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死んだ猫150匹、動物愛護団体の会員宅で発見 飼育崩壊か 熊本


熊本市動物愛護センターは、熊本市北区の住宅で約150匹の猫の死体が見つかったと発表し、動物愛護法違反の疑いで県警に刑事告発しました。住人の女性は動物愛護団体に所属しており、「多頭飼育崩壊」が生じていた可能性があります。女性は2020年から団体に参加、個人でも猫を預かっていました。通報により調査が始まり、自宅や関連施設からの死骸回収、12匹の生存猫を保護しました。動物愛護団体代表は市や警察と協議し、再発防止策を検討しています。

 熊本市動物愛護センターは10日、同市北区の住宅で猫約150匹が死んでいるのが見つかったと発表した。住人の女性は動物愛護団体の会員で、数が多すぎて管理できなくなる「多頭飼育崩壊」が起きた可能性がある。センターは動物愛護法違反(愛護動物虐待)の疑いもあるとして、熊本県警に刑事告発した。

 センターによると、女性に猫を譲渡した人から5月27日、「返してほしいと言っても返してくれず、引き取りに行くと猫が死んでいた。足の皮がはがれるなど虐待の形跡もあった」と通報があった。

 その後の調査などで、自宅や納屋、別棟から約150匹の猫の死骸を回収。腐敗したり、白骨化したりしていたものもあった。家の中はごみが散乱して猫の排せつ物も片付けられていなかったといい、生きていた猫12匹が保護された。

 女性が所属する愛護団体は飼い手のない猫や犬を預かり、新しい飼い主につなぐ活動をしている。団体によると、女性は2020年に加入し、団体以外からも個人で猫を預かることもあった。団体側の聞き取りに、女性は「なんでこうなったのか私が聞きたい」などと話しているという。

 センターには24年7月と11月にも女性の虐待を疑う相談があったが、当時は猫の衰弱や死骸は確認されなかった。滝本勉所長は「どこまで踏み込んで対応できるかは今後、検討していく」と述べた。愛護団体の代表は「このようなことになり大変申し訳なく思う。市や警察と協議し、今後の対応を検討したい」と話した。【中村敦茂、野呂賢治】

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