
新潟市は7日、市営の青山斎場(同市西区)で、火葬を終えた遺骨を取り違える事案が発生したと発表した。
同市によると、5日午後0時半ごろ、火葬を終えた遺骨を骨つぼに入れるため、指定管理者の職員が収骨室へ案内した際、同姓の別遺族を案内した。収骨中に、台車にあった故人の名前が違うとその遺族から指摘があったが、職員は十分に確認しないまま最後まで収骨した。終了後、予約票を確認したところ、取り違えに気づいた。
市は指定管理者に対し、火葬スケジュールの把握や確認の徹底を強く要請したという。中原八一市長は「あってはならないことで、ご遺族の心に深い傷を負わせてしまった。今後このようなことが決して起こらないよう深く反省する」とコメントを出した。【石田奈津子】