『芸術論』表紙
Drawing for “Counter Voice in the Earth(2006)photo by Keizo Kioku
Idea Drawing for “Heathrow Airport Terminal 2”(2010)photo by Keizo Kioku
本書の編集担当・東晋平さんを聞き手に迎え、イベント終了後には宮島達男によるサイン会も予定しております。
イベント詳細 : http://www.aoyamabc.jp/event/futureofartist/
『芸術論』詳細: http://artdiver.moo.jp/?p=1868
イベントでは、宮島の作品に通底する「3つのコンセプト」が、いかにしてデビューから30年の歳月を支えてきたのかを掘り下げつつ、アートと社会との新しい関係性、未来を生きる“若きアーティストたち”への思いなどを語ります。また、2017年3月5日まで開催されているシドニー個展の反響、さらに今夏から東北の地でスタートする大型プロジェクトの構想など、今後の活動についても、宮島達男本人が語ります。
【イベント情報】
日程 : 2017年3月11日(土)
時間 : 18:00~19:30 (開場 17:30)
参加費 : 1,080円(税込)
定員 : 110名様
会場 : 青山ブックセンター本店 大教室
東京都渋谷区神宮前5-53-67
コスモス青山ガーデンフロア(B2F)
予約申し込み: http://www.aoyamabc.jp/event/futureofartist/ (*要予約)
お問合せ先 : 青山ブックセンター本店
Tel/03-5485-5511(10:00~22:00)
【現代美術家 宮島達男について】
1986年東京藝術大学大学院修了。1988年ヴェネツィア・ビエンナーレ、新人部門に招待され、デジタル数字を用いた作品で国際的に注目を集める。以来、国内外で数多くの展覧会を開催。世界30カ国250カ所以上で作品を発表。最近の主な個展としては、「生と死-命のひかり-」展(霧島アートの森、2015年)、「コネクト・ウィズ・エブリシング」(シドニー現代美術館、2016年)がある。1993年ジュネーブ大学コンペティション優勝。1998年第5回日本現代芸術振興賞受賞。1998年ロンドン芸術大学名誉博士授与。2006-2016年東北芸術工科大学副学長。2012-2016年京都造形芸術大学副学長。代表作に「メガ・デス」など。また、長崎で被爆した柿の木2世を世界の子どもたちに育ててもらう活動、「時の蘇生・柿の木プロジェクト」も推進している。
【文筆家・編集者 東晋平について】
フリージャーナリストとして30年にわたり、国内外の約1,000人をインタビューしてきた。1997年に神戸で起きた酒鬼薔薇事件に際し、山下彩花ちゃんの遺族の手記を企画構成。深い死生観に根ざした“絶望を希望に転じる”言論として、計30万部のベストセラーとなり、司法や報道のあり方にも変化をもたらした。2013年には宮島達男の対談集『アーティストになれる人、なれない人』(マガジンハウス)を編集。主な仕事に『彩花がおしえてくれた幸福』(共著)、『陸前高田から世界を変えていく』(編集)、『オーランド・セペダ自伝』(編訳)など。
【書籍情報】
著者 :宮島達男
編集 :東晋平、大森貴久(東晋平事務所)
定価 :本体1,600円+税
仕様 :ハードカバー(上製本)
サイズ :四六判
ページ :136ページ
デザイン:木村稔将
ISBN :978-4-908122-07-1
刊行日 :2017年3月3日刊行
*全国書店には、3月中旬頃配本予定
*以下WEB SITEでは販売開始しています。
http://artdiver.moo.jp/?p=1868
第I章「哲学の深淵を語る」は、宮島が信頼を置く編集者・東晋平によるインタビューをもとに、新たに書き下ろされました。宮島の作品に通底する「3つのコンセプト」=〈それは、変化し続ける/それは、あらゆるものと関係を結ぶ/それは、永遠に続く〉の解説にとどまらず、さらにその深層にありながら、これまで発表されてこなかったフランス思想や仏教思想のルーツにまで迫った、まさにアーティスト宮島達男の核となるテキストです。
第II章「日々の言葉」では、2010年~16年までの宮島のツイートから、「アーティストとしての心得」や「考えるためのヒント」などが平易な言葉で語られ、第III章「芸術と平和」では、2001年~15年に新聞などに寄稿したテキストの数々などをまとめました。
また、作品制作の過程で生まれるアイデアスケッチやドローイングなど、書籍初収録となる貴重な図版も多数掲載し、言葉のみならずビジュアルでも、宮島芸術の根幹に触れることができる書籍となっています。