カリフォルニアくるみ
くるみとツナ缶のしぐれ煮
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/168722/LL_img_168722_1.jpg
カリフォルニアくるみ
ロマリンダ大学から96.5キロ圏内に住む63歳から79歳までの健康な高齢者183人を対象に、2012年10月から2016年7月まで研究が行われました。被験者はランダムに2つのグループに分けられ、くるみ食群は1日28gから56gのくるみを摂取しました。2年後、2つのグループを比較したところ、体重、体脂肪、腹囲/腰囲比に差はみられませんでした。
共著者のジョアン・サバテ博士は、「高齢者は体重増加を気にすることなく、健康のためにくるみを食生活に取り入れられることが研究によりわかりました」と述べています。
この研究は、「くるみと健康的な加齢(the Walnuts and Healthy Aging Study:WAHA)」のサブ試験です。WAHA研究は、カリフォルニアくるみ委員会(CWB)とカリフォルニアくるみ協会(CWC)の支援により、毎日くるみを摂取することと、高齢者の認知機能、黄斑変性(加齢により網膜の中心部である黄斑に障害が生じ、見ようとするところが見えにくくなる病気)との関係を2年間調べました。
くるみについては、心臓・血管の健康、腸の健康、糖尿病、認知機能、男性のリプロダクティブヘルスなど、さまざまな健康面での利点の可能性について研究が進められています。くるみは、摂取が推奨されている多価不飽和脂肪を豊富に含み(28g当たり13g)、その中には、必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸(アルファリノレン酸)も豊富に含まれています(28g当たり2.5グラム)。また、ポリフェノール(1グラム当たり69.3±16.5マイクロモル、カテキン相当)やγ(ガンマ)トコフェロール(28g当たり5.91ミリグラム)など、さまざまな抗酸化物質(28g当たり3.721ミリモル)も、くるみから摂取することができます(2)。
この研究発表はHPでも公開しています。
https://www.californiakurumi.jp/paper/20181018
【カリフォルニアくるみ協会について】
カリフォルニア くるみ協会 California Walnut Commission(CWC)は、カリフォルニア州のくるみ生産者と加工・販売業者を代表する機関で、カリフォルニア州農務局の管轄のもとに各種調査・研究、輸出相手国での啓蒙活動を行う非営利団体です。対日活動は1986年の殻付きくるみの輸入解禁と同時に設立され、その主な役割は日本におけるカリフォルニア産くるみの需要拡大を目的とする宣伝、PR、販売促進、調査などを企画実施することにあります。海外では日本のほか、ドイツ、スペイン、中国、韓国、インド、トルコ、イギリス、EUに代表事務所を置き、良質なカリフォルニア産くるみを広めるためのさまざまなマーケティング活動が行われています。
カリフォルニアくるみ協会のホームページでは毎日の食生活にくるみを手軽に取り入れていただける健康的なレシピをはじめ、栄養と健康の情報を紹介しています。
https://www.californiakurumi.jp/
くるみとツナ缶のしぐれ煮
https://www.californiakurumi.jp/recipe/426
参考文献:
(1) Effects of Long-Term Walnut Supplementation on Body Weight in Free-Living Elderly: Results of a Randomized Controlled Trial
https://www.mdpi.com/2072-6643/10/9/1317
(2) Halvorsen BL, Carlsen MH, Phillips KM, et al. Content of redox-active compounds (ie, antioxidants) in foods consumed in the United States. Am J Clin Nutr. 2006;84:95-135.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2841576/
カリフォルニアくるみに関する健康情報、レシピ、または産業界に関する情報は
http://www.californiakurumi.jp/ (日本語)