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中小企業支援のOKa-Biz、相談件数が目標比327%を達成 開設2年目の活動報告書をリリース



2周年活動報告書(1)


2周年活動報告書(2)


相談件数、目標比327%を実現


相談件数1,959件

 日本初の自治体主導のf-Biz型中小企業相談センターとして、2013年10月に岡崎市と岡崎商工会議所が開設した「岡崎ビジネスサポートセンターOKa-Biz(オカビズ)」は、開設2年目の活動報告書をリリースしました。

 中小企業の最大の課題である「売上アップ」を、個別相談で具体的にサポートする手法が、初年度を上回る実績に結び付いています。



PDF: https://www.atpress.ne.jp/releases/107491/att_107491_1.pdf





■2年目の実績があらわす、小さな事業者のニーズに応える相談所

<相談件数1,959件(目標比327%)>

 全国47か所のよろず支援拠点(2014年開設)の年間平均値は1,061件(よろず支援拠点全国本部ホームページより)であり、オカビズはその約1.8倍にあたる件数で、都道府県単位の相談所と比較しても突出した相談件数を誇ります。



<リピート率82%、口コミ率77%、視察件数42件>

 2年目は、相談件数の82%がリピート利用となり、また新規相談者の77%が口コミからの相談申し込みです。相談者のニーズに応える「役に立つ経営相談所」と判断され、何度も利用されていると考えられます。



<女性が来やすい相談所 相談数の3割超が女性>

 公的産業支援機関では、中高年の男性相談員が多く、女性の立場に立った支援が十分に提供されていないのが現状です。そこでオカビズでは、副センター長をはじめとして相談員及び企画広報に女性を配置し、開設当初から創業や販路拡大・売上拡大などにチャレンジする女性を積極的に支援しています。

 女性相談員を配置した「女性パワーアップDAY」を設けたり、相談スペースにおもちゃを用意したり、「子どもを連れていって、相談中に迷惑をかけないだろうか」とためらわずに済むような取り組みも行っています。





■オカビズ支援事例

オカビズは、個別相談で相談者の話をじっくりと聞き、一緒に強みを見つけ、強みを生かした戦略を一緒に探すことで、中小企業の売上アップにつなげます。



<従業員3人・老舗和菓子屋の新商品がSNSで共感の嵐!

 若い年代の新規顧客までも開拓>

 大正11年設立、窯と薪であんを炊く昔ながらの製法で、あんが美味しいと評判の地域の和菓子屋。既存顧客はリピートしてくれるものの、年齢層も高く、特に若い層の新規顧客の開拓に課題があり、売上は右肩下がり。そこで、売上アップについて、オカビズに相談。



・ターゲット設定した上での新商品開発

・ブログやメディアを活用した情報発信

 →SNSで話題の商品となり、注文が殺到

 →売上約10%増加、30代くらいまでの若い層の来客も10%アップ、

  固定客の来店数増加、他地域からの来訪も増加



<業務用薬品卸のメーカーが、小学生必須の大ヒット商品を販売へ!>

 業績が右肩下がりの中で、新規事業として初めて消費者向けにフラワーパレット(花用染料)を開発したが、1個も売れない。そこでオカビズに相談。



・商品を必要とする人たちは誰か、どんな使い方をするか、

 ターゲットと使用シーンを明確化

・ターゲットに向けた売り方、情報発信にネットを活用

 →発売から間もなく、大手販売サイトの商品分野で1位に

  また、単なる薬品ではなく使うシーンを提案したことで、

  価値が変化し、1個あたりの利益率アップ

 →大手出版社の目に止まり大量の直接受注獲得

 →初のBtoC商品が大手小売店などの販路拡大へ

 →多数のメディア掲載も実現し、売り上げ120%アップを実現



<老舗手作りふとん屋が「家康将軍座布団」でクラウドファンディングに挑戦>

 地方の小さな商店が、商品開発に多額の費用を投入するのは困難なことが多い。地域の3代目夫婦2人で営むふとん屋は、新商品開発のためにクラウドファンディングにチャレンジ。その技術力の高さが伝わるとともに話題を呼び、メディアなどにも取り上げられる。



・強み発見

 (厚生労働省など主催の「技能グランプリ」寝具の部で銀賞受賞など、

  高い技術力)

・話題性のある新商品開発(クラウドファンディングを活用)と

 ビジネスブログを通じた情報発信

 →話題性のある商品開発がメディアに取り上げられる

 →市外の顧客獲得に成功、他地域からの来店増加により売上アップ

 →ブログなどでの情報発信もしっかりと行うことで、来店率も増加





■岡崎ビジネスサポートセンターOKa-Biz 活動報告書「開設2年目の記録」

 (2014年10月~2015年9月)

 成果事例、オカビズ開設の経緯、相談件数や視察件数などの統計データも満載の本報告書は、オカビズ内での配布に加えて、ホームページからも無料でダウンロードしていただけます。

 オカビズがモデルとしている、富士市産業支援センターf-Bizセンター長である小出 宗昭氏や、実際の相談者からの評価も掲載されており、外部からのオカビズに対する評価も分かるようになっています。



URL: http://www.oka-biz.net





【参考】富士市産業支援センターf-Biz

 富士市産業支援センターf-Bizは、静岡県富士市が2008年8月に設立した、中小企業支援を目的とした公的機関です。f-Bizには、年間4,000件を超える相談があり、“行列のできる企業相談所”として定評があります。

 これまで地方の市町村は、企業誘致などによる経済活性化策が大半を占めてきましたが、経済のグローバル化による産業の空洞化が進み、新たな企業支援策の必要性が叫ばれています。

 こうした背景を受け、近年、f-Bizをモデルとした産業支援が脚光を浴びており、2013年に愛知県岡崎市に岡崎ビジネスサポートセンターOKa-Biz、2015年には熊本県天草市に天草市起業創業・中小企業支援センターAma-biZが立ち上がるなど、産業振興施策のあり方が変わりつつあります。

 また、f-Bizは2014年度に中小企業庁が中小企業支援策として全国に設置した「よろず支援拠点」のモデルとなっています。
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