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酔った旅行客、寺院に侵入し文化財の手すり壊す 京都


24日朝、京都市の正伝永源院で、米国籍の酔った男性旅行客が府指定文化財の本堂の手すりや扉を破損しました。男性は南側の勝手口から侵入し、本堂を囲む手すりを上ろうとした際に傷つけたほか、木製扉も壊しました。男性は居宅の扉をたたき、寺側が警察に通報したものの居宅に被害はありませんでした。男性はその後、寺を再訪し、翻訳アプリを通じ「人生最大の過ち、本当に申し訳ない」と謝罪。「お寺を見たかった」と理由を述べました。初めて観光客が侵入した同院では、住職がオーバーツーリズムへの対策を求めています。

 24日午前6時20分ごろ、織田信長の実弟、織田有楽斎(うらいさい)とゆかりが深い建仁寺塔頭(たっちゅう)・正伝永源院(京都市東山区)で、酒に酔った米国籍の男性旅行客が府指定文化財の本堂の手すりなどを破損した。男性はその後謝罪した。寺側は被害届を出していない。

 正伝永源院の真神啓仁(まがみけいにん)住職(48)などによると、男性は同院の南側にある勝手口から侵入。庭園を徘徊(はいかい)した後、本堂を囲む木製の手すりを上ろうとした。その際に手すりの表面が削れ、破損した。

 手すりを含む本堂は2015年に府指定文化財に指定。男性は他にも、木製の扉を壊すなどしたという。

 真神住職は、男性が併設する居宅の扉をたたいたことで侵入に気がつき、110番。東山署員らが駆けつけたが、居宅での被害はなかった。

 同日午前中に男性は再度、同院を訪れ「自分の人生で最大の過ち。本当に申し訳ない」と翻訳アプリを通じて真神住職に謝罪した。理由については「お寺を見たかったから」と話したという。

 同院に観光客が侵入したのは今回が初めてといい、真神住職は「日常の生活でも気をつけないといけない状況になってきた。オーバーツーリズムの弊害が出ているので対策してほしい」と話した。【資野亮太、水谷怜央那】

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