表紙
目次
内容見本01(荒井良二)
内容見本02(荒井良二)
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/178437/LL_img_178437_1.jpg
表紙
【『あの日からの或る日の絵とことば』とは】
本書は、日本を代表する子どもの本の作家32名による、2011年3月11日 東日本大震災をきっかけとした「絵とことば」のイラストブックです。いわゆる物語絵本ではなく、各作家による見開き1枚絵と1,200字程のエッセイを集めたものとなっています。
本書を構成しているのは、震災にまつわる、作家たちのごくごく個人的なエピソード。それは他人にとっては関係のない、もしかしたら些細に思える物語です。けれどその些細な物語が、読み進めるうちにいつしか自分自身の抱える気持ち、自分の物語に重なる瞬間があるかもしれません。
たとえ直接被災していなくとも、震災を経験した誰もがそれぞれ個人的な体験を抱えています。本書は、震災以後の日常を慈しみ、同じ地続きの日々を生きているすべての人のための物語です。
【参加作家】五十音順
阿部海太/荒井良二/飯野和好/石黒亜矢子/植田真/及川賢治/大畑いくの/加藤休ミ/軽部武宏/きくちちき/坂本千明/ささめやゆき/スズキコージ/高山なおみ/tupera tupera 亀山達矢/寺門孝之/中川学/中野真典/nakaban/長谷川義史/ハダタカヒト/原マスミ/樋口佳絵/穂村弘/牧野千穂/町田尚子/ミロコマチコ/村上慧/本橋成一/本秀康/ヨシタケシンスケ/吉田尚令
【編者まえがきより】(抜粋)
あの日の夜、テレビが繋がらずにベッドの中で一人スマホにかじりついて見続けた東北の風景。
地震や津波で家や家族を奪われた人、放射能汚染で昔からの土地を出ざるを得なかった人、そういう人たちの事を思うと「あの時は大変だった」なんて被災者づらはできない。
そういう風に思っていた。いや、今でもそう思っているのだけれど、一方でそういう被災者とは言えない、でも何も被っていないとは言えない、どちらでもない人々の物語から見えてくるものがあるのではないか、そう考えるようにもなった。
あの日、あの時期、みんなはどうしていたんだろう、何を考えていたんだろう、そして、どんな時にあの日々の事を思い出すんだろう。
あの日にまつわる、個人的な、他人にとっては些細な物語。そんな物語を沢山聞いてみたい。
【読者の声】NetGalleyより
野球少年の話に涙し、サルスベリの木が生えた空き家の絵に惹かれた。
あの日、家でずっと津波の映像をテレビで呆然と見ていた。
自分の中で何かが変わったとはいえ、それを体験として語るには、関わりが薄すぎると思っていた。
でも、この本は、それぞれのあの日に、被災者でない人がどうしていたか、力強い絵と穏やかな文章で綴ってある。
自ら語らずにいたからずっと心の奥底に沈殿していたことに気づかせてもらった。
(教育関係者)
■そのほかのレビュー
https://www.netgalley.jp/catalog/book/158764
【編者プロフィール】
筒井大介(つつい・だいすけ)
1978年大阪府生まれ。出版社を経てフリー編集者に。担当した絵本に『うちゅうたまご』(荒井良二)『むかしむかし』(谷川俊太郎・詩/片山健・絵)『人魚のうたがきこえる』(五十嵐大介)『ネコヅメのよる』(町田尚子)『えとえとがっせん』(石黒亜矢子)『わたしのものよ』(マルー)『やましたくんはしゃべらない』(山下賢二・作/中田いくみ・絵)他多数。『ブラッキンダー』(スズキコージ)『オオカミがとぶひ』(ミロコマチコ)がそれぞれ第14回、第18回日本絵本賞大賞を受賞。『オレときいろ』(ミロコマチコ)で2015年度のブラティスラヴァ世界絵本原画展「金のりんご賞」を受賞。絵本編集のかたわら、水曜えほん塾、nowaki絵本ワークショップを主宰し、作家の発掘、育成にも力を注いでいる。
【書籍情報】
書籍名:あの日からの或る日の絵とことば――3.11と子どもの本の作家たち
編者 :筒井大介
判型 :B5判変型・ハードカバー
頁数 :144ページ
ISBN :978-4-422-70120-2
定価 :本体1,700円+税
発売日:2019年3月6日(水)
発行所:株式会社創元社
■商品ページ
https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=3960
【会社概要】
商号 : 株式会社創元社
創立 : 1925年(大正14年)
代表者 : 代表取締役社長 矢部敬一
資本金 : 1,800万円
事業内容: 出版事業、セミナー事業、学会事務局運営、書籍販売
所在地 : <本社>
〒541-0047 大阪市中央区淡路町4丁目3-6
<東京支店>
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