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ボッテガ・ヴェネタ、ハマー美術館が開催する 第14回「ガラ・イン・ザ・ガーデン」に協賛 アーティストのローリー・アンダーソンと独立系映画監督・脚本家のトッド・ヘインズの功績を称える



Anne Philbin and Tomas Maier


Jodie Foster and Alexandra Hedison


January Jones, Emma Roberts and Alessandra Ambrosio


Laurie Anderson

ボッテガ・ヴェネタは、ロサンゼルスにあるハマー美術館が独自の貢献と視点を通じてアートを取り巻く世界を変えてきた先見の明を持つ人々の功績を称える目的で毎年開催する「ガラ・イン・ザ・ガーデン」に4年連続で協賛いたしました。10月8日土曜日に開かれたこのイベントでは、ボッテガ・ヴェネタのクリエイティブ・ディレクター、トーマス・マイヤーがジョディ・フォスター、アレクサンドラ・ヘディソン、ロバート・ソロスと共に再びホストを務めました。また、今年は唯一無二の視点を持つ2人のアーティスト、ローリー・アンダーソンとトッド・ヘインズが選ばれ、その栄誉が称えられました。



作家のカール・オーヴェ・クナウスゴールはアンダーソンのために、女優のサラ・ポールソンはヘインズのために、それぞれの功績を称えるスピーチを行いました。また、ミュージシャンのルーファス・ウェインライトによるパフォーマンス、デザイナーのPedro&Juanaによるランタンのインスタレーションが会場のゲストを楽しませました。ハマー美術館のアン・フィルビン館長が出迎える中、ジャニュアリー・ジョーンズ、ローラ・ダーン、ミニー・ドライヴァー、アンディ・マクダウェル、パトリシア・アークエット、アマンダ・ピート、セルマ・ブレア、ウィル・フェレル、エマ・ロバーツ、アレッサンドラ・アンブロジオ、イザベル・ルーカス、メイミー・ガマー、ジェーン・リンチ、エリザベス・チェンバーズ、リズ・ゴールドウィン、キム・ゴードン、ジョエル・マクヘイル、スターリング・ルビー、トム・フォード、キャサリン・オーピエ、リサ・アイズナーをはじめとする、アーティストや慈善家、ギャラリー経営者、コレクター、有名芸能人など多くのゲストがイベントに出席しました。



「ガラ・イン・ザ・ガーデン」はロサンゼルス市内で大きな注目を集めるイベントで、文化団体や市民団体のリーダー、アーティストやコレクター、アートの熱狂的ファンたちが一堂に会しました。このイベントではこれまでに、マーク・ブラッドフォード、ジョニ・ミッチェル、ロバート・ゴーバー、トニー・クシュナー、バーバラ・クルーガー、シンディ・シャーマン、マット・グレイニング、ラリ・ピットマン、アリス・ウォーターズ、チャールズ・レイ、ミウッチャ・プラダ、ジョン・バルデッサリ、ジョーン・ディディオン、エド・ルシェ、デイヴ・エガーズ、フランク・ゲーリーが功績者として表彰されてきました。



ハマー美術館とのパートナーシップは、ボッテガ・ヴェネタが文化や芸術を守るために続けてきた真摯な取り組みに沿うものと言えます。このような姿勢はその他のコラボレーションにも反映されており、たとえば今年、ワールド・モニュメント財団と共に実施しているプロジェクトでは、両者の努力を通じて文化的伝統を受け継いできた世界各地の重要な建造物を称え、その場所を保存すると共に、保護意識を高めるという活動を行っています。



ボッテガ・ヴェネタはこれらのプロジェクトを通じて、ブランドにとって最も大切な価値観と結びついた伝統を発信しながら、アートとのダイナミックな関係を大切に育み続けていく所存です。創造的なコラボレーションは、ボッテガ・ヴェネタのコレクションにおいてそれぞれのアイテムを作り出す作業から広告キャンペーンの「アート・オブ・コラボレーション」シリーズに至るまで、ボッテガ・ヴェネタを支える長年の基盤の一つとなっています。



ロサンゼルスにあるハマー美術館とのつながりは、ボッテガ・ヴェネタと地域社会との強い絆、そして長年にわたりこの街に根付いてきたこととも大きく関係しています。2013年にロサンゼルスのメルローズ・プレイスにブティックをオープンしたのに加え、同年にミラノにオープンしたメゾン第1号店に続き、今年初めにはビバリーヒルズに世界で2店目のメゾンを開設したことによって、こうした関係はさらに深まりました。ロサンゼルスのメゾンは、明るさや広々とした空間、親密な雰囲気を大切にするトーマス・マイヤーのストアコンセプトに従って設計されており、ジョージ・ワシントン・スミスやルター・マリア・リグス、バートラム・グロスヴナー・グッドヒューといった20世紀を代表するアメリカの偉大な建築家の作品からインスピレーションを得たデザインは、スパニッシュ・コロニアル・リバイバル様式の控えめな美しさに敬意を表したものとなっています。



イベントのチケットは完売となり、集まった寄付金は名声を誇る同美術館の展覧会や、無料で提供される公開プログラムの運営に当てられます。





ハマー美術館について

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)が管轄するハマー美術館は、美術や建築、デザインの分野において古典からコンテンポラリーまで多岐にわたるコレクションを所蔵し、展覧会やプログラムを展開しています。同美術館の国際色豊かな展覧プログラムは幅広いテーマを扱った展覧会や個展に重点を置いており、「ハマー・プロジェクト」や同館のビエンナーレ「メイド・イン・L.A.」を通じて、1960年代以降の現代美術や新進気鋭のアーティストによる作品に焦点を当てています。また、ハマー美術館は文化の拠点として年間で300近くの教育普及プログラムを無料で開催しており、UCLAフィルム&テレビジョン・アーカイブを有するビリー・ワイルダー・シアターでは講演や朗読会、シンポジウム、上映会、音楽会などを行っています。ハマー美術館には欧米の絵画を集めたアーマンド・ハマー・コレクションのほか、アーマンド・ハマー・ドーミエ・アンド・コンテンポラリーズ・コレクション、ハマー・コンテンポラリー・コレクションが収蔵されています。ハマー・コンテンポラリー・コレクションは1960年代以降のあらゆる媒体を使った芸術作品に焦点を当てて収集したもので、特にここ10年間で制作された作品や紙の上に表現された作品、ロサンゼルスで制作された芸術作品を重点的に集めています。さらに同美術館はルネッサンスから現代までの4万5,000点を超える絵画、描画、写真、アーティストブックを有するグリュンヴァルト・センター・フォー・ザ・グラフィック・アーツを運営するほか、UCLAのフランクリン・D・マーフィー彫刻庭園の運営を監督しています。ハマー美術館はエリカ J.グレイザー、ブレンダ R.ポッターの両篤志家の寄付に支えられ、入場料無料で運営されています。





ローリー・アンダーソン

ローリー・アンダーソンはアートの世界における多面性を持った先駆者として、そのキャリアの中で数々の異形の作品を生み出しながらいくつもの表現手段を利用してきました。マルチメディアを駆使したプレゼンテーションやテクノロジーの非凡な使い方でよく知られるほか、作家、映画監督、ビジュアルアーティスト、さらにはボーカリストとして、ビジュアルアートや演劇、実験音楽の世界で革新的な作品を生み出しています。

ミュージシャンとしてのキャリアやライブショー、書籍、そして世界的に名高い一流美術館で展示されてきたビジュアル作品は、アンダーソンの尽きることのない創造的精神の証ともいえます。2002年にNASA初のアーティスト・イン・レジデンス(アーティストが特定地域に滞在しながら作品制作を行う事業)の候補に選ばれたことがきっかけとなり、2004年にはソロ公演ツアー“The End of the Moon”を開催、ここにも芸術と技術に対するアンダーソンの極めて多面的なビジョンとアプローチが反映されています。

アンダーソンはこれまでにも、多種多彩な作品で数々の栄誉や賞を授かってきました。

独自の考えを持った本物のアーティスト、ローリー・アンダーソンは現在、ニューヨーク市に住んでいます。





トッド・ヘインズ

トッド・ヘインズは米国人で、独立系の映画監督・脚本家として高い評価を得ています。ロサンゼルスで生まれたヘインズはアートに強い関心を持ちながら育ち、卒業したブラウン大学では芸術記号論で文学士号を取得しました。

卒業後、ニューヨークに移ったヘインズは、歌手のカレン・カーペンターの生涯と死を表現するモチーフとしてバービー人形を使った挑戦的な短編作品『スーパースター ~カレン・カーペンター・ストーリー』(1987年)を制作。この作品は大きな議論を呼び、キャリアの転機となりました。

また、自身が初めて監督・主演した1991年の映画『ポイズン』は物議を醸しつつもサンダンス映画祭のグランプリを受賞。その独創性に富んだ作品はニュー・クィア・シネマと呼ばれる分野に続く道を開きました。ヘインズの作品はエミー賞からゴールデングローブ賞、アカデミー賞に至るまで、業界で最も重要な賞に多数ノミネートされ、また受賞も果たしています。

最新作の『キャロル』は、1950年代のニューヨークを舞台に、まったく異なる人生を歩んできた2人の女性の許されざるロマンスを描いています。ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが主役を演じるこの作品は、批評家から非常に高い評価を得たほか、アカデミー賞6部門、ゴールデングローブ賞5部門、英国アカデミー賞9部門にノミネートされるなど、幾多の栄誉を勝ち取りました。また、英国映画協会(BFI)が発表した「史上最高のLGBT映画」ランキングでは、投票の結果、堂々の第1位に選ばれています。
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