南知多道路での移動式オービス
移動式オービスの種類
最新レーダー探知器の反応
あわせて、7月10日愛知県の南知多道路で運用されたレーザー式の移動式オービスに対し、2社の最新のレーザー&レーダー探知器がどう反応するのかをテストした結果も報告します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/188503/LL_img_188503_1.jpg
南知多道路での移動式オービス
【移動式オービスとは】
移動式オービスは、自動車の速度違反を自動で取り締まることができる新型の小型取締装置です。正式には可搬式速度違反自動取締装置とか半可搬式速度違反自動取締装置といいます。また、ワゴン車に搭載されたタイプが従来からありますが今回はそれではありません。
【導入地域について】
移動式オービスは7月現在、北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・島根県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・富山県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県・滋賀県・兵庫県・奈良県・岡山県・広島県・香川県・福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・宮崎県で稼働中または導入決定が公表されています。さらに令和2年には全ての都道府県に導入されるようです。
【種類】
現在3種類が存在します。
○LSM-300(東京航空計器株式会社製)
多くの県で導入が進んでいる、三脚に載せて使う小型タイプです。
レーザー(光)により違反車両の速度を計測します。
1人でも移動でき、数時間単位での運用が可能です。
○Sensys MSSS(Sensys Gatso Group)
埼玉県、岐阜県、それに最近北海道にも導入された小型タイプです。
ストロボとカメラ本体を別々の三脚にセットするセパレート型です。
違反車両の速度を計測はレーザー(波)を使います。
1人でも移動でき、数時間単位での運用が可能です。
○LSM-300HK(東京航空計器株式会社製)
埼玉県と岐阜県で運用されている中型のオービスです。
トラックとハンドパレットトラックにより移動します。
レーザー(光)により違反車両の速度を計測します。
岐阜県では数日間無人で設置されたりしています。
※埼玉県北本市と岐阜県大垣市に、オレンジ色のスタイリッシュなSensys SSSという新型オービスがありますが、こちらはポール埋設にて固定されているので固定式に含めることにします。
【従来のオービスとの違い】
従来からあるオービスは位置が覚えられると効果が下がりますが、移動式オービスは設置場所はほぼ無限なので神出鬼没的な運用ができます。場所も畳一畳ほどのスペースで設置できるので通学路などの狭い道路でも設置が可能です。さらに、レーザーで計測するタイプは従来のレーダー探知器では対応できません。それ以外にも、15キロオーバーなどの青キップクラスの違反者も検挙することがありますし、東京都や愛知県などでは手前に警告看板を設置せずに運用を行なっています。
【ネズミ捕りとの違い】
通称:ネズミ捕りと呼ばれるスピード違反取り締まりは、その場で違反切符の処理を行なう広いスペースが必要でしたが、移動式オービスは後日呼び出す方式の為必要ありません。さらに人員も2名程度で行なえるので効率が上がります。
【探知器やアプリ】
この移動式オービスに対応可能をうたった探知器が現在2社から各1種類づつ発売されています。
4月にユピテルよりLS300が、6月にはコムテックから807LVがレーザーを受信できる機能をプラスして登場しています。当方のテストではどちらも200メートル以上手前から反応することを確認できました。但し、周囲の車などが遮蔽物になったり、コーナー先に設置されていたりすると探知距離が短くなることもあるようです。実際のテスト動画をユーチューブにて公開しています。
https://www.youtube.com/watch?v=lgwgSJJWpXM
アプリは当社が制作した「オービスガイド」などがあります。リアルタイムで情報を共有できるのと、無料から使えるのがメリットですが、利用者が少ない地域では情報が投稿されないなどの欠点があります。
オービスは事故や違反を減らすのが目的です。これからは今まで以上に、いつでも、どこでも安全運転が求められます。
【会社概要】
有限会社パソヤ
所在地 : 千葉県成田市中台6-17-4
代表者 : 大須賀 克己
事業内容: ホームページ制作、システム開発、印刷
URL : https://www.pasoya.com