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本格漢方煎薬をセルフカフェスタイルで簡単に体験 「KAMPO煎専堂」の加盟店が300店舗に



漢方煎薬 1


加盟店 イメージ


KAMPO煎専堂 浅草店 1


大宮 KAMPO煎専堂 セルフBar(2014年オープン当時) 外観

漢方の原点である煎薬をはじめ、健康食品、自然食品、化粧品など幅広く健康をサポートする株式会社タキザワ漢方廠(所在地:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:瀧沢 努)では、当社が運営するセルフカフェスタイルで簡単に本格漢方煎薬を体験できるお店「KAMPO煎専堂(かんぽうせんじどう)」の加盟店が、2017年中に300店舗を達成いたします。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/134115/LL_img_134115_1.jpg

漢方煎薬 1



KAMPO煎専堂: http://www.kampo-bar.com/kampo/





■“敷居が高い”というイメージを払拭し、街の薬局・薬店を元気に

1980年代頃まで軽い体調不良に関する対処は、まず「街の薬局・薬店」を訪れ健康相談をすることが当然の光景でした。ドラッグストアでは商品棚から目的のものをお客様自身が選ぶ「セルフ販売」を主としていますが、薬局・薬店ではカウンセリングを行った上で、お客様に適した漢方・一般薬を提供する「相談販売」が基本的なスタイルとなっています。しかしドラッグストアが年々増加。さらに医薬品のインターネット・コンビニエンスストアでの販売解禁による影響で、「相談販売」のスタイルは少なくなり、街の薬局・薬店への客足は遠のき、経営は厳しい状況となりました。



特に若い世代にとってドラッグストアは気軽に入店できるのに対し、「街の薬局・薬店は入りづらい・高いものを買わされそう」といった“敷居が高いイメージ”がありました。

当社では全国の薬局・薬店とお取引をしていることから、「相談販売」で自身の健康状況について把握することや、自分に合った漢方を飲んだことがないような人たちにも間口を広げ、幅広い世代の方に興味を持っていただけるような新しい手法を生み出すことを決意。「“街の健康相談所”である薬局・薬店を復活させたい」「集客対策に苦慮する街の薬局・薬店を支援したい」という想いから、当社では店主の方々がお客様に対し、セルフカフェスタイルで簡単に本格漢方煎薬を薬局・薬店内のスペースで提供できる「KAMPO煎専堂」のプロジェクトをスタートいたしました。





■店舗導入に至るまでの様々な困難

プロジェクトの発足から3年で300店舗まで拡大した「KAMPO煎専堂」ですが、ここまでの経緯には様々な困難がありました。それは、「簡単に煎じることが出来る漢方煎薬商品開発」と「薬局・薬店への理解・法律的な問題」です。



本プロジェクトをスタートするにあたり、気軽に漢方煎薬を試せるような商品を開発することから着手しました。それまでの漢方煎薬はお鍋で20~40分ほど煮詰めることが当然でしたが、それではカフェスタイルでの提供ができません。そこで当社では2年にわたる独自の研究と試行錯誤を重ね、電子レンジで5分加熱するだけで、煮詰めるのと同様の効果を得られる「ティーバッグ式漢方煎薬」を開発しました。



しかし商品を開発したものの、当時、取引先である地元の薬局・薬店に声掛けをするも「儲からない」「実施することにリスクはないのか」と、なかなか了承を得られない状態が約1年近く続きました。協力店が見つからない中、2014年に自社で「KAMPO煎専堂 セルフBar」をJR大宮駅(埼玉県)近くにオープン※。2階で商品を購入し、1階にセルフBarとして1包(1杯分)350円+税で気軽に漢方煎薬を飲むことができるスペースを設け、薬局・薬店に導入するためのモデル店として運営を始めました。

しかし「カフェスタイルで漢方煎薬を提供する」という試みは前例がなく、「利用者に手軽に利用できる漢方のBAR」という趣旨で広めようとしたものの、自治体からは「“BAR=お酒”のイメージが強いためそのような表記をしないように」と指摘を受けることもありました。また、「薬局等構造設備規則」の取り扱いが各自治体によって異なったため、「こういうことをやるなら天井まで壁をつけなさい」といった要件が設けられることがあり、薬局・薬店への導入は思うように進みませんでした。



※浅草の複合商業施設「まるごとにっぽん」からテナントとしてのオファーがあり、2015年12月に同店舗を「KAMPO煎専堂 浅草店」として移転オープン。



<経済産業省・厚生労働省の“お墨付き”を獲得>

こうした状況を改善するべく、当社では2016年6月に経済産業省と厚生労働省に「薬局等構造設備規則」と当社の取り組みに関する見解を求め、「漢方セルフ煎じコーナーの設置は同規則に抵触しない」とする“国のお墨付き”を得ることができました。これを機に、コーナー設置への障壁が取り除かれ、加盟店の申込み件数も右肩上がりに急増。2016年9月30日には、加盟店100店舗を達成しました。



導入した薬局・薬店からは「近隣の住民や出入りの業者から『1杯350円なら試してみようかな』という声が聞こえた」「保健薬などを買っても長続きしないお客様が漢方カフェで試飲し、具合が良くなるのを体感したことから、継続して買っていくようになった」などの声を頂いており、また実際に漢方カフェを利用したお客様からは「こういう薬局を待っていた」という声も頂いています。





■今後の展望

今期中に加盟店舗数500店舗の達成を目標としています。また、薬局・薬店への集客効果の向上だけにとどまらず、将来的には漢方煎薬で日頃の体調管理や健康意識を高めることにより、病院に頼ることのない健康的な身体をつくり、医療費の削減にも繋がればと考えています。





■「KAMPO煎専堂」とは

「KAMPO煎専堂」は、漢方煎薬を初めて利用する、または気軽に試したいという方のための、セルフカフェスタイルのお店で、全国の漢方薬局・薬店加盟店内で運営しています。

簡単に服用できる錠剤や顆粒状の漢方薬が主流のなか、「KAMPO煎専堂」ではあえて煎薬を提唱しています。それは、漢方は水から煎じだして服用するのが最も効果的とされているから。煎薬は、加工されている賦形剤を使う顆粒・錠剤とは違い、生薬をそのまま煎じているため、天然物である生薬の複雑な成分が残らず抽出され、それを服用することにより活きた成分を吸収することができると考えられています。また、味や香りによる効果もあると考えられています。



<特長>

(1) 気軽に利用でき低価格

24種類のティーバッグ式漢方煎薬(第2類医薬品)を、1包(1杯分)350円+税にて店頭販売しています。



(2) カンタン独自手法

“煎じることが面倒”という方のために、2年にわたる独自の研究と試行錯誤を重ね、電子レンジを使用して加熱する「レンジで5分・時短煎じ法」を考案。カンタンに飲めるだけでなく、自分で煎じる(煮出す)こともできます。



(3) スペシャリストが体質や症状タイプに合わせてサポート

漢方スペシャリスト「漢ムリエ(カムリエ)※」が、体質や症状、カラダに馴染み、自分に合った味や香りの漢方煎薬を選ぶのをお手伝いします。



(4) 全国どこでも試せる

「KAMPO煎専堂」は、全国の加盟店約300店の薬局・薬店内スペースに設置しております。



※漢ムリエ(カムリエ)…当社では独自の資格制度を設け、漢方煎薬の香り・色・効果効能・特性などを利き分けられるスペシャリストを養成しています。





■会社概要

会社名: 株式会社タキザワ漢方廠

所在地: 埼玉県さいたま市大宮区堀の内町2-623-1

代表者: 代表取締役社長 瀧沢 努(たきざわ つとむ)

設立 : 1967年3月

TEL : 048-687-4455

URL : http://www.takizawa.asia/

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