、版画集、写真集など多数刊行。2015年心不全により逝去。





■金子國義展 概要

会場 : 弥栄画廊 銀座店

所在地 : 東京都中央区銀座7-10-8 第五太陽ビル1F

会期 : 8月23日(金)~9月8日(日)

営業時間: 11時00分~18時30分

休廊日 : 月・火曜

TEL : 03-6263-9707

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