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日本最大級の規模を誇る信州 小諸の“風穴”で自然・歴史・文化を身近に体感!「全国風穴サミット」9月2日・3日に開催



神々の宿る「小諸・氷風穴」の里


風穴入口には明治時代の看板が


巨大な風穴跡に当時の規模が偲ばれる


風穴は昔懐かしい集落のすぐ裏手

第4回全国風穴サミットin信州小諸実行委員会(実行委員長:大西 崇弘)は、来る2017年9月2日・3日に長野県小諸市において、「神々のいる風穴」と題し全国風穴サミットを開催します。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/136699/LL_img_136699_1.jpg

神々の宿る「小諸・氷風穴」の里





風穴とは、いわば自然を利用した冷蔵庫。こうした冷風穴と呼ばれる風穴は、電気が未発達で冷蔵庫の無い時代に、食料やお酒、氷、さらには「蚕の卵=蚕種」などを貯蔵することに利用されていました。

そして、300年以上にわたり現在も使い続けられている風穴は非常に珍しく、今回のイベントは、その歴史やしくみが学べるとともに身近に体感できるまたとない機会です。





■全国各地の風穴ファン・専門家などが大集結

今回で第4回を迎える風穴サミットは、2014年の第1回が長野県大町市、第2回が島根県出雲市、第3回が長野県上田市で開催されました。

第4回をむかえる今回は、イベント等の参加人数目標を1,000人以上としており、全国各地の風穴ファンや専門家、ちょっと風穴に興味がある人など幅広い方々が小諸市に集結します。

これからでも参加可能な「こもろ風穴まつり」など、入場無料イベントも盛りだくさんでお待ちしてます。





■風穴がもたらした「糸のまち」小諸

小諸では、明治8年(1875年)ごろから、蚕種(蚕の卵)を預かって風穴で貯蔵していました。風穴の低温を利用することで、孵化の時期を調整。それまで、1年に1回しか飼育できなかった蚕が、年に5~6回の養蚕ができるようになり、生糸の大量生産が可能になりました。

こうした風穴の活用も大きく貢献し、小諸市は「糸のまち」とも呼ばれるほど、養蚕が盛んな町に成長しました。そして、世界遺産である富岡製糸場とも、蚕種のやりとり、技術面・人材面の交流でも深くかかわっていました。





■日本一の規模を誇った小諸の風穴

蚕種貯蔵として利用されていた当時、風穴の実績を量る単位は「枚」。これは、蚕の卵(種)が産み付けられた「蚕種紙」をどれだけ貯蔵できるかを表していました。「全国風穴調(明治42年)」によると、小諸の風穴は、蚕種紙取扱い量(貯蔵高3年累計)で日本一。小諸風穴76万枚、氷風穴42万枚と、群馬県の富岡製糸場の荒船風穴の16万枚を大きく超えていました。

風穴の数としては、小諸市の大久保・氷地区を中心に14も点在していました。そして現在でも、「北海道から鹿児島まで三百基の風穴が確認できるうち、これほど初期の状態を保っているのは数少ない」と専門家からも注目されています。





■第4回全国風穴サミットin信州小諸 開催概要

URL : http://komoro.link/fuuketu/

期日: 平成29年(2017)9月2日(土)・3日(日)

場所: 2日(土) 小諸市市民交流センター(こもろプラザ) ステラホール

3日(日) (体験ツアー)氷風穴、小諸城址懐古園、

北国街道小諸宿の名所見学



<内容>

・9月2日(土) こもろ風穴まつり(終日イベント)9:00~17:00 ◎入場無料

特別展1「小諸風穴群 蚕種貯蔵所の史料展」

特別展2「絹の魅力展」

パネル展示(全国から風穴の研究成果を発表)

体験コーナー(「座繰り体験」「葉染め体験」など)

出展ブース(「繭クラフト細工」「書籍販売」「繭と糸と着物展」など)

お土産販売コーナー(桑の実ジュース販売など)

シンポジウムの様子を場外ライブ上映(13:30~)



・9月2日(土) 氷風穴行き無料バス運行(24名×2便)

※定員に達したため締め切りましたが、自車での取材は可能です。

1便 こもろプラザ発9:00~氷区入口下車9:20

~風穴入り口駐車場(布引林道)発10:40~こもろプラザ着11:00

2便 こもろプラザ発9:40~氷区入口下車10:00

~風穴入り口駐車場(布引林道)発11:20~こもろプラザ着11:40



・9月2日(土) シンポジウム ◎参加費2,000円 ◎募集定員150名

※定員に達したため締め切りましたが、取材は可能です。

8:30~13:30 受付時間

13:00 開場

13:30 第一部 開演

13:50 基調講演(1)

「信州小諸・氷風穴周辺の地形と冬季の温湿度観測」

清水 長正氏(駒澤大学講師)

14:30 基調講演(2)

「信州のシルクは欧米で「ストッキング」になっていた」

鴇田 章氏(絹とアンティークストッキング収集研究家)

15:25 第二部 開演

15:30 事例報告(1) 「風穴風の不思議とその理由」

曽根 敏雄氏(北海道大学低温科学研究所)

15:50 事例報告(2) 「氷風穴のあゆみ」

前田 富孝氏(氷風穴の里保存会 会長)

荒木 貴志氏 一般社団法人長野県建築士会 佐久支部 青年女性委員会

16:10 ステージアトラクション

(1) 23回小諸・藤村文学賞 最優秀賞発表(朗読:小諸図書館)

(2) ミニコンサート(演奏:コピーヌクラブ)

16:40 閉会



・9月2日(土) 懇親会 ◎参加費4,000円(飲食付き) ◎定員200名 ◎要予約

18:00~20:00 懇親会 会場:ベルウィンこもろ



・9月3日(日) こもろ観光局企画 風穴体験バスツアー

「氷地区風穴見学と小諸市内名所旧跡めぐりツアー」

※好評につき、定員に達したため締め切りました。

*旧北国街道沿いに在る、歴史ある味噌販売所、寺院、旧製糸工場などと風穴をガイドが同行しご案内いたします。



※シンポジウムやバスツアーその他のお申し込みは、定員に達し次第、早めに終了する場合がありますので、あらかじめご了承ください。





■長野県小諸市とは

長野県小諸市は、人口42,723人(2017年7月1日現在)。雄大な浅間山の南斜面に広がり、市の中央部を千曲川が流れる詩情豊かな高原都市です。

東京から約150km。車で2時間半・電車で約1時間半とアクセス抜群です。軽井沢町からは車で約30分です。

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