イノベーション・ジャパン2016バナー
図1:HYAの反応経路
表1:食品中のHYA量
図2:HYAの利用方法
イノベーション・ジャパン2016 公式ホームページ
http://www.ij2016.com/
【イノベーション・ジャパン2016について】
2016年で13回目の開催となるイノベーション・ジャパンは、毎年2万人以上を動員する、国内最大規模の産学マッチングイベントです。2015年までの12年間で、約5,000の大学、研究機関などの研究成果が展示されました。会場では、JSTとNEDOによって選ばれた大学、ベンチャー企業などが、研究成果や開発技術の展示・発表を行うほか、プレゼンテーション、セミナーなどで来場者とのマッチングを試みます。2015年度実績では、出展者の81.9%が、商談、交渉などの成果が得られたと回答しています。※2015年度開催結果報告書より
展示会名:イノベーション・ジャパン2016
~大学見本市&ビジネスマッチング~
会場 :東京ビッグサイト(東京国際展示場)西1ホール
(東京都江東区有明3-11-1)
開催日時:2016年8月25日(木) 9:30~17:30
8月26日(金)10:00~17:00
主催 :国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
入場料 :無料
イベントホームページ: http://www.ij2016.com/
日東薬品は、8月26日(金)14:45にNEDOプレゼンスペースBで発表します。
【プレゼンテーションの概要】
《機能性脂肪酸HYAとは?》
HYAは、食用油の主要成分である「リノール酸」を乳酸菌が代謝することで作られるシス型のオメガ6脂肪酸です(図1)。植物油と乳酸菌から作られる安全性の高い素材で、バターなどの油脂食品、発酵食品にも含まれていることが確認されています(表1)。京都大学 小川 順教授との共同研究により発見されました。また、京都大学 菅原 達也教授、広島大学 鈴木 卓弥教授、東京農工大学 木村 郁夫テニュアトラック特任准教授との共同研究を通じて、HYAに抗肥満効果、腸管バリア保護機能、血糖値低減作用など、ヒトの健康に有益な効果があることを確認しました。
・図1:HYAの反応経路
https://www.atpress.ne.jp/releases/109160/img_109160_2.jpg
・表1:食品中のHYA量
https://www.atpress.ne.jp/releases/109160/img_109160_3.jpg
《HYAの利用方法》
現在、食品としての商品化を目指してHYAのシームレスカプセル(*2)、HYA含有食用油の開発に取り組んでいます。サプリメントや、バターなどの油脂食品への利用が可能です(図2)。また、HYAの生産については、NEDOによる支援事業「平成25年度 イノベーション実用化ベンチャー支援事業(*3)」に採用されており、パイロットスケール(*4)での製法確立に成功しています。
・図2:HYAの利用方法
https://www.atpress.ne.jp/releases/109160/img_109160_4.jpg
【注釈】
(*1) NEDOによる研究開発支援事業のこと。中堅・中小企業が橋渡し研究機関から技術シーズの移転を受けてのビジネス化や、中堅・中小企業の技術を橋渡し研究機関の能力を活用し実用化することで企業の技術力向上や生産方法などの革新の実現を目的としています。
(*2) 継ぎ目のない球状のカプセル。従来のソフトカプセルよりも皮膜を薄くできるので、内溶液をより多く充てんすることができます。
(*3) NEDOによる支援事業のこと。先端技術シーズや有望な未利用技術を活用した実用化開発を支援することにより、研究開発成果を迅速に実用化・事業化に結びつけ、新規事業・雇用の創出などを促進することを目的としています。
(*4) 商用生産の10分の1以上の規模。
【日東薬品工業株式会社について】
日東薬品は医薬品、乳酸菌原料の製造販売を行うメーカーです。創業以来70年間、乳酸菌研究に取り組んできました。食品用乳酸菌原料の供給を2015年から開始し、チョコレートなど食品分野での展開を拡大しています。
名称 : 日東薬品工業株式会社
所在地 : 京都府向日市上植野町南開35-3
代表者 : 代表取締役社長 北尾 哲郎
事業内容: 医薬品の研究開発、製造販売、機能性食品の研究開発、
乳酸菌原料の製造販売
URL : http://www.nitto-pharma.co.jp/