
札幌市南区の民間動物園「ノースサファリサッポロ」が市街化調整区域で許可を得ずに開設されていた問題で、運営会社「サクセス観光」は10日、今年9月末に閉園することを公式ホームページで公表した。動物の移動をめぐり、協力施設の受け入れ準備などに時間を要することなどから、閉園予定日を9月末にしたと説明している。
動物の移動について、同社は「安全と福祉を最優先に考え、適切な環境での管理を継続するため、慎重に対応を進めている」「大型動物の移動は、受け入れ先の準備に期間を要するため、準備が整い次第、移動を進めていく」などと説明している。
また、星野和生・代表取締役が辞任し、目黒清志園長が後任に就くことも公表した。新体制で動物の移動と施設の撤去を行う方針。【高山純二】