80年間読み継がれ、多くの人に影響をあたえた歴史的名著、初のコミック化。
新装版「君たちはどう生きるか」書影
発売当初から原作本を知っている世代からの支持をうけ売行き好調でしたが、2017年10月下旬、テレビでの紹介をきっかけに爆発的な売行きとなりました。さらに、11月の新聞書評、テレビ紹介が追い風となり10万部クラスの増刷を5回行いました。発売から5カ月足らずという早さで漫画単独で100万部の発行部数に達しました。
併せて、同時刊行の、活字を大きく仮名遣いも現代風に改め、原作を読みやすくした新装版(小説)も30万部を発行し、漫画、小説合計で130万部に達しました。
この間、読者層は拡大し、原作本に親しんだ世代だけではなく、あらゆる世代、性別に読まれるようになりました。特筆すべき点として本書を自分の周囲の人に知って欲しい、読んで欲しいということから、親から子へ、祖父母から孫へ、または友人などへのプレゼントとしての需要や、昨年末からは、全国の学校(中学、高校、大学)の一括購入が増え、朝の読書時間の課題図書、入学生、卒業生へ向けての贈呈品として、利用なども目立つようになっており、その動きはメディアにも注目されています。
漫画版、新装版(小説)ともに、全国各地の書店、ネット書店の大きな支持を受けてその売行きはますます加速しています。本書の魅力は、物語の根底に流れるテーマとその普遍性が、いつの時代でも人としての拠りどころとなり、生きるためのヒントとなっていることかもしれません。
https://s.magazineworld.jp/books/kimitachi/
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/146497/LL_img_146497_1.jpg
80年間読み継がれ、多くの人に影響をあたえた歴史的名著、初のコミック化。
【名著『君たちはどう生きるか』とは】
軍国主義が進みはじめた1937(昭和12)年に発行された本書は、児童文学者、編集者であり岩波少年文庫の創設にも尽力した吉野源三郎が、ヒューマニズムに根差し、自分の頭で考えられる子どもたちを育てたいという想いを持って「日本少国民文庫」シリーズの一つとして刊行した物語です。主人公の中学生“コペル君”が、日々直面する様々な問題と取り組むなかで、友人との関係、ものの見方、真実、勇気について、“おじさん”からアドバイスを受けながら考え、学んでいく姿が書かれています。本来は少年少女に向けて書かれたものでしたが、大人たちからも多大な共感を得ています。
■原作:吉野源三郎(よしの げんざぶろう)
編集者・児童文学者。1899(明治32)年~1981(昭和56)年。雑誌『世界』初代編集長。岩波少年文庫の創設にも尽力。
■漫画:羽賀翔一(はが しょういち)
漫画家。2010年『インチキ君』で第27回MANGA OPEN奨励賞受賞。
2011年にモーニングで『ケシゴムライフ』連載、2014年に単行本発売。近刊に『昼間のパパは光っている』
【商品概要】
漫画版
●商品名 :『漫画 君たちはどう生きるか』
●著者 :吉野源三郎 原作、羽賀翔一 漫画
●ISBN :978-4-8387-2947-0 C0030
●発売日 :2017年8月24日(木)
●判型・頁:A5判 342ページ
●定価 :本体1,300円(税別)
新装版
●商品名 :『君たちはどう生きるか』
●著者 :吉野源三郎
●ISBN :978-4-8387-2946-3 C0030
●発売日 :2017年8月24日(木)
●判型・頁:四六判、318ページ
●定価 :本体1,300円(税別)
漫画版・新装版共通
●出版社:株式会社マガジンハウス
●全国の書店、ネット書店で販売中
http://magazineworld.jp/books/