
太陽活動が活発になる「極大期」を迎えています。太陽から放出される高エネルギー粒子は、通信網や人工衛星に大きな影響を与える恐れがあります。1分で読める「サクッとニュース」、今回は、太陽表面の爆発現象「太陽フレア」の影響について解説します。
Q 太陽フレアって?
A 太陽の表面で起きる大きな爆発現象で、高エネルギー粒子やエックス線が宇宙空間に放出されます。昨年5月に大規模な太陽フレアが連発し、日本各地でオーロラが観測され、この現象について知った人も多いと思います。
Q 太陽フレアが起きると何か困るの?
A 太陽フレアによって放出される粒子は、通信網や人工衛星などに障害を起こすことがあります。
Q 何か対策はある?
A 情報通信研究機構(NICT)が6月、新しい警報システム「新宇宙天気イベント通報(通称セイファー)」を稼働しました。太陽フレアの影響を分析し、警報や注意情報を出します。
Q どうしたら情報を受け取れるの?
A 主に事業者向けの想定ですが、情報はメールで配信され、希望者はNICTの専用サイトから登録できます。