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ユビキタス社、TPM(Trusted Platform Module)対応ソフトウェアライブラリ「Ubiquitous TPM Security」を5月20日に発売



Ubiquitous TPM Security

株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐野 勝大、以下 ユビキタス社)は、高い耐タンパ性・セキュリティ機能を実現するTPMに対応したソフトウェアライブラリ「Ubiquitous TPM Security」を2016年5月20日(金)に発売します。



株式会社ユビキタス

http://www.ubiquitous.co.jp/





「Ubiquitous TPM Security」は、コンピューターの信頼性と安全性を高める国際業界標準規格を制定する業界団体「Trusted Computing Group(TCG)」が策定したTPMを利用するためのソフトウェアライブラリです。

TPMは耐タンパ性に優れたセキュリティモジュールの規格仕様で、対応したICチップでは内部に格納されている秘密鍵(暗号鍵)を取り出すことができないため、秘密鍵(暗号鍵)の安全性が担保されます。また、「秘密鍵(暗号鍵)と公開鍵のペアの作成」、「RSA暗号の符号化・復号」、「ハッシュ値の計算」、「デジタル署名の生成・検証」等、セキュリティに必要な機能を備えています。これらの機能により、「ハッキング」、「なりすまし」、「改ざん」を防止し、高いセキュリティを実現します。



Ubiquitous TPM Security

https://www.atpress.ne.jp/releases/100962/img_100962_1.png





高いセキュリティ機能を実現するTPMは、すでにWindows Vista以降のビジネス向けPCのデータ漏えい防止、マルチファンクションプリンタのカウンター値改ざん防止やデータ漏えい防止、その他さまざまな機器のセキュリティ対策に幅広く利用され、現在までに約24億台(※1)の機器でセキュリティ対策に利用されています。



一方、中国やロシア圏では、TPMの利用においてはISO/IEC国際標準として承認された最新のTPM2.0が必須になる等、最新スペックへの対応が急務となっています。また、2016年7月28日以降に出荷されるWindows 10搭載PC(コンシューマ向けを含む)では、Windowsハードウェア認定プログラムの要件としてTPM2.0の実装と有効化が必須となります。

今後、TPMを用いたセキュリティ対策はますます注目され、マルチファンクションプリンタやPOS端末等、高度な情報処理が必要な組込み機器や次世代コネクティッドカーへの採用が広がるものと考えられています。「Ubiquitous TPM Security」は、コンパクトなプログラムサイズでいち早くTPM2.0に対応し、市場ニーズに応えます。



ユビキタス社は、デジタル機器の機器認証や、SSLなどのインターネットセキュリティなど多数の組込み機器のセキュリティ対応の経験と実績を元に、今回の「Ubiquitous TPM Security」をIoT時代のセキュリティリスクに立ち向かう強力なセキュリティ製品としてラインナップに加え、システムへの実装のノウハウと併せて展開することで、機器製造事業者やサービス事業者がIoTを活用したサービスを安心、安全に実現するためのソリューションを提供してまいります。





■製品仕様および特長

<Ubiquitous TPM Security>

・TCGが策定したTPM1.2に対応

・TCGが策定した最新スペックのTPM2.0に対応予定(今夏対応予定)

・プログラムサイズが小さく、組込みシステムに最適化

・セキュリティレベルを更に高める2つのオプションを提供可能

 - システム構成ファイルに対する改ざんを検知する「Ubiquitous TPM Secure Boot」

 - TPMと連携可能なOpal対応(※2)のドライブ(HDDやSSD等)を制御する「Ubiquitous Opal Manager」



<Ubiquitous TPM Secure Boot ※オプション>

「Ubiquitous TPM Secure Boot」は、TPMを利用してシステム起動時もしくは動作中に、システム構成ファイルに対する改ざんを検知するソフトウェアライブラリです。

改ざんの検知には「計測検証」を用いており、システムの安全性の確認を確実に行えます。



<Ubiquitous Opal Manager ※オプション>

「Ubiquitous Opal Manager」は、Opal対応(※2)のドライブ(HDDやSSD等)を制御するソフトウェアライブラリです。

秘匿データの保護、ドライブの再利用化および安全なドライブの廃棄を行うための機能を提供します。

「Ubiquitous Opal Manager」は、開発キットとしてソースコードを含むテスト用アプリケーションを提供し、アプリケーションを容易にカスタマイズして開発できます。





※1:TCG技術を使った製品として、2016年3月時点でのTCG公表値

※2:TCGが策定したドライブのデータ暗号化を行う仕様で、Trusted Computing Group Storage Security Subsystem Class(通称:Opal SSC)仕様として公開されています。



※本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。



■株式会社ユビキタス(証券コード:3858)について

ユビキタス社は、2001年に創業された組込み機器向けを中心としたコンピュータソフトウェアの開発・ライセンスを行う企業です。ユビキタス社会において必要となる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術、IoT(Internet of Things)時代に向けたクラウドプラットフォームなどの多数のソフトウェアとサービスを提供しております。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。



本社所在地 : 東京都新宿区西新宿1-21-1 明宝ビル6F

URL    : http://www.ubiquitous.co.jp/





■投資家の皆様へ

本プレスリリースは、ユビキタス社の定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。当社業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である、決算短信などをご参照ください。





<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>

■株式会社ユビキタス 事業本部 コネクティビティ事業部 事業企画部

担当 : 橋本

TEL  : 03-5908-3451

E-Mail: sales_info@ubiquitous.co.jp
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