表紙
好きな動画インフルエンサ―は?
一日にテレビを見る時間は?
一日に動画を見る時間は?
最新号Vol.13では「動画」をテーマに、イマドキボーイズ&ガールズが動画理由やその動画事情、人気の動画アプリ事情にせまる他、2016年上半期ギャル流行語を記載しております。
【Girls Research Press~誰にでも分かるガールズ解体新書~Vol.13 内容】
◆特集1:イマドキボーイズ&ガールズが動画にハマる訳
・推定年収7,072万4,569円、通算収入は2億6,521万7,135円。
CROOZblogユーザー350名を対象に好きな動画インフルエンサーをアンケートしたところ、ダントツの人気で、YouTuber・はじめしゃちょーがランクイン。次いで、MixChannelで人気となったまこみな、YouTuberのイニ(じん)、ツイキャスで話題沸騰中のらむめろ、MixChannelで人気のおおしま兄妹と続きました。
1位となったはじめしゃちょーに関しては、推定年収7,072万4,569円、通算収入においては2億6,521万7,135円にも上る(インターネット調べ)と見られており、数あるYouTuberの中でも群を抜いた想定金額となっています。また、彼においては、YouTubeの人気だけでなく、Twitterでは2,319,184人のフォロワー(2016年6月現在)と、このフォロワー数は日本国内で11位にランクインする程です。
その他アンケートで上位に入った、まこみな、イニ(じん)、おおしま兄妹もまた、Twitterのフォロワー数は10万を超え、らむめろにおいても8万を超えています(2016年6月現在)。
つい最近まで、ごく一般の学生であった彼らの魅力はどこに隠されているのでしょうか。さらに深堀していくと、彼らの特徴として、モデルやタレントとは違う側面が見えてきました。
それは、Twitterでいうリプライの多さです。つまり、彼らが投稿したものに対して、ファンのアクションが著しく多いのです。それだけではなく、彼らはもらったリプライに対して、こまめに返信していることも共通しており、それは常にループし続けています。誰であっても憧れの人からのコメント返し(いいね!等のアクション)は特別に嬉しいことでしょう。そのマメさが人々を集め、根強いファンを着々と抱えていくのです。
一般人であるがゆえに備わっている感覚こそが親近感を呼ぶ。それこそが、彼らの最大の武器であり、タレントやモデルとは一味違った魅力であると言えるでしょう。
◆特集2:イマドキガールズの動画事情
・一日の動画視聴時間1.6時間。テレビを見ながらYouTubeを見ているという回答も。
CROOZblogユーザー300名に動画についてアンケートを行いました。まず、ガールズの一日にテレビを見る時間の平均が3.9時間となっており、年々テレビを見る時間は少しずつ減少していますが、それに対して、動画を見る時間は平均1.6時間という結果が出ており、増加傾向にあることが分かりました。また、テレビを見ながらスマホの操作をする「メディア・マルチタスキング」をしますかといった質問に対して、86.5%が「している」と回答しました。
併せてその際、スマホではどのようなことをしているかと質問したところ、「友達とLINEしている」「SNSの更新・コメントチェック」をしているという回答が相次ぎ、中にはYouTubeを見ながらテレビを見ていると器用なガールズも見受けられました。
一方で、メディア・マルチタスキングをすることで、IQの低下、うつ病傾向がある等で社会的に問題視されつつありますが、このことについて、ガールズ数名に聞いたところ、そんな心配はよそに、リアルタイムでテレビを見てその感想を瞬時にTwitterに投稿し、フォロワーからの共感を得ること、気の知れた仲間とLINEで面白かったこと等を共有すること自体が彼女達の生活の一部となり、習慣化されていることが分かりました。また、親には何も言われないかと聞くと、「親だって、食事中にもスマホいじってる」「別に普通のことだから何も言わないよ」と、我々もビックリさせられる回答が相次ぎました。
・様々な動画加工アプリで表現の幅が広がる
今、ガールズの間で流行しているのが、動画加工アプリ。音楽に合わせて、口パクして自分が歌っているかのように見せるリップシンク動画は、「Dubsmash」「musical.iy」のようなアプリを使用することで可能になり、タイムラプス等の早送り撮影機能が搭載されているアプリや、今やガールズに圧倒的な指示を受けている顔認証カメラアプリまで多岐に渡ります。
このような動画加工アプリの登場で、初心者であっても動画編集が簡単に出来るようになり、平均の動画加工時間は33.2分と、従来のニコニコ動画やYouTubeの編集作業時間を加味するとぐんと下がる結果となっておます。また、顔認証カメラアプリに関しては、編集時間はほとんどいらないので、5分以内との回答も多数見受けられる結果となりました。今までSNSやブログでは静止画とテキスト投稿のみであったガールズの表現の幅が一気に広がったと言えるでしょう。
◆特集3:イマドキガールズの動画アプリ事情
・ガールズの間で大流行中!顔認証カメラアプリ
頑張って盛る自撮りはもう古い?盛れる・面白い・カンタンの三拍子が揃う。
ガールズの間では、日課となっている自撮り。盛れたその一枚をSNSのアイコンにするために、奇跡の一枚が撮れるまで、日々写メを撮り続けています。そんな彼女達の救世主が顔認証カメラアプリです。
顔認証カメラアプリとは、カメラに顔を向けると主に目と口を認識し、自分の顔を自動的に加工してくれるというもの。顔認証アプリを使うことで、目や口から何かが出てくるような加工や、頭に猫耳や花冠をつけたりすること出来ます。また、プリクラのように自動加工してくれるので、誰にでも簡単に使用が出来、おもしろエフェクトも充実しているため、みんなでワイワイしながら撮れることで人気を集めています。自撮りとはまた違った楽しみ方と言えるでしょう。
CROOZblogユーザー約300名を対象に行ったアンケートでも、半数以上が顔認証アプリを使用しているということが分かっており、中でも、「SNOW」は、詐欺級に顔を可愛く加工をしてくれるエフェクトが多いことで、人気が集中しています。
・動画でソーシャルデトックス - snapchatが人気の理由 -
「自動的に消えるのが良い!」「『いいね』とか『らぶ』がないのも魅力!」
Snapchat、通称・スナチャは、海外で爆発的ヒットを遂げているコミュニケーションSNSアプリで、米Bloomberg(ブルームバーグ)によると、毎日使うユーザーは1.5億人を超えたことも分かっており、中でも10代を中心にユーザー数が増加している傾向にあります。日本のインフルエンサーの間では昨年頃から早くも話題になっているアプリです。世界中がハマる、Snapchatの魅力とは一体どこにあるのでしょうか。Snapchatにハマるガールズにそれぞれ話を聞いてみました。
すると、「自動的に消えるのが良い!」「『いいね』とか『らぶ』がないのも魅力!」といった声を聞くことが出来、今までSNSに画像をアップし続けることで自己のセルフプロデュースの場として利用してきた彼女達からこのような言葉が出てくるとは、我々の誰も予想もしていませんでした。Snapchatは、今までのSNSとは違い、そこまでこだわらず、見てもらいたい写真や動画を等身大の自分で共有出来、周囲からの評価がないことで手軽に出来るといったことが支持される理由となっています。
背伸びをしない等身大の自分。つまり、送る側としては、写真や動画が消滅することでリアルな自分を気軽に発信出来たり、リアルな「今」を共有出来ること、受け取る側としては、一度見たら消えてしまうことで貴重な印象があるといった、簡単に気軽に「ワクワクドキドキ感」を共有出来るのが人気の要因と言えるでしょう。
また、ここ数年は「いいね」や「フォロワー」の数などがその人の評価に繋がると彼女達は考えていますが、「いいね機能がない」「自動的に消滅」といった、周囲からの評価を気にせず自分らしく自然体で居られることも彼女達の“ツボ”を抑えていると言えるようです。
Instagramでは、背伸びした非現実的な自分を……。
Snapchatでは、背伸びをしない等身大の自分を……。
このように使い分け、デジタルネイティブなガールズは秘かなデジタルデトックスをしているのでしょう。
◆特集4:2016年上半期ギャル流行語
・2016年上半期のギャル流行語がgrpより発表されました。
1位:沸いた
「嬉しい!」「最高!」といった興奮状態の時に使用される『沸いた』。日常会話では嬉しいと思った瞬間に発する言葉として人気を集めている。
2位:らぶりつ
Twitterにおいて、星マーク(ふぁぼ)が、ハートマークに変更。それに伴い、「ふぁぼりつ」が『らぶりつ』に変化し、頻繁に使用されている。
3位:あざまる
あざっす・あざますに「まる」を付ける『あざまる』は、可愛さをプラスしてくれる言葉として浸透。SNS等で頻繁に使用されている。
4位:やばたにえん
「やばい」が変化した言葉『やばたにえん』は、主にSNS等で、使用され、日常会話においてアレンジを加えてくれるギャル語として人気上昇中。
5位:秒で
「直ぐに」「急いで」といった意味で使用されている『秒で』。SNSを中心に日常会話において頻繁に使用されている。
6位:リアタイ
「リアルタイム」を略したギャル語『リアタイ』。ただ、リアルタイムだけではなく、リアルタイムで“観る”といった意味合いを持っている。
7位:つんだ
将棋の「詰み」から派生した『つんだ』。絶望した状態の時に使用され、一時期流行った「おわた」と言うよりも今っぽさが出るのも特徴。
8位:おなすい
お腹空いたの略語『おなすい』。「お腹空いた」と長々書くよりも簡単に書けることでSNSを中心に人気を集めている。
9位:よき
「よい」といった言葉が変化した『よき』は、言葉を簡潔にポジティブな響きにしてくれる言葉としても使用されている。
10位:嬉塩
「嬉しい」が変化した言葉『嬉塩』。より喜びが増している様子を表すことが出来る他、言葉に可愛らしさもプラスされるのも特徴。
・調査内容:動画に関するアンケート
・調査対象:CROOZblogユーザー全国14~35歳女性、350名
・調査時期:2016年5月25日(水)~6月1日(水)
・調査手法:インターネット調査
・調査会社:株式会社TWIN PLANET (Girl Research Press編集部)
・調査内容:動画に関するアンケート
・調査対象:CROOZblogユーザー全国14~35歳女性、300名
・調査時期:2016年6月8日(水)~6月15日(水)
・調査手法:インターネット調査
・調査会社:株式会社TWIN PLANET (Girl Research Press編集部)
株式会社TWIN PLANETでは、「Girls Research Press~誰にでも分かるガールズ解体新書~」では、2015年6月よりビジネスに活用出来るガールズマーケット情報を企業様向けにご提供しております。
Girls Research Pressでは、CROOZblogユーザー約700万人から抽出されたガールズのアンケートデータを集約し、リサーチ結果を元に、さらに市場調査・ガールズ座談会・イベント取材等を行い、現代のガールズを分析、独自に記事化し、そのデータをパッケージにしてご提供させていただいております。
パッケージの内容は、“トレンドの先読みやニュースを分かりやすく可視化した「タブロイド」と、ガールズマーケットの情報を定量データ化した「リサーチデータ」”の2種が含まれます。
【Girls Research Press公式サイト】
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