
滋賀県日野町で女性が殺害された「日野町事件」の再審公判に向けて新たに開示された証拠について、弁護側は5日、これまで「不存在」とされていた証拠が含まれていたと明らかにした。大津地裁であった三者協議後、取材に応じた弁護側は「強い憤りを感じる。引き続き開示を求めていく」と述べた。
検察側は10月、追加で57点の証拠を開示する意向を示し、弁護側が中身を確認した。弁護側によると、強盗殺人罪で無期懲役が確定した阪原弘(ひろむ)さんの再審請求審では、検察側が「(阪原さんの)アリバイに関する証拠は開示済み以外に存在しない」と回答していた。しかし、追加開示された57点のうち、半数以上はアリバイに関するものだったとしている。
大津地検は「再審請求審では、弁護側から求めがあった証拠を提出することにしていたと承知している」とのコメントを出した。【斉藤朋恵、江田将宏】
