小泉新農相、韓国でのあだ名は「ファンクルセク座」 由来はあの発言

　韓国メディアは、自民党の小泉進次郎氏が21日に農相に就任したことについて、一斉に報じた。小泉氏はその独特な発言などから、韓国でも広く知られ、不思議なニックネームまでついている。

　小泉氏が韓国で有名になった契機は、2019年に米国であった気候関連イベントでの次の発言だった。「気候変動のような大きな問題は楽しく、クールで、セクシーに取り組むべきだ」

　この発言を受けて、韓国では、英語の「ファン（楽しい）」「クール」「セクシー」の三つの単語をもじって、「ファンクルセク座（ジャ）」の異名が小泉氏に付けられ、広まった。

　「座」はインターネット上で人をおだてる時に使用する言葉だ。

　今回の農相就任に際しても、大手紙「中央日報」や通信社「ニューシス」などが「『コメ発言』日本の農相更迭　後任には『ファンクルセク座』小泉氏」などと報じた。

　韓国では小泉氏の動向が度々報じられている。昨年の自民党総裁選への立候補時も各社が詳しく伝えた。

　同じ内容を繰り返す「小泉構文」は韓国でも知られる。韓国日報は「同語反復または循環論法に過ぎない」と指摘しつつ、「中毒性が高い」と紹介した。【ソウル日下部元美】