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審査員と受賞者
7月26日の表彰式では受賞者20名を大学に招待し、在宅医療・地域医療の実践者である武藤 真祐氏の特別講演とともに、ロボット(ダ・ヴィンチ)手術体験を含む医師体験セミナーを開催しました。
自治医科大学においては、今後も医療を通じ、地域社会のリーダーを目指すことができる、次代を担う世代の育成に努めて参ります。
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大賞 長崎県立佐世保北高等学校 2年 中川 亜由
優秀賞 群馬県立中央中等教育学校 4年 俵 舞雪
浦和ルーテル学院高等学校 1年 中澤 彩恵
群馬県立中央中等教育学校 5年 岩崎 安純
宮城県仙台第二高等学校 2年 香川 覚彦
※他の入賞者については本学ホームページをご覧ください。
https://www.jichi.ac.jp/news/exam/2018/20180828.html
■永井 良三学長(審査委員長)のコメント
今回の小論文コンテストは、高校生に地域の医療のあり方を題材に、「正解のない問題」を考えてもらうことが狙いでした。とくに医療はお互い様の世界です。立場によって考え方も違います。小論文を書いてみると、医療ではお互いの立場を尊重し、関係する人たちの納得が大切だということを知るようになります。そうした社会の相互依存性を知ることが、医療だけでなく自分の生き方を考える上で、大きな力になります。
■武藤 真祐特別審査員(医療法人社団鉄祐会理事長)の講演要旨
将来の世界を背負って立つ皆さんは、リーダーになるためのギフト(才能)を持っていることと思います。いかに人を束ねるかではなくて、自分が何をやりたいかということを強く持たない限りリーダーにはなりませんが、何かをしようとしている人に手を差し伸べることもリーダーシップの形です。また、皆さんのギフト(才能)は皆さんだけの力でつくられた訳ではなく、多くの人たちによってつくられたものです。そしてその中で皆さんがつくりあげたギフト(才能)は、世の中に返していくためのものです。このことを祝辞として皆さんに伝えたいと思います。
■本田 麻由美特別審査員(読売新聞東京本社編集局生活部次長)のコメント
医療、介護、福祉が地域を形づくっていくということが、文章としてもしっかりと、しかも幅広く書かれていました。患者の視点に触れた作品もあり、全体として今の医療の本質をほとんど全て書いていただいており、若い皆さんが真摯に取り組まれたことに感銘を受けました。もし、自分が患者になったとき、医師という立場は非常に強いものであります。ぜひ皆さんには、どんな患者さんにも人間同士として向き合えるような医師になってほしいと期待しています。
■中川 亜由さん(大賞受賞者)のコメント
今回、このような賞をいただき信じられない気持ちです。将来は地域医療を学んで小児科医になりたいと思っています。子ども達の笑顔を守れるような医者になれるよう、決意を曲げず頑張って行きたいと思います。
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(左から)本田特別審査員 永井学長 武藤特別審査員と大賞、優秀賞の皆さん
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■参考(募集概要)
【テーマ】
2018年度テーマ:10年後の地域医療への贈り物
【応募資格】
日本国内の高等学校に在籍している生徒(1~3年生)
【字数・応募方法】
字数:1,200字(所定の原稿用紙3枚)以内。郵送での応募に限る。
■最終審査会・表彰式・特別講演会 2018年7月26日(木)
特別講演会:武藤 真祐氏「リーダーシップとギフト」
審査委員会:◎審査委員長
永井 良三学長
◎特別審査員
武藤 真祐氏
(医療法人社団鉄祐会理事長、
東京医科歯科大学医学部 臨床教授、
日本医療政策機構理事)
本田 麻由美氏
(読売新聞東京本社編集局生活部次長)