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「大きく育ってね」 静岡・沼津特産のタカアシガニ41匹を放流


静岡県沼津市戸田で、特産のタカアシガニの放流が行われました。地元のこどもたちも参加し、41匹のカニが海に放たれました。放流は水産資源の保護を目的としており、特に卵を持った雌の放流により繁殖が期待されています。子供たちはカニにタグを取り付け、その重さと甲羅の幅を測定しました。放流イベントに関与した地元の学校の学生たちは、感慨深げにカニの成長を期待しています。地元では大正時代からタカアシガニが漁獲されていましたが、商業化は1960年頃から始まりました。放流活動は、地元の個人のイニシアチブから始まり、現在では商工会が主催しています。2002年以降、50匹が再捕獲されています。

 駿河湾のトロール網漁の拠点である静岡県沼津市戸田で16日、特産の世界最大級のカニ、タカアシガニの放流が行われた。水産資源の保護が目的で、地元の戸田小中一貫校の5~7年生(小5~中1)18人も漁船に乗り込み、「大きく育ってね」と声をかけながら海に放した。

 この日、海に放流されたのは41匹。うち卵を持った雌は8匹で、卵がかえり大きく育つのが期待される。放流前に子供たちはカニの脚に再捕獲の目印となるタグを取り付け、重さと甲羅の横幅を測った。最も大きいカニは重さ5キロ、横幅は22センチあった。逆に最も小さいカニは0・7キロ、9・7センチだった。

 放流に参加した伊藤太陽さん(6年)は「カニは触ると、とげとげしていた。大きくなって帰ってきたらうれしい」と弾んだ表情で話した。

 戸田では大正時代からタカアシガニが漁獲されたが、当時は大味だとして見向きされず、本格的に商品化されたのは1960年ごろという。放流は地元の食堂経営者が1人で始め、現在は沼津市商工会戸田支所が主催している。2002年から昨年までの23年間では2282匹を放流し、うち50匹が再捕獲されている。【石川宏】

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