
放送番組や映画などの活性化や人材育成を議論する「コンテンツ産業官民協議会」の第2回会合が13日、首相官邸で開かれた。委員の一人だったフジテレビの遠藤龍之介副会長が辞任した。元タレントの中居正広氏による女性とのトラブルを巡るフジテレビの問題が、政府の会議の運営にも影響した形だ。
遠藤氏は日本民間放送連盟(民放連)の会長も務めていたが、民放連は今月5日、一連の問題を受けて、遠藤氏が辞意を表明したと発表。内閣府によると、この発表に合わせて、遠藤氏から辞任の申し出があったという。
後任は民放連専務理事の堀木卓也氏が務めることになったが、今回の会議は欠席だった。会議では、フジテレビの問題は議題に上らなかったという。【古川宗】