『星屑から生まれた世界 ―進化と元素をめぐる生命38億年史―』カバー
モノ湖とDNA
タンパク質表面のポケット
DNA、RNA、タンパク質
本書は、元素に注目しながら、宇宙や地球の創成から生命爆発および進化までを読み解いたもので、これまでにない視点で、生命の進化が語られています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/145133/LL_img_145133_1.jpg
『星屑から生まれた世界 ―進化と元素をめぐる生命38億年史―』カバー
■書籍の内容
『ワンダフル・ライフ――バージェス頁岩と生物進化の物語』(早川書房)の著者スティーヴン・ジェイ・グールドは偶然性にとらわれ、生命のテープを再生しても人類(ホモ・サピエンス)が現れる可能性はゼロに近いとみた。けれど著者は、生物が使える元素は地球の地質史が決めたため、何度テープを巻き戻して再生しても、進化はほぼ同じ道をたどると主張する。多様な分野の視点と先人の研究を踏まえれば、地球に生命が生まれ、体内のしくみを洗練してきた道筋の理解には、化学の原理つまり元素(エレメント)と周期表がカギだと解く――さまざまな要素(エレメント)が交錯する壮大な進化の物語が、ミステリーの謎解きのような面白さで描かれる。
<目次>
1章 ヒ素を使う生物?
2章 細胞の中
3章 元素と地球と月の誕生 ―― 137~45億年前
4章 三重点の惑星 ―― 45~38億年前
5章 命のゆりかご:化学のヒント ―― 38~36億年前
6章 噛み合う歯車 ―― 36~30億年前
7章 太陽のリスクと恵み ―― 30~20億年前
8章 一歩後退、二歩前進 ―― 20~6億年前
9章 酸素が起こした生命爆発 ―― 6~1.5億年前
10章 呼び戻された4元素 ―― 6~0.6億年前
11章 生物社会の進化と化学 ―― 1.5億年前~現在
12章 進化の化学物語
■著者プロフィール
<原著者>
ベンジャミン・マクファーランド(Benjamin McFarland)
米国ワシントン州シアトルパシフィック大学(SPU)化学・生化学科教授。専門は化学、生化学、化学教育。
1974年アリゾナ州フェニックス市に生まれる。1996年フロリダ大学教養学科卒業、2001年ワシントン大学大学院化学専攻修了(Ph.D)。2003年からSPUに奉職し2013年より現職。
共著に“Faith Seeking Understanding: Essays in Memory of Paul Brand and Ralph D. Winter”(William Carey Library Publ.)がある。
<訳者>
渡辺 正(わたなべ・ただし)
東京理科大学教育支援機構教授。東京大学名誉教授。専門は電気化学、生体機能化学、環境科学、化学教育。
1948年鳥取県に生まれる。1976年東京大学大学院工学系研究科工業化学専攻修了(工学博士)。2012年同大学定年退職ののち現職。
著訳書に『〈化学はじめの一歩シリーズ〉化学基礎』『〈同〉分析化学』『〈同〉有機化学』『〈同〉物理化学』(共著、化学同人)、『レア RARE 希少金属の知っておきたい16話』(化学同人)、『「地球温暖化」神話』(丸善出版)、『アトキンス 一般化学』(東京化学同人)など約170点がある。
■書籍情報
書名 : 星屑から生まれた世界 ―進化と元素をめぐる生命38億年史―
(原著名: A World from Dust: How the Periodic Table Shaped Life)
著者 : ベンジャミン・マクファーランド
訳者 : 渡辺 正
体裁 : 四六判・並製・横組・408頁
発売日 : 2017年12月10日
定価 : 本体2,800円+税
ISBN : 978-4-7598-1821-5
発行 : 株式会社化学同人
書籍URL: https://www.kagakudojin.co.jp/book/b325508.html
■発行元
会社名 : 株式会社化学同人
所在地 : 〒600-8074 京都市下京区仏光寺通柳馬場西入ル東前町408番地
代表者 : 代表取締役社長 曽根 良介
事業内容: 出版業
設立 : 1954年9月
URL : http://www.kagakudojin.co.jp/
【お客様からの問い合せ先】
株式会社化学同人 営業部
Tel:075-352-0371