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福岡市地下鉄、過去最大規模の19往復増便へ 空港線・箱崎線


福岡市交通局は、市地下鉄空港線・箱崎線のダイヤ改正を発表し、3月15日から平日の朝夕ラッシュ時に過去最大規模の19往復を増便すると明らかにしました。人口増とインバウンド客の回復により利用者が増加していることから、通勤・通学および帰宅時の混雑緩和を目指しています。この改正により、朝のラッシュ時は7往復、夕のラッシュ時は12往復が追加され、混雑率を朝は約125%に、夕方は約90%に緩和する計画です。今回は七隈線のダイヤには変更がなく、車両増設が計画されています。福岡市の高島宗一郎市長も、七隈線の混雑緩和を進める意向を示しています。

 福岡市交通局は4日、3月15日に市地下鉄空港線・箱崎線をダイヤ改正すると発表した。姪浜―福岡空港間で平日の朝夕ラッシュ時に過去最大規模となる計19往復を増便する。人口増やコロナ禍からのインバウンド客の回復で利用者が増加する中、通勤通学や帰宅時の混雑緩和を狙う。

 市交通局によると、計19往復の増便は、市が2024年11月に空港線・箱崎線で運行を始めた新型車両「4000系」の導入などを受け、1993年の博多―福岡空港間の延伸以降では最大となる。

 改正により、平日の午前7~9時台に7往復、午後5~7時台に12往復それぞれ増やす。ラッシュ時の混雑率は平日午前8時台で現行の約130%から約125%、平日午後5~6時台は約120%から約90%に緩和したい考え。朝ラッシュ時の最小運行間隔は姪浜―中洲川端間では約10秒短縮され、平均2分50秒となる。

 今回は七隈線のダイヤ改正はなく、26~27年度に新たな車両を計4編成増やす予定という。高島宗一郎市長は4日の定例会見で「七隈線の混雑緩和の対応も必要だ。車両の数を増やせるように作っているので車両ができたら走らせる」と話した。【竹林静】

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