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画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/185947/LL_img_185947_1.jpg
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新製品の「B series」は、最新の研究結果が、テーマごとに盛り込まれたエンジニア主導の新しい製品シリーズです。シリーズコンセプトや販売価格というヒエラルキーに縛られることなく、開発できた順に製品化して参りますので、製品名の番号は開発した順番となります。
■「音楽の音場感やダイナミックレンジとイヤホン・ヘッドホンの特性との関係」を踏まえた音質設計
今回発売する3製品は「音楽の音場感やダイナミックレンジとイヤホン・ヘッドホンの物理特性との関係」に着目し、音作りを行いました。
私たちは録音された音楽の音作りについて、2つの軸を設定することで整理してみました。
ひとつは、音の距離感に関わる考え方です。クラシックやジャズなどでは、空間や距離感を重視した録音が行われ、つまり「音場感」が重視されていると考えられます。一方、ロックやPOPS、昨今のアニソンに多く見られる録音では、距離感はさほど重視されず、それぞれの楽器やボーカルが一様に前に出てくる「解像感」がより重視されていると考えられます。
もうひとつは、「ダイナミックレンジ」です。つまり音量の時間的な変化幅です。ダイナミックレンジが大きければ、当然音量の時間的変化を利用したダイナミックな音楽表現が可能となりますが、一方で、ダイナミックレンジの変化よりも、常にすべての楽器やボーカルが眼前に迫るように、ダイナミックレンジの幅を小さくした録音が好まれる音楽もあります。
これらの考え方の違いは、どれが優れているというわけではなく、音楽の成り立ちや音楽に求められているものによる違いです。クラシック、特にオーケストラでは、楽器の奥行き方向の前後関係は特に重要で、やはり弦は前ですし、弦楽器、管楽器、打楽器という各楽器群のバランスが崩れると破綻してしまいます。そのため、すべての楽器に対して眼の前に迫るような解像感は求められません。クラシックでも例えば弦楽四重奏になると、ダイナミックレンジは狭くなり、各楽器の解像度がより際立ってきます。
一方でロックやPOPSは、音場感はクラシックほど必要とされず、音場感よりも解像感が重視されます。
これらの前提条件が、特にイヤホン・ヘッドホンのリスニングにおいては非常に重要で、それぞれに適したターゲットカーブやドライバー設計にすることで、より深く、音楽を楽しめるようになるということがわかってきました。
この音楽における音場感と解像感を横軸とし、ダイナミックレンジを縦軸にした下記のグラフをご参照ください。
当社製品のE3000は、ちょうどグラフの中心を狙って設計されているのに対し、Bシリーズはその外側に位置しています。つまりBシリーズは、Eシリーズよりも、より音楽の聴きどころに沿ったモデル、深くハマると手放せない、そんな魅力のある製品に仕上げています。
<音楽の音場感やダイナミックレンジとイヤホン・ヘッドホンの特性との関係>
https://www.atpress.ne.jp/releases/185947/img_185947_18.jpg
B1はfinal製品の中では、音の近さや臨場感を特に重視したモデルです。アニソンに代表される音楽では、音の近さをより際立させた録音がなされています。
そのように録音された音源では、まさにスタジオエンジニアがイメージしたとおりの音のバランスが再生できるよう設計しています。
B2は音場感に富んだ録音に適したモデルです。クラシックなどコンサートホールの反射音や残響を十分活かした録音や、ライブ録音など会場の雰囲気を十分再現しようと意図したミキシングの音源などに適しています。
B3は、解像感を特に重視したモデルです。
ライブ感のある音源でも楽器の繊細な音を手にとるように、かつやや華やかに聴きたい方や、アニソンやEDMのボーカルをタイトに楽しみたい方などに向いています。
■カスタマイズしたかのような装着感
イヤホンの装着感が優れているか否かは、圧迫感で決まります。人間工学を謳い有機的な曲面を設けて、どこかが耳に接すれば良いとする形状は、圧迫による保持となり、時間が経つにつれて疲労が蓄積します。
私達は圧迫感の少ない装着について改めて基本に戻って考え直した結果、2箇所で保持し、1箇所でズレない程度に支持するという考え方に至りました。
三脚と同様、どんな筐体も3箇所で保持することにより安定した装着が得られます。下の図の緑色の部分(イヤーピース)の1箇所、青色の部分(耳珠)の1箇所、ピンク色の部分(耳甲介:耳のポケット)のいずれか1箇所の合計3箇所となります。力を掛けてもストレスに感じにくいイヤーピースと耳珠でイヤホンを保持し、抜け落ちるのを支える程度にイヤホンがピンク色の部分(耳甲介:耳のポケット)に触れるという装着方法を採用しました。接触箇所を明確にした形状により、より多くの方の耳に圧迫感無く適合します。
<「B series」装着図>
https://www.atpress.ne.jp/releases/185947/img_185947_19.jpg
装着に圧迫感が無ければ、これほどイヤホンの装着は快適なのかと感じられる、まるでカスタマイズイヤホンであるかのように優れた装着感が得られます。
■長期的な使用のための修理可能な構造
本体は特殊工具を用いての分解が可能です。修理が容易で、長期間お使いいただく事を考慮した設計となっております。
■MIM(Metal Injection Molding)によるステンレス筐体
MIMとは、金属微粉末とバインダーを混ぜ、樹脂のように金型で成形した後、高温で焼結し、形状を整える方法です。樹脂の成形品と同様に形状の自由度は高く、金属でありながら複雑な形状の内部設計が可能です。
2019年6月14日より各販売店にて予約受付を開始いたします。
詳細は下記をご確認下さい。
<「B1」「B2」「B3」製品詳細情報>
◎特長
・音楽のダイナミックレンジや音場感とイヤホン・ヘッドホンの
物理特性との関係に着目した音作り
・カスタマイズしたかのような装着感
・長期的な使用のための修理可能な構造
・MIM(Metal Injection Molding)によるステンレス筐体
・final独自仕様のオリジナルドライバー搭載
・MMCXシルバーコートケーブル標準装備(B2を除く)
・左右軸色違いのオリジナルイヤーピース5サイズ付属
・シリコン製キャリーケース付属
・B seriesオリジナルパッケージ
◎スペック・価格
「B1」
型番 :FI-B1BDSSD
筐体 :ステンレス鏡面仕上(ローズゴールド)
ドライバー構成:1D+1BA(ネットワークレス)
インピーダンス:13Ω
感度 :94dB
重量 :36g
ケーブル長 :1.2m
同梱品 :イヤーピース、イヤーフック、シリコンケース
価格 :69,800円(税込)
音質 :低域から高域までバランスの良い、立体感のあるサウンド。
各楽器、ボーカルの解像度が非常に高いため、
ライブステージの中央に立ったような、圧倒的な臨場感と
躍動感をご体感いただけます。
「B2」
型番 :FI-B2BSSD
筐体 :ステンレスブラスト仕上(ガンメタリック)
ドライバー構成:1BA
インピーダンス:41Ω
感度 :109dB
重量 :32g
ケーブル長 :1.2m
同梱品 :イヤーピース、イヤーフック、シリコンケース
価格 :29,800円(税込)
音質 :全帯域にわたって強調感が少なく、自然で滑らかなサウンド。
ボーカルは、その息遣いが感じられるほどに近く
音の立ち上がりと立ち下がりを正確に再現できるため
各楽器の細かな音のニュアンスや抑揚もお楽しみいただけます。
「B3」
型番 :FI-B3B2SSD
筐体 :ステンレスブラスト仕上(フロストシルバー)
ドライバー構成:2BA(ネットワークレス)
インピーダンス:19Ω
感度 :102dB
重量 :36g
ケーブル長 :1.2m
同梱品 :イヤーピース、イヤーフック、シリコンケース
価格 :49,800円(税込)
音質 :タイトな低域と、クリアで伸びやかなサウンド。
全帯域にわたって解像感が高く、特に鮮やかな高域表現に
優れており、繊細なピアノのタッチや、ギターのピッキング
まで手に取るように聴きとることができ、じっくりと音楽を
お楽しみいただけます。
◎発売日
発売日:2019年6月28日
【商品紹介ページ】
https://snext-final.com/products/bseries/
【画像ダウンロード】
https://snext-final.com/press_release/detail/id=879
◎企業概要
商号 : S'NEXT株式会社
本社 : 〒212-0057 神奈川県川崎市幸区北加瀬3-12-7
代表者 : 細尾 満
設立 : 2007年11月
資本金 : 1億円
事業内容: オーディオ機器の開発、製造、販売
URL : http://snext-final.com/