RescaleとHPCシステムズが販売代理店契約を締結

Rescale, Inc.(CEO：Joris Poort、本社：米国カリフォルニア州サンフランシスコ、以下 Rescale)と、HPCシステムズ株式会社(代表取締役：小野 鉄平、本社：東京都港区、以下 HPCシステムズ)は、RescaleのScaleX クラウドHPCプラットフォーム提供のための代理店契約を締結し、HPCシステムズ社を通してRescale ScaleXプラットフォームの販売を2017年8月より開始することを発表いたします。





物理、化学、工学などに代表される科学技術計算分野において、昨今これまでのオンプレミス環境と併せ、クラウドを用いた計算環境への需要が高まってきておりますが、今回の代理店契約により、Rescaleは自社が提供するScaleXプラットフォームを、新薬開発や新物質発見などに代表される分野を最も得意とする HPCシステムズ社を通じて提供することとなり、この分野での開発期間の短縮に貢献することが可能となりました。





HPCシステムズ社は、本契約により迅速なHPC環境の構築、ピーク時における柔軟な計算資源の確保といったクラウド基盤の特質を生かしたクラウドサービスの提供を得意分野に積極的に展開することが可能になります。また、HPCシステムズ社が開発した化学反応経路最適ソフトウェアReaction plus ProをScaleXプラットフォームに対応させることにより、ScaleXが対応している多くの科学計算向けアプリケーションとともに自社開発のアプリケーションを統合して提供いたします。



ScaleXを利用することにより、ユーザーの皆様は、面倒な環境設定が伴うインストール作業や計算機の管理に時間を取られることなく、また、固定資産管理なども必要とせずに、計算をしたい時にいつでも最適化された環境で計算することができるようになります。1回の計算の時間制限もないため、ジョブが終了するまで計算することができます。





【HPCシステムズ社代表取締役 小野 鉄平のコメント】

「HPCソリューションにおいて世界をリードするクラウドプラットフォームサービスプロバイダーのRescale社とパートナーシップを締結できたことはエキサイティングなことです。材料科学と生命科学分野でより多くの研究者、科学者やエンジニアにRescale社のScaleX クラウドHPCプラットフォームと弊社のHPCインテグレーション技術で構築したオンプレミス環境をハイブリッドシステムとして提供が可能になり、また独自の計算科学ソフトウェアを国内外に提供できるようになることを楽しみにしております。」





【Rescale, Inc. CEO Joris Poortのコメント】

「日本の計算科学分野に多くの実績を持つHPCシステムズ社とパートナーシップを締結できたことは非常に喜ばしいことです。我々のパートナーシップとScaleXソリューションは、計算科学分野におけるクラウドベースでの新しい可能性を計お客様へ提供し、新薬開発や新物質発見などに代表されるこの分野に新しく重要なイノベーションをもたらすことになるでしょう。」





【初年度販売目標】3,000万円





【HPCシステムズの概要】

HPCシステムズは、主に大学・官公庁の研究開発機関と企業が行う科学技術計算に対応した高性能計算機の開発・製造・販売を手掛け、研究開発の内容によって使用される計算手法、計算能力などに応じて最適なクラスタシステムや並列ファイルシステムの提案及びインテグレーション、チューニング高速化サービス、HPCクラウドサービス、計算科学ソリューションと研究開発支援を行っております。



＜ホームページ＞

http://www.hpc.co.jp





【Rescaleの概要】

Rescaleは、2011年に設立された、シミュレーションソフトウェアとHPCソリューションにおいて世界をリードするクラウドプラットフォームサービスプロバイダーです。卓越したシミュレーションソフトウェアと大規模な商用環境で利用可能なHPCインフラにより、ウェブベースのアプリケーションを通じて、セキュアかつシームレスなプラットフォームソリューションを提供しています。米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を構えており、フォーチュングローバル500に名を連ねる航空宇宙産業、自動車、生命科学、船舶、消費者向け製品、およびエネルギー分野における主要企業がサービスを利用しております。



＜ホームページ＞

https://www.rescale.com/jp/