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<1分で解説>「トカラの法則」「5日に大災害」SNS信じていい?


鹿児島県のトカラ列島近海で地震が相次いでおり、SNS上で「トカラの法則」という噂が広まっています。この「法則」は、トカラ列島で地震が多発すると日本の他の地域で大地震が発生するとするものですが、専門家は科学的根拠がないと否定しています。トカラ列島は、フィリピン海プレートが陸側プレートに沈み込む特殊な地形により、地震が多発しやすい地域です。現在発生している地震は小規模であり、巨大地震の前兆ではないとされています。また、「2025年7月に大災害が起こる」という予言もありますが、こちらも科学的根拠のないデマです。

 鹿児島県のトカラ列島近海で地震が相次いでいます。交流サイト(SNS)では「トカラの法則」という投稿が見られ、大地震の予兆だと指摘する人もいます。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「『トカラの法則』は信じていいの?」について解説します。

Q トカラ列島近海で地震がたくさん起きているって聞いたよ。どれくらい多いの?

A 鹿児島県・トカラ列島近海を震源とする地震の発生から1日で10日間が過ぎ、福岡管区気象台によると、1日午前11時までに観測した震度1以上の揺れは740回を数えました。

Q 「トカラの法則」って言われているけど。

A 「トカラの法則」とは、トカラ列島近海で地震が多発すると、その後に日本の別の場所で大地震が起きるという俗説です。

Q この法則は本当なの?

A いいえ、熊本大学の横瀬久芳准教授など専門家は「科学的な根拠はない」とはっきり否定しています。

Q どうしてこの俗説が広まったの?

A 2016年ごろからSNSで話題になり始めました。当初は「トカラで地震が多いと桜島が噴火する」という内容でしたが、だんだん「大地震が起きる」に変わっていきました。

Q 実際に大地震の前にトカラで地震があったの?

A 16年の熊本地震や24年の能登半島地震の前にも、トカラ列島近海で地震がありましたが、偶然の可能性が高いとされています。

Q トカラ列島近海はどうして地震が多いの?

A トカラ列島周辺の海底では、フィリピン海プレートが陸側のプレートに沈み込んでいて、特殊な地形の影響で普段から地震が多い場所です。

Q 今回の地震は大きいの?

A 今回の地震はすべて小規模で、巨大地震を誘発することは考えにくいと専門家は話しています。

Q 7月に日本で大災害が起きるっていう話もあるとか。

A 漫画家・たつき諒さんの作品「私が見た未来 完全版」や、香港の風水師の動画などがきっかけで、「2025年7月に大災害が来る」という予言が広まりました。

Q こっちは信じていいの?

A 気象庁は「日時と場所を特定した地震予知はデマ」とホームページで説明しています。科学的根拠はありません。

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