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猛暑で脚光「アイススラリー」急拡大 企業も注目の熱中症対策


 30日に兵庫県丹波市で国内最高気温41・2度を観測するなど猛烈な暑さが続いている。熱中症対策の重要性が増す中、注目されているのが効率的に体を冷やせるシャーベット状飲料の「アイススラリー」。企業も相次いで関連商品を投入している。

 23~25日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれた、暑さを解決する商品や技術を紹介する見本市「猛暑対策展」。電機メーカー・シャープのブースでは、小型の冷蔵庫が関心を集めていた。ペットボトル飲料を凝固点以下でも凍らない過冷却状態にすることで、アイススラリーを手軽に作れるという。

 アイススラリーとは、細かい氷と液体が混ざった飲み物。水分と氷を同時に取り入れて体を内側から効率良く冷やすことができる。運動や作業の前にあらかじめ体温を下げる熱中症対策「プレクーリング」の手段としても有効とされる。

 シャープは5月から法人向けにアイススラリー冷蔵庫のレンタルを開始した。6月から職場での熱中症対策が義務化されたこともあり、建設会社や工場、学校などから多数の問い合わせが寄せられているという。担当者は「2027年に3000社での導入を目指したい」としている。

 大正製薬は熱中症対策商品のラインアップを拡大し、4月には新たな味の「リポビタンアイススラリー」を発売した。「企業からの問い合わせが非常に増えており、アイススラリーは昨年から生産を3倍に増やした。さらなる増産も検討している」(担当者)という。

 大塚製薬も18年から「ポカリスエット アイススラリー」を販売しており、近年の猛暑で売れ行きは好調だ。6月からは大阪・関西万博の会場スタッフの熱中症予防にも活用されている。【成澤隼人】

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