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カラーパレットは多彩で、クラシカルなダークカラー、鮮烈なブライトカラー、そしてコントラストの効いたくすんだパステルカラーが使われています。
ウィメンズのシルエットは端正で、正確な仕立てがなされています。あらゆるコーディネートにコートを合わせており、ミニマルな装いへと集約されています。一方、メンズは長めのラインをスポーティーなアイテムにも取り入れていますが、いずれも細身で、エレガントなシルエットを作り出しています。
素材は光沢のあるものとマットなものに分かれています。前者はしわの入ったつややかなラムレザー、コーティングにより強い光沢を出したレインウェアやラムレザー、ワックスをコーティングしたつやのあるコットンツイルのほか、コットンサテン、デヴォレ加工されたベルベットやジャカードがあります。マットな素材にはコットンベルベットやコーデュロイカーフスエード、貼り合せたクレープ、しっかりとした織りのウールや貼り合せたツイード、ギャバジン、ビスコースジャージーが揃っています。さらにパヴェプリントや、四角いスパンコールを用いた刺繍も提案しています。
ウィメンズのアクセサリーは全体的に小ぶりで、丹念に作られた美しいカラフルなハンドバッグはカーフレザーとウォータースネークを組み合わせるなど、マットな素材とつややかな素材の両方を用いています。また、刺繍やメタルの装飾を取り入れることで、繊細なビジュアル効果を生み出しています。
エナメルレザーを使用したサイドオープンのパンプスは、コントラストの効いたアンクルのストラップが特徴で、さまざまな高さのヒールとカラーコンビネーションでグラフィカルな表情を生み出しています。また、ジュエリーはスターリングシルバーが中心で、シルバーにエナメルをあしらったバングルなどがあります。
一方、メンズはダブルスエードにクロコダイルのトリミングを配したウィークエンドバッグや、グラフィカルなストライプが美しいマットカーフのドキュメントケースを提案しています。シューズの主役はスエードのレールトラックブーツで、さまざまな色を使用しています。
クリエイティブ・ディレクターのトーマス・マイヤーは「今回のコレクションもこれまでと同様、ランウェイからの延長線上にあるものを意識しつつ、シーズンのムードを高めるような彩り豊かなカラーパレットを展開しています。また、幅広い素材を用いることで、世界中のさまざまな環境に対応できるようにしました」と語っています。