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トランプ氏、FRBパウエル議長に退任要求 「いつも間違っている」


トランプ米大統領は、利下げに慎重なFRBのパウエル議長について早期退任をSNSで示唆した。トランプ氏は、パウエル氏の政策判断が常に遅れていると批判し、欧州中央銀行の利下げ見通しを引き合いに、FRBも迅速に利下げを行うべきだと主張した。彼は、パウエル氏の講演を指して「ふざけた報告」と非難し、トランプ政権の関税政策が経済に悪影響を及ぼすとのパウエル氏の懸念を批判。トランプ氏はパウエル氏に対し、再三にわたり利下げを求めているが、逆に経済政策がもたらす信用不安から米国債が売られ金利が上昇している状況。パウエル氏は、関税がインフレを再燃させる可能性があるとして利下げに慎重な姿勢を続けている。

 トランプ米大統領は17日、利下げに慎重な米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長について、早期に退任すべきだとの考えを示した。自らの交流サイト(SNS)に「パウエル氏の退任はいくら早くても早過ぎることはない」と投稿した。

 トランプ氏はSNSで、パウエル氏について「いつもあまりに遅く間違っている」と主張。欧州中央銀行(ECB)が17日の会合で利下げするとの観測が出ていることを引き合いに、FRBも早期に利下げすべきだと迫った。

 トランプ氏は、パウエル氏が前日の講演で、「全く『ふざけた』報告をした」とも主張。「米国は関税で裕福になりつつある」として、トランプ政権の関税引き上げが「物価上昇(インフレ)と経済悪化を引き起こす」と懸念したパウエル氏を批判した。

 トランプ氏はかねてパウエル氏に利下げを急ぐよう要請しているが、市場では、トランプ政権の「相互関税」などを受けて信用を失った米国債が売られ、逆に金利が上昇する事態になっている。パウエル氏は関税によるインフレ再燃懸念で利下げに慎重な考えを示している。【ワシントン大久保渉】

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