
東京都議選では、石丸伸二・前広島県安芸高田市長が作った地域政党「再生の道」の選挙戦にも注目が集まりましたが、全候補者が落選する結果となりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「石丸新党『再生の道』と都議選」を解説します。
Q 「再生の道」ってどんな政党なんだっけ?
A 「再生の道」は、前の広島県安芸高田市長だった石丸伸二氏が作った新しい地域政党です。石丸氏は去年の都知事選で小池百合子氏に続く次点につけたことで注目を集めました。
Q どんな政策を掲げたの?
A この政党は、特に決まった公約を掲げず、「有能な人が選挙に出やすい仕組み」をつくることを目指しました。党のルールは「任期は最長2期8年」だけ。党が都議選の候補者を募集したところ、1128人も応募がありました。結果、自民党と並んで最多の42人を擁立することになりました。
Q 候補者はどんな選挙活動をしたの?
A 石丸氏は「候補者が自由に政策を主張すればいい」というスタンスでした。朝と夕方、駅頭に立って演説を行う候補者もいましたが、出馬は初めてでどんな活動をすればいいのか分からない人も多かったようです。
Q SNSやユーチューブも使っていたの?
A はい、動画配信を積極的に行った候補もいましたが、支持を広げられませんでした。候補者は既存政党のような地盤がない中での活動に戸惑い、苦戦しました。