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「HDLコレステロールとキューバ産ポリコサノール学術座談会」専門的詳細レポートを発表



学術座談会の様子

株式会社レインボーアンドネイチャージャパン(本社:東京都港区、代表取締役:リビョング)は、2019年5月にホテル ヴィラ フォンテーヌ東京汐留カンファレンスルームにて、『HDLコレステロール(以下、HDL-C)とキューバ産ポリコサノール』の機能性についての学術座談会を開催しました。今回の学術座談会は、HDL-Cとキューバ産ポリコサノールの最新の研究動向を共有し、相互の研究交流を目的に開催されました。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/187257/LL_img_187257_1.png

学術座談会の様子



今回の学術座談会には、韓国のジョギョンヒョン博士(生命工学)をはじめ、上原 吉就(福岡大学教授、循環器専門医、医学博士)、単 少傑(株式会社三協 学術部次長、薬学博士)、難波 一徳(株式会社レインボーアンドネイチャージャパン臨床研究開発担当主任 理学博士 経歴:国立病院機構東京医療センター)など、世界的にポリコサノールの機能性に詳しい4人の学者に参加していただきました。



参加者らは、臨床試験で確認されたキューバ産ポリコサノールのHDL-C数値と機能性の向上について意見を交わし、さらにHDL-Cの認知症とMCI(軽度認知障害)の予防効果、キューバ産ポリコサノールのシステマチックレビュー(Systematic Review)などHDL-Cとキューバ産ポリコサノールについて幅広く議論する意味のある時間を持ちました。





【HDL-CとLDL-Cについて】

LDLコレステロールは(以下、LDL-C)、血管壁に蓄積し血管を狭くするのに対し、HDL-Cは血管中のコレステロールを取り除き、肝臓に戻し、体の外に排出する機能を持つことから、善玉コレステロールと呼ばれる。





【キューバ産ポリコサノールについて】

悪玉コレステロール(LDL-C)を下げ、善玉コレステロール(HDL-C)を高め、コレステロール値の改善に役立つことが知られているキューバ産ポリコサノールは、キューバ産サトウキビの葉と茎などのワックスから抽出精製した8つの脂肪族アルコールで構成され、健康に役立つさまざまな機能が約100報の研究論文を介して確認され、世界的関心を集めている生理活性物質である。

キューバ産ポリコサノールは、韓国食薬庁からは「高い血中コレステロール値の改善に役立つことができる」機能性が認可されており、オーストラリアや台湾など世界30カ国以上で健康機能性食品や正式に認可された治療薬として販売されている。





【講演概要】

◆キューバ産ポリコサノールはHDL-Cの数値と機能性(質)の両方を向上させる

学術座談会の座長を務めたジョギョンヒョン博士は、自分の研究で確認したキューバ産ポリコサノールの効能について発表した。世界的な脂蛋白質の研究者であるジョ博士は数年、キューバ産ポリコサノールの効能についての動物試験及び臨床試験を進めており、多数の論文を国際学術誌に掲載している。



ジョギョンヒョン博士は、臨床試験を通じて「キューバ産ポリコサノール」がHDL-Cの数値と機能性(質)の両方を向上させるという事実を確認した。韓国人25人(20代の喫煙者7人、20代の非喫煙者7人、50代成人11人)を対象に、8週間毎日10mgのキューバ産ポリコサノールを毎日10mg摂取させた結果、8週間後、総コレステロール中でHDL-Cが占める割合がそれぞれ36%(20代の喫煙者グループ)、35%(20代の非喫煙者グループ)、8%(50代成人グループ)増加したことを示した。また、キューバ産ポリコサノールの摂取で、参加者のHDL-Cのサイズが増加したことが確認された。健康な人ほど、総コレステロール中のHDL-Cの比率が高く、HDL-C粒子のサイズも大きい。

また、ジョギョンヒョン博士はキューバ産ポリコサノールがコレステロール値の改善だけでなく、血圧低下に役立つという事実を確認した。84人の韓国人男女を対象に、計24週間キューバ産ポリコサノールを摂取させた結果、境界域高血圧にあった参加者の血圧が低下したことを確認した。ポリコサノール10mg服用グループは0週目135mmHgで24週目には128mmHgに降下しており、20mg服用グループは0週目血圧138mmHgで24週目には126mmHgに降下した。ポリコサノール摂取後HDL-Cの量が増加し、機能性が高まり、血圧を高めるホルモンであるアルドステロンの分泌が減り、参加者の血圧が低くなったものと分析した。



◆HDL-Cの値と機能は、心血管疾患の予防に非常に重要

上原教授(福岡大学、福岡大学病院)は、HDL-Cの健康に及ぼすメリットについて発表した。HDL-CはLDL-Cが酸化されるのを防ぐのみならず、内皮機能の改善や細胞の抗炎症作用、抗アポトーシス作用、血管拡張、血小板凝集阻害効果など、様々な効果を持つことが知られている。特に、HDL-Cは、我々の体の中でコレステロールの量を維持し、「恒常性」を維持するのに重要な役割を果たす。これらの役割は、コレステロール逆転送(Reverse Cholesterol Transport、RCT)と呼ばれる機序によるもので、これにより、HDL-Cは動脈硬化や心血管疾患の予防に寄与することになる。HDL-Cは、動脈壁に存在するマクロファージ(Macrophage)の余剰コレステロールを除去した後、肝臓に運び体の外に排出させることで、アテローム性動脈硬化班(プラーク)の生成を抑制する。

このようなHDL-Cの役割は、体内の余剰コレステロールを除去する唯一の機序であるため、心脳血管疾患の予防においてHDL-Cの適正濃度と機能性(質)の維持は不可欠な要素になる。

HDL-Cの量だけでなくHDL-Cの質は、心血管疾患の予防に非常に重要である。2011年に発表された論文によると、HDL-Cの値は冠動脈疾患のリスクを約15%減少させ、HDL-Cがマクロファージからコレステロールを収容し除去する能力は、冠動脈疾患のリスクを約25%減少させることが分かった。つまり、HDL-Cの数値だけではなく、HDL-Cの質も動脈硬化や心血管疾患予防に非常に重要である。(出典: The New England Journal of Medicine. 2011;364(2):127-35)



◆キューバ産ポリコサノールシステマチックレビュー(Systematic Review)

総コレステロール(TC)の減少、LDL-Cの減少、LDL-C / HDL-C比の改善

単博士は、キューバ産ポリコサノールのシステマチックレビューの結果を公開しキューバ産ポリコサノールが健常な成人において、高めの総コレステロール(TC)とLDL-Cを減少させ、LDL-CとHDL-Cの比率を改善する機能性があることを確認したと発表した。ポリコサノールの300報の論文の中で、血中脂質において健常者に対する研究の適格基準を満たして6つの研究結果を、それぞれ確認し、これを再び日本脂質異常症の健常者範囲内での実験参加者の結果に基づいて解析し、キューバ産ポリコサノールの機能性評価を試みた。特定保健用食品(FOSHU、Food for Specified Health Uses)の基準に基づく日本人脂質異常症の健常者範囲は、TCは140~199mg / dL、LDL-Cは60~119 mg / dL、である。

単博士の分析結果によると、6報の論文の中5本の論文で、TCとLDL-Cの有意な減少が確認され、4報の論文でHDL-Cの有意な増加が確認された。上記の論文を再び日本脂質異常症の健常者範囲の数値に基づいて分析した結果、キューバ産ポリコサノールがTCを下げ、LDL-Cを低下させ、LDL-C / HDL-Cの比率を改善させることが確認された。



◆HDL-Cが軽度認知障害と認知症の予防

難波博士は、最近発表された「HDL-Cと軽度認知障害と認知症」の論文の内容を抜粋して紹介した。軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment:以下MCI)とは、正常な老化現象に起因する認知能力の減退と認知症の中間段階を意味する。MCIが重要な社会問題となっている理由は、健康な高齢者のうち、毎年約1~2%が認知症に移行する一方、MCIと診断された患者の場合、10~15%が認知症に進行することに起因する。

平成2年(1990年)に長野県佐久保健所管内の南佐久郡8町村(1990年時点)に在住の、40~59歳の男女1万2,219人を対象にHDL-C値を測定し(1995-1996)、2014年からから2015年の間に、これらの1,114人を対象にMCIと認知症などの専門医によるメンタルスクリーニングを実施した。その結果、中年期(40~59歳)にHDL値が最も低い1グループ(HDL-C 50mg / dL未満)に比べてHDL-C値が少し高い2グループ(HDL-C 50~59mg/dL)はMCIのリスクが12%減少し、3グループ(HDL-C 60~69mg/dL)は23%減少し、HDL-C値が最も高い4つのグループ(HDL-C 70mg/dL以上)は53%減少した。また、HDL-Cが高いほど認知症にかからないことも確認した。HDL-Cの値が50mg/dL未満のグループに比べて50mg/dL以上のグループが認知症のリスクが63%も低かった。

以上の結果から、中高年において比較的高いHDL-Cを持つ日本人グループは、MCIおよび認知症への罹患率が有意に低いことが明らかとなった。(出典:Svensson et al. Translational Psychiatry(2019)9:26)



◆キューバ産ポリコサノールがHDLを高めMCIと認知症の予防の可能性もある

ジョギョンヒョン博士が今回の座談会で強調したのは、キューバ産ポリコサノールのHDL-C数値と共にその機能性(質)の向上効果がMCIと認知症に対する予防の可能性に関することであった。ジョギョンヒョン博士はMCIの患者の特徴がHDL-Cの値が低く、ベータアミロイドタンパク質のレベルが高いことを指摘しながら、逆にHDL-Cの数値が高く、コレステロールの質がよくなるとMCIと認知症に対する予防の可能性が高くなると述べた。増加されたHDL-Cは神経細胞の細胞膜のコレステロール量を減少させる。そのためHDL-Cがアルツハイマー型認知症に深く関与しているベータアミロイド蛋白質と直接結合しやすくなることにより、ベータアミロイドの凝集を防ぎ、脳組織にベータアミロイドが蓄積するのを防ぐことができる。

また、HDL-Cが脳におけるグリア細胞の一つである星状細胞(astrocyte)の炎症反応を減少させ、神経細胞へのダメージを減少させることに寄与する。キューバ産ポリコサノールは、HDL-Cの数値と質を向上させることが様々な研究を通して確認され、これは潜在的にMCIと認知症予防の可能性を示すものであると強調した。





【会社概要】

商号 : 株式会社レインボーアンドネイチャージャパン

代表者 : 代表取締役 リビョング

所在地 : 〒107-0062

東京都港区南青山4-18-11 フォレストヒルズイーストウィング2階

設立 : 2018年4月

事業内容: 食品・健康補助食品及び医薬品等の研究、企画開発、製造、卸、

販売及び輸出入

資本金 : 900万円

URL : http://www.raydel.co.jp/

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