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食中毒で営業停止→再開初日23人に症状 大阪の和食店が営業禁止に


大阪府は、河内長野市の和食店「日本料理 喜一」で提供された懐石料理により23人が食中毒になったと発表しました。この店では2月中旬にも食中毒が発生しており、今回の事件は営業再開の初日でした。食中毒の原因となったのは2月22日から24日に提供された刺し身や煮物などで、23人が嘔吐や下痢を訴えました。府の調査により、11人からノロウイルスが検出されました。この事件を受けて、店は無期限の営業禁止処分を受け、衛生管理の改善が求められています。前回の食中毒時、従業員からノロウイルスが検出されたことを受け、府は手洗いや調理場の消毒を徹底するよう指導していました。

 大阪府は2日、河内長野市の和食店「日本料理 喜一」で提供された懐石料理を食べた10~86歳の男女23人が体調不良を訴え、食中毒と断定したことを明らかにした。全員が入院をせず、現在は快方に向かっている。

 この和食店は2月中旬にも食中毒が発覚し、2日間の営業停止処分を受けたばかりだった。府は営業再開の初日に再び食中毒が発生したとして、食品衛生法に基づき無期限の営業禁止処分を出し、衛生管理の改善計画書の提出も求めた。

 府によると、食中毒の原因となったのは2月22~24日に提供された懐石料理で、23人は刺し身や煮物、あえ物などを食べた後、嘔吐(おうと)や下痢などの症状が出たという。

 一部の客が26日に富田林保健所に連絡。府の調査で23人が体調不良を訴えていたことが分かり、うち11人からノロウイルスが検出された。

 この和食店を巡っては、2月中旬に懐石料理や仕出し弁当を食べた客33人の食中毒が判明した。従業員7人のうち5人からノロウイルスが検出されたため、府は従業員の手洗いや調理場の消毒の徹底を指導。営業停止処分を経て22日から営業を再開したが、その初日から提供された料理で再び食中毒が発生した。【古川幸奈】

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