連携イメージ
近年ではランサムウェアをはじめ、金融サービスなど特定の企業を狙い撃ちにしたサイバー攻撃の被害が急拡大しており、情報漏えいの要因として外部攻撃によるものが多いとイメージされる方が多いかもしれません。しかし、情報漏えい事故の多くは依然として、内部の要因によるものです。※
こうした内部要因による情報漏えいリスクを低減させるためには、普段から内部の人間による不正行為がないかをきちんと監視し、疑わしいデータアクセスが発生した際にはいち早くそれを検知する体制を整える必要があります。
今回の連携ではMylogStarのPC操作ログ収集力により、他では取得できない高い精度のログ情報と豊富な操作ログ項目によって、不正の疑いのある行動をより正確かつ広範囲に把握可能とし、そのログ情報をInternal Risk Intelligenceの解析サーバでリスク解析することで、行動パターン・リスクシナリオから従業員が引き起こす内部不正の「予兆」を検知できるようになります。
そして危険度が高い事象が発生した際には電話またはメールで「緊急通知」をおこない、通常時はInternal Risk Intelligenceの「月次レポート」にて分析結果を報告します。これにより企業は、従来では困難だった内部不正の未然防止を実現できます。
※特定非営利活動法人 日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)「2015年情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」速報版[2016年6月17日]
MylogStarとInternal Risk Intelligenceの連携詳細はこちら
詳細URL: http://www.mylogstar.net/alliance/iri.html
■MylogStarについて
MylogStarは、企業内のすべてのPC操作ログを取得することで、不正行為や情報漏えいの流出経路を可視化し、業務プロセスの改善に有効活用できるクライアント操作ログ管理システムです。
管理対象となるクライアントPCのログオン・ログオフ、アプリケーション、ファイル操作、印刷、アクティブウィンドウ等を記録します。操作記録はOSのカーネルレベルで取得しているため、他のロギングツールでは抜け道となっているような部分でも、正確なログが取得できます。
問題発生時にはトレース機能を使い、記録を遡って調査することが可能です。また、MylogStarは、シンクライアントにも対応しているため、別途シンクライアント用のログシステムを導入する必要もありません。既存環境(ファットクライアント)とシンクライアント環境が混在している場合でも、ログの一元管理が実現できます。
■Internal Risk Intelligenceについて
Internal Risk Intelligence(インターナルリスク・インテリジェンス)は、人工知能で企業に潜むあらゆる内部リスクを検知できる、エルテスが提供する「内部不正検知サービス」です。
Internal Risk Intelligenceは国立研究機関との共同研究により実現した、人の行動分析に特化した人工知能(AI)技術が使われており、企業の持つ膨大なログデータから従業員が引き起こす“不正の予兆”を検知し実行を防ぐことを可能とします。
このサービスを利用すれば、各企業は情報漏えい・不正会計・横領等の一般的な内部不正から、通常把握することが困難な、従業員の背信行為、社内紛争、不平不満まで、あらゆる内部リスクを検知することが可能となります。
■ラネクシーについて
ラネクシーは、「MylogStarシリーズ」をはじめとする自社製品の企画・開発・販売・サポートおよび海外での販売を視野に入れたグローバルな展開を目指す「ソフトウェア・メーカー」です。
また、長年にわたり培ったパブリッシング・ノウハウにより、世界中で使われているセキュリティ・運用管理などの業務用ソフトウェアを国内ユーザーにご満足いただけるクオリティで提供する「ディストリビューター」として、海外ソフトウェア・ベンダーより高い信頼を得ています。さらに、これらのソフトウェア製品の導入支援からシステムの設計・構築・保守・運用に至る幅広いサービスを提供する「ソリューション・プロバイダー」としての事業も展開しており、お客様に最適な高品質のソリューションをいち早く提供することをミッションとしています。
■エルテスについて
リスクに特化したビッグデータ解析を強みに、ソーシャルリスクを中心としたデジタルリスクを検知・解決するソリューションを提供しております。デジタルリスクとは、インターネット上での炎上・情報漏えい・従業員による内部不正・産業スパイ等、企業の競争力にも影響を与える重大なリスクを指し、当社ではそのデジタルリスクを分析する事で、企業が抱える課題を解決するサービスを300社以上に提供しています。
■製品に関するお問い合わせ先
株式会社ラネクシー 営業本部 ソフトウェアビジネス2部
E-mail: mls_sales@runexy.co.jp