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国内唯一のマンガ学部を有する京都精華大学、セルフプロデュース力を持つクリエイターを育成する『新世代マンガコース』を2017年に開設



おおひなたごう


田中圭一

京都精華大学(所在地:京都市左京区、学長:竹宮惠子)は、2017年4月にマンガの新しい可能性を広げ、次世代のマンガ家を育むことをモットーに、新たに『新世代マンガコース』を開設します。このコースでは、紙の本によって収益を得るビジネスモデルが大きな変革期を迎えている今、これからの時代の「描き方・読み方・売り方」に即応できるカリキュラムを用意して、新しいスタイルで発信できる作家や表現者を養成します。



『新世代マンガコース』

https://www.kyoto-seika.ac.jp/edu/manga/newgenerationmanga/





【『新世代マンガコース』の概要】

単行本や雑誌の売り上げが年々下降する一方で、マンガはスマートフォンをはじめとする電子デバイスで読まれる機会が急激に増えています。またここ数年、「ヲタクに恋は難しい(ふじた 著)」「鴻池剛と猫のぽんたニャアアアン!(鴻池剛 著)」のような、SNSを使ってマンガを発表するアマチュア作家の中から、出版社を通して100万部以上のヒット作が生まれています。従来のような出版社への投稿や持ち込み、雑誌でのデビュー、連載獲得、単行本発売、といったマンガのビジネスモデルが大きく変わる時代に入っています。この新しい時代のマンガ家は、自身の強みを把握しそれを踏まえた作品を企画できる力、同時に読者のニーズをいち早くつかんで分析できる力、作品を他メディアと連携させてより大きなヒットへ導く力、これらを総合した「セルフプロデュース」の力を持ったクリエイターであると思います。京都精華大学では世界に先駆けて、この新世代のマンガ家を育成するコース『新世代マンガコース』を設置いたします。



教員は、ギャグマンガのみならずマンガを軸にした大喜利イベントなどを企画しプロデューサーとしても実績のある おおひなたごう、SNSでのセルフプロデュースに長け、ゲームプロデューサーやIT企業での勤務経験がある田中圭一が専任で担当。両名とも連載作品を抱えつつ、新世代マンガの最先端に立って指導にあたります。





【『新世代マンガコース』就任予定教員】

○おおひなたごう

1969年秋田県生まれ、マンガ家。91年「コミック・ギガ」(主婦と生活社)にて動物4コマ「心はマリン」でデビュー。代表作は「おやつ」全5巻、「フェイスガード虜」全6巻(共に秋田書店)、「犬のジュース屋さんZ」全6巻(集英社)、「俺に血まなこ」(光栄)など。2014年にはコミックビーム連載中の「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」がNHKでアニメ化された。また、爆笑問題とのコラボ作品「バクマン!」(幻冬舎)、グループ魂のツアーTシャツデザイン、宮藤官九郎脚本による大人計画の公演ポスター、清水ミチコのDVDジャケットイラストなども手がける。08~12年まで毎年行われた「ギャグ漫画家大喜利バトル!!」を主催。



○田中圭一

マンガ家。1984年に「ミスターカワード」でマンガ家デビュー。その後「ドクター秩父山」がヒットし、TVアニメ化される。95年以降はパロディーマンガ家としてのポジションを確立し、現在にいたる。また、デビューとほぼ同時期に玩具メーカーに就職。その後はゲームメーカー、ソフトウェアメーカー、電子書籍会社を渡り歩き、サラリーマンとの二足のワラジを履く兼業マンガ家としても知られる。





【4年間で学ぶ内容と卒業後の進路イメージ】

1年次(基礎力):マンガ描画の基礎技法やデジタル作画技術の基礎を学ぶ。

2年次(応用力):マンガやゲームなどの作品企画力、

        プランニングやマーケティング力の養成。

3年次(実践力):技術力・表現力・プレゼン力・

        セルフプロデュースできる力の養成。

4年次(総合力):ゼミを通じ、卒業制作に向けた学びの集大成。



卒業後の進路は、今後大きな発展が見込まれるWebマンガ家やコミックサイトの編集者、マンガ原作者などあります。また包括的なITリテラシー教育によって企業の広報やニュースメディアなどへの進路も開かれると考えています。
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