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トランプ氏、MAGAに「愚かな人々」 政権批判にいら立ち爆発


 トランプ米大統領は16日、少女らへの性的虐待罪などで起訴されて勾留中に死亡した実業家を巡り、政権の情報公開が不十分だと批判する自身の熱心な支持者らを「愚かな人々だ」「彼らの支持はもういらない」と非難した。事態の沈静化に努めてきたトランプ氏だが、批判や情報公開への圧力は高まっており、いら立ちを爆発させた形だ。

 自身のソーシャルメディアへの投稿で、トランプ氏は「私の過去の支持者がデマにだまされている」と指摘。情報公開を求める共和党支持者らを「弱虫」と呼び、「民主党の仕事をやってもらおう」と皮肉った。

 ホワイトハウスでバーレーンのサルマン皇太子と会談した際には「重大な問題を抱え、数年前に亡くなった人物に時間を浪費している。民主党の仕事をしている愚かな人々だ」などと記者団に語った。

 トランプ氏の熱心な支持層である「MAGA(マガ)」派の間では、実業家ジェフリー・エプスタイン氏(2019年死亡)が少女買春に関する著名人の「顧客リスト」を残していたという説が定着。当局はエプスタイン氏は自殺したと判断したが、「有力者に口封じのため殺害された」という陰謀論も広がっている。

 しかし、司法省と連邦捜査局(FBI)は7月上旬、リストは存在せず、死因も自殺だと断定。さらなる情報公開は適切ではないとの立場を示した。

 これに対し、「真相解明」を期待していたMAGA派は猛反発している。インフルエンサーやポッドキャストの主催者らが対応を糾弾する声をあげ、連邦議会下院では一部の共和党議員らが司法省に情報公開を求める運動を開始。ジョンソン下院議長は保守系コメンテーターのインタビューで、全ての情報を開示して国民に判断を委ねるべきだとの考えを明かした。

 さらに、トランプ氏の元側近であるスティーブ・バノン元首席戦略官はMAGA派の若者らが集まる集会で、このままいけば「MAGA運動の10%を失うことになる」と述べ、26年中間選挙で共和党が大幅に議席を減らすことになると警告した。【ワシントン西田進一郎】

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